子どもを怒ってしまった日。在宅会議の乱入を防ぐ「お願いミッション作戦」
在宅ワーク中、大事なオンライン会議をしている時に限って、子どもが話しかけてきて困っていませんか。
我が家にも、元気いっぱいで無邪気な小学校4年生の息子「こねこ君」がいます。
「今は会議中だから後にして」と何度伝えても、平気でドアを開けてくる彼に、つい声を荒げてしまい、後で猛烈な自己嫌悪に陥る……。
同じような悩みを抱えて、日々仕事と育児の両立に苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。

1「なぜ今なの」オンライン会議を破壊する無邪気な襲撃
僕は先日、取り返しのつかない失敗をしてしまいました。
その日は、僕が司会を務めるお客様との重要なオンライン会議がありました。 ピリッとした空気の中、順調に議事を進めていたその時です。
「お父さん。宿題終わったよ!Switchやりたい!」
学校から帰ってきたこねこ君が、勢いよく部屋に飛び込んできたのです。
マイクにはしっかりと、こねこ君の声が響き渡りました。
僕は慌ててマイクをオフにし、こねこ君に指示をして、マイクオン後、画面の向こうのお客様に平謝りすることになりました。
なんとか会議を終えましたが、僕の頭の中は怒りで沸騰していました。
終わるなり
「仕事中だよね?なんで分からないの?」
と、こねこ君にきつく怒鳴ってしまったのです。。

2.大人の都合を押し付けていた自分への気づき
こねこ君はビクッとして、みるみるうちにシュンとうつむいてしまいました。(ハッとしましたが時すでに遅し)
その日の夜、お母さんに今日の出来事を話すと、静かにこう言われました。
「私からもフォローはしたけれど、こねこ君、しょんぼりしていたわよ。
お父さんのお仕事の邪魔をしちゃったって、すごく落ち込んでた」
その言葉を聞いて、僕は考えました。
もし僕が会社に出社していれば、こんな悲劇はそもそも起きませんでした。 家で仕事をしているのは大人の都合です。
子どもからすれば、家に大好きな父親がいるのだから、話しかけてはいけない理由なんて完全には理解できなくて当然なのです。
特にこねこ君は人と話すのが大好きなのです。
「ごめん……なんであんなにキツく怒鳴ってしまったんだろう」
自分の都合ばかりを押し付け、こねこ君の無邪気な気持ちを傷つけてしまったことが情けなく、胸がギュッと締め付けられました。
配慮すべきだったのは、まだ小学生のこねこ君ではなく、大人の僕の方でした。

3. 視覚で伝える「お願いミッション作戦」と消せるペンの秘密
翌朝、僕はこねこ君に昨日のことをしっかりと謝りました。
そして、同じ失敗を繰り返さないために、ある仕組みを作ることにしました。
名付けて「お願いミッション作戦」です。( 実はこれ、こねこ君が小学校低学年のときにしていた「忘れ物チェックリスト」の応用なのです。)
こねこ君が学校から帰宅した後の過ごし方は、現在大きく分けて次の4つのパターンがあります。
・外の公園に遊びに行く。その後、宿題
・お友達の家に行く。その後、宿題
・宿題をして、家で遊んで、徒歩5分の習い事(※学童から変更)
・宿題をして、家で遊ぶ
僕は最初に、このパターンに合わせた基本の指示書を4つ作成しました。
透明なカードケースにその日のパターンの指示書を挟み、玄関の目立つところに立てかけておきます。
さらに、その指示書の上には、付箋で「お父さんの今日の会議の時間」を分かりやすく書いて貼っておくことにしたのです。
ちなみに、この基本の指示書はフリクションペンで書きました。
最初から完璧なルールを作るのは難しいものです。
実際にやってみて、こねこ君の反応を見ながらミッションを追加したり削除したりと、親子の間で「依頼内容」がしっかりと固まるまで、何度でも簡単に修正できるようにするためです。
そして、ミッションをクリアした時のご褒美も、こねこ君と二人で話し合って決めました。
「ミッションを全部クリアできたら、Switchで遊んでいい、外に遊びに行っていい」というルールにし、あらかじめ制限時間を設定したSwitch本体を、指示書と一緒に玄関に置いておくことにしたのです。
親から一方的にルールを押し付けるのではなく、「二人で一緒に決めた」という納得感と、帰宅してすぐに大好きなご褒美が目に入ることで、こねこ君自身がワクワクしてミッションに取り組める工夫を盛り込みました。

4. 自ら考えて動く背中に教えられたこと
指示書と付箋があることで、こねこ君の中で「今日はどう動けばいいか」が視覚的に明確になりました。
僕が会議中で声をかけられない時でも、帰宅してすぐに玄関のカードケースを見て、自分で考えて動けるようになったのです。
ある日の夕方、会議を終えて部屋を出ると、玄関に置かれた指示書の上に一枚のメモが置いてありました。
「ミッションクリアしたよ。お仕事おつかれさま」
そのメモを見た瞬間、僕の胸の奥がギュッと熱くなりました。

【お父さん猫コメント】
怒ってしまったあと自己嫌悪。皆さんありますか?
仕事では当たり前のようにやっていた環境づくりを、家庭でも同じように、もっと温かい形で作ればよかったのです。ごめんね、こねこ君。
僕は余ったカードケースで指示書を自分用にも合わせて作ってみました。
デジタルを使いつつ、アナログも併用するのが僕にはあっているようです。(この透明カードケース、後日、妻が小学校のころあったねと懐かしがってました。僕も同じで買ってなんだか懐かしい気分になりました 。小学生の時、下敷きとかにしていた気がします😸)
これからも、お互いが笑顔で過ごせる工夫を続けていきたいです。
反応がないと寂しくて筆が止まりそうになるので、 『読んだよ』の代わりにスキ❤️を押していってもらえると嬉しいです😺

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