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東大生のスクールカーストについて【#春から東大】

以前こちらの記事で、超進学校におけるスクールカーストについて説明した。「スクールカーストが高いか低いか」「オタク的か非オタク的か」という2軸で超進学校に通う高校生を分類し、「公立中学のカーストは権力が一元化しているが、超進学校では多元的」という結論を示した。

そこで今回は、東京大学に通う学生を、同様に2軸で分類する。私以外にも東大のスクールカーストを分かりやすく詳細に論じた記事があるので、今回はできるだけ私の体験談や独自の視点をもとに説明しよう。

結論から示すと、以下のようになると考える。それぞれのグループの名称は、各属性の人が主として所属しているコミュニティから取ることにした。

体育会系

所属:
野球部、ラグビー部、アメフト部といったメジャーな運動部

出身:
首都圏の中高一貫進学校(渋谷幕張など)や首都圏公立進学校(横浜翠嵐など)が多い。逆に、超進学校出身者は少ない。

性格:
公立中にいるような、いわゆる「運動部」と同じである。中高のクラスでも、ずっとカーストが高かったのだろう。集団で奇声を発していたり、大声で下ネタを言ったり、そんな感じの人たちだ。

オタクっぽい人はおらず、飲み会やスポーツとかを趣味としている。

進路:
総合商社、ディベロッパー、政府系金融といった日系の文系総合職のトップ企業にいく者も多い。やはり高学歴×体育会系との親和性が高いからだろうか。これに加えて、留学や学生団体所属など、+αの属性を持っていると、戦略コンサルや金融といった、外資系の超トップ企業に入社することも可能だろう。理系で院まで行った場合など、このなかでは「オタク的」な人は、メーカーや鉄道会社など、一般的な日系企業で働いている。

マイナー体育会系

所属:
空手部、柔道部、弓道部といった武術系・個人競技の運動部

出身:
出身高校に偏りはないように感じる。体育会系の中では緩くて、個人のペースで練習できるためか、超進学校出身者や女子が多い点も特徴である。そのため、中高で運動部未経験の者も入部できてしまうのだが、そうはいっても運動部なので、上下関係や練習についていけず辞めてしまう者が多い(私がそうである)。

性格:
様々なキャラクターの人がいると感じる。ザ運動部みたいな陽キャもいる一方で、「イカ東」「チー牛」みたいな見た目の者も多く、陰キャやコミュ障も結構存在している。

全員に共通することは「真面目」という点だ。遅刻や絶起といった失敗をしないし、上から言われたことは素直に実行するタイプである。大学生らしい下品なことや不謹慎なことも言わない。

また、「イカ東」「チー牛」みたいな見た目だからと言って、決して彼らはオタクではない。アニメとかゲームとかもするだろうが、ワンピースやスマブラといったメジャーなものであろう。マイナーなゲームをめちゃくちゃやりこんでいたり、オタク仲間とつるんだり、私のようにnoteに学歴厨な記事を書いたりしない。そういう意味で彼らは、やはり運動部マインドなのである。

進路:
官僚や銀行、メーカーといった所謂JTCが多い。彼らの持つ真面目さや穏やかさ、上下関係への適正が、日本的な「官僚組織」と親和性があるのだろうか。

筆者コメント:
マイナー体育会系を体育会系とあえて分けたのは、私が所属していた経験があり、解像度高く説明できるからだ。真面目で官僚的な風土は、私にはちょっと息苦しかった。

学生団体

所属:
起業、投資、ジェンダー、国際交流、TED運営などいわゆる「意識高い系」のサークル・学生団体

出身:
都内の中高一貫進学校が多い。男子なら麻布、女子なら桜蔭が多い。灘など関西進学校出身者は少ない気がする。

性格:
いわゆる意識高い系である。コミュ力が高くてリーダーシップもあり、社会への問題意識もある、みたいな人たちだ。所属団体の特徴上、早慶といった東大以外の大学とのつても豊富に持っている。

東大の中で容姿が最も整っているグループであるが、遊んでいるというより安定した恋人がいるイメージである。

進路:
これらの学生団体で主要な役職に就いていた者は、マッキンゼーやゴールドマンサックスといった外資系超トップ企業に入社しがちである。起業に成功して、就職しない者もいるだろう。

ただし、その他大勢の学生団体所属者が、どういう進路をたどるのかはよくわからない。

筆者コメント:
私と一番縁遠い人種であり、特徴があまり見えてこなかった。

テニサー

所属:
テニス、バドミントン、ウィンタースポーツ、ダンスなどのインカレサークル全般、学内限定のテニスサークル、広告研究会など

一口にインカレやテニサーといっても、カーストはけっこう幅広い。個人的には、学内限定テニサー>強豪インカレテニサー≧広告研究会>ダンス>その他有象無象のスポーツ系インカレサークル、の順にカーストが高いと感じるが、これは完全に私の主観である。

