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あなたとわたし 【ピリカ文庫 初夏】

あなたはわたしを見てくれていますか、髪の毛切ったんだよ、マスカラつけてみたんだよ、おでん10時間煮込んだんだよ、明日さ、お出かけしたいな、明日はさ、一緒にハンバーガー食べたいな、明日はさ、一緒に寝たいな、あなたはわたしを見てくれていますか、そんなわたしもあなたのこと、あまり見ていなかったみたい、勝手にわたしの想像であなたを創り上げてしまっていたのかもしれないね、

あなたはいつ帰ってきますか、部屋を涼しくして待っています、寝静まった頃に帰ってきたって知らないよ、窓を開けて下を眺めてみるけど、地面に反射した光が胸に突き刺さるだけで、あなたは見当たらないな、もしかしたら川沿いの道で涼んでるんじゃないのかな、あなたとわたしの思い出の道、あなたはきっと忘れてうわの空、日陰の通り道を抜けたら、きっと日差しにびっくりしてるんじゃないかな、わたしはあの時言ったの、ずっと「ただいま」「おかえり」に感謝してようね、あなたは何も言わず、手を繋いでくれたね、あなたはわたしを見てくれていましