「こすらず30秒」は本当?風呂掃除の完全自動化を夢見たITパパの結果(浴槽掃除編1)
毎日の家事の中で、地味に精神力を削られる「お風呂掃除」、皆さんはどうされていますか?
「服の袖が濡れるのが嫌だ」
「冬場の浴室が寒すぎる」
「単純作業すぎて虚無感がある」
こんな風に、お風呂掃除に対してモチベーションが上がらず困っていませんか? 我が家は夏以外はお風呂を沸かす派です。温かいお湯に浸かるのは至福の時間ですが、それは同時に「浴槽洗い」というタスクの発生を意味します。
今回は、そんなお風呂掃除の「完全自動化」を夢見て、文明の利器(最新洗剤)に挑み、そして敗北した記録です。 同じように「楽をしてキレイにしたい」と考えている方の参考になれば幸いです。

1. お風呂掃除という名の単純労働
我が家では、お風呂掃除は僕(お父さん猫)の分担です。
システムエンジニアとして、業務では「効率化」「自動化」をよしとしていますが、家事においては極めてアナログな労働を強いられています。
特に冬場の風呂掃除は過酷です。
まくった袖が落ちてきて濡れる不快感、冷たい水、
そして何より「毎日繰り返される単純作業」。
「なぜ、現代の科学をもってしても、人は浴槽をスポンジでこすらなければならないのか?」
そんな疑問を抱きながら、僕は薬局の洗剤売り場を彷徨っていました。そこで、運命の出会いを果たしたのです。


2. 夢のデバイス「バスマジックリン エアジェット」
その製品のポップには、僕の心を鷲掴みにするキラーワードが並んでいました。
「浴そうのザラつき・ヌルつき こすらず30秒」
「連射ミストが広く、遠くまで、まんべんなく行き渡る」
これだ、と思いました。 バスマジックリン エアジェット。
従来の洗剤は「かけて、待って、こする」が必要でした。
しかし、この製品は「こすらず」と断言している。
しかも、これまでのスプレーとは違い、軽く引くだけで「シューーーッ」とミストが噴射され続けるという、特殊なトリガーギミック付きです。

3. ITパパの論理:これは「掃除」ではなく「散布ミッション」だ
僕は即座に購入を決定しました。僕の脳内では、完璧なロジックが構築されていました。
課題: 物理的な摩擦(こすり洗い)による時間と体力のロス。
解決策: 化学的な分解(エアジェット)によるプロセス代替。
期待効果: 作業時間の短縮(30秒)と、濡れるリスクの回避。
「スプレーをするだけで汚れが落ちるなんて、考えた人は天才だ。スプレーするだけで楽しいのに汚れまで落ちるなんて、これはもはや家事ではない。汚れという敵に対する『制圧射撃』だ」
帰宅した僕は、意気揚々と浴室へ向かいました。

4. 実装(使用)と、予期せぬバグ
早速、実践です。マスクを装着し、換気扇を最強にします。 トリガーを引くと、「シューーーッ!」という軽快な音と共に、きめ細かい泡が浴槽全体に広がります。
「楽しい……!」

普段の掃除は苦痛でしかありませんが、このガジェットを使う作業は、シューティングゲームのような快感がありました。連射しても指が疲れない。浴槽全体を泡でコーティングしていきます。
すると、その音を聞きつけたのか、こねこ君(小学生男子)が浴室のドアから顔を覗かせました。
「なにそれ! 僕もやりたい!」
ゲーム好きの彼にとって、この連射音は魅力的すぎたようです。しかし、僕はここで心を鬼にしなければなりません。
「ダメだ! これは強力な洗剤だから、吸い込むと危ないんだ。子供は立ち入り禁止だぞ」
「えー」
「安全管理上、仕方ないんだ。大人の装備(マスクと身長)がないと扱えない代物なんだよ」
不満げなこねこ君を下がらせ、僕は一人でミッションを続行しました。仕様通り30秒待ちます。そして、シャワーで流す。
見た目はピカピカです。
「完璧だ。これで僕の風呂掃除ライフは劇的に改善された」
そう確信し、確認のために浴槽の底を指でなぞってみました。
ザラッ……
あれ? もう一度なぞります。
ヌルッ……ザラッ……
おかしい。 見た目は綺麗なのに、指先の感触は「汚れが落ちきっていない」ことを伝えています。キュッとならない。湯垢特有の残留感が、確かにそこにありました。
「なんでだ……こすらず30秒たったらキュッとなると書いてあるのに……」

5. 常識人(お母さん猫)のデバッグ
首をかしげて浴槽を何度も撫で回している僕のもとに、妻のお母さん猫(事務職)がやってきました。
「どうしたの? ずっとお風呂場でブツブツ言って」
「いや、この新しい洗剤、こすらなくていいはずなんだけど、なんかザラザラするんだよ。初期不良かな?」
僕は洗剤のボトルを妻に渡しました。彼女は裏面の説明書きを一瞥し、冷静にこう言いました。

「あなた、裏面の『使用上の注意』読んだ?」
「え?」
「ここ。『汚れがひどい時はスポンジ等でこすってください』って書いてあるわよ」
妻はあきれ顔で続けました。
「吹きかけるだけで数年来の汚れがつるつるに落ちるような強力な薬品だったら、逆に人体に危険なんじゃない?」
がびーん。(死語)
「絶対落ちると思っていた……」
僕の「完全自動化計画」は、「ただし条件による」という注釈の前に脆くも崩れ去りました。結局、その日は大人しくスポンジでこすり洗いをしました。

6. 歴史は繰り返す:エアジェットEXの登場
しかし、ITエンジニアは諦めが悪い生き物です。 数か月後、同じ薬局で僕は新たな希望を発見しました。
「バスマジックリン エアジェット EX」
EX! エクストラ! パッケージには力強くこう書いてあります。
「浴そうザラつき・床ヌメリ こすらず30秒でキュッ!」
「シリーズ史上最強洗浄力」

無印でダメだった部分が、この「EX」でパッチ修正されているに違いない。今度こそ、ホントにこすらず30秒だ!
「これだっ!」
僕は迷わずカゴに入れました。 そしてその夜。
「シューッ!」(楽しい)
「30秒待機!」(ワクワク)
「流す!」 「指チェック!」
ザラッ……
以下、歴史は繰り返す。

【お父さん猫コメント】
…ふと思ったのですが、我が家は「2日に1回のお風呂掃除」という運用です。もしかしたら、毎日洗うご家庭ならきれいに落ちるのかもしれません。
前提条件が違っていたとしたらこの記事、花王のエンジニアさんに怒られちゃいますね(🙀💦)
・・・モデルケースの前提条件の記載お願いします😹
※実はこのシリーズ 風呂釜掃除だけで3記事書いたので週1で続きます😹
花王さん、最終記事まで怒らないでください😹
続編はこちら
反応がないと寂しくて筆が止まりそうになるので、 『読んだよ』の代わりにスキ❤️を押していってもらえると嬉しいです😺

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