出身:
インカレはとにかく地方公立出身者が多い。しかも大阪や愛知といった主要都市ではなく、秋田、新潟、岐阜といった結構な「田舎」出身者が多い。すなわち浪人経験者も多い。

逆に、学内限定のテニスサークルは、都内の進学校出身者が多い。

性格:
インカレ所属者は、バランスがとれており、普通の陽キャ大学生といった感じである。公立の中高でやっていけるぐらいの、コミュ力や運動神経を持ち合わせている。中高時代から彼女も居たのだろう。容姿はそこまで良くないが、大学生らしいファッションで、ごまかせている。

彼らは地元では、文武両道でカースト最上位だったのだろうが、突出して何かができるわけではないので、東大に入学するとそこまで目立たない。そこでインカレサークルに入り、自分より偏差値が低い女子大生からチヤホヤされることで地元を「再現」しているのではないだろうか。

逆に学内テニサーは、都内進学校出身者が多く、女子も東大生ということで、なんだが学生団体と同じような、ガツガツした意識高い系の雰囲気を感じる。

オタクっぽい人は本当にいない。

進路:
ただ単にテニサーで大学生活を満喫しているだけでは、最上位企業に就職できるわけではない。日系大手企業や総合コンサルが多く、一番上の人で日系の投資銀行やNRIの経営コンサル部門に行きがちなイメージだ(これでも十分すごいが)。

強豪インカレテニサーや学内テニサーといった、カーストが高いテニサー出身でかつ、理系院に進んだり、海外留学に行ったり、起業したりと+αの属性を持っていると、戦略コンサルや外資金融といった超トップ企業に行く者もいる。

オタサー

所属:
地理部、時代錯誤社(駒場で拡声器を持って演説している集団)などをはじめとする、ニッチなオタクサークル

出身:
超進学校と地方公立に二極化されるイメージだ。首都圏の進学校(麻布、渋幕など)、都心の公立(日比谷、横浜翠嵐など)は少ない。その点で、「体育会系」と対極となるグループかもしれない。

超進学校出身者が多いのは、まあそうだろうと感じである。逆に地方公立出身で、文武両道ではないオタクタイプの人は、これまで学校に居場所がなかったに違いない。そのため大学に入ると、自分と同じ人種を求めて、このような「いかにも東大っぽい」オタサーに引き寄せられるのかもしれない。

性格:
超進学校に近い雰囲気である。チー牛の見た目で、早口でオタク語りをするといった「イカ東」であり、テレビで描かれがちな東大生像であろう。自分の興味があることはとことん追求するが、興味がないことには本当に無頓着である。

逆に言うと東大生で実際に「イカ東」なのは、このグループの人たちだけで、あとは普通の人である。世間がイメージするような東大生は意外と少ないのだ。


進路:
メーカーや鉄道会社、専門的な中堅・中小企業など。博士課程に進学する者もいる。

ノンサー

所属:
サークルに未所属、途中で辞めた、活動頻度が少なすぎるなど、サークルが大学生活の中心になっていない人を指す。

要はその他大勢であり、これが最大勢力ともいえるだろう。

出身:
様々であり、あえて特徴づけることはできない。

性格:
みんな「いい人」である。特定の組織に居場所を見つけたり、活動に打ち込んだりできなかったタイプなので、ガツガツしておらず、控えめで大人しいタイプだ。また彼らはオタクでもないので、無キャの私にとって、最も話しやすい。

サークルにアイデンティティを見いだせなくても、学科や課外活動、バイトなど他に仲がいいコミュニティを持っている人も多く、そこが大学生活のよさだろう(高校までだと、所属できるコミュニティがクラスや部活など学内に限られるので、そこで上手くいかないと詰む)。

また中には、本当に全く喋らないレベルのコミュ障や、大学に適合できず不登校になっている者もいる。彼らはちょっと闇を抱えており、あまり仲良くできない。

進路:
スペックや性格上、超一流企業に入社することはできないが、日系大手や官僚、総合コンサルなどに順当に就職していく。大学に適合できなかったタイプは中退していたり、無名の中小企業に行ったり、フリーターになったりしている。

まとめ

この記事では、東大生を「スクールカーストの高さ」と「オタク的か非オタク的か」の2軸で分類し、体育会系、マイナー体育会系、学生団体、テニサー、オタサー、ノンサーの6グループに分けた。東大のカースト構造は、運動部や意識高い系の地位が高い一方、超進学校で重視された「オタクっぽさ」や「社会不適合的な面白さ」は必ずしも高評価につながらない。雷獣チャンネルにおけるベテランちや今井など、超進学校でカーストが高かったタイプは東大に馴染めない傾向がある。

逆に、私のように超進学校に馴染めなかったタイプにとって、東大は「馴居心地がいい」場所に感じられる場合がある。新入生は、ちょうど今がどのサークルに入るか悩んでいる時期だろう。この記事を参考にどのサークルやコミュニティが自分に合うかを見極め、積極的に飛び込んでほしい!

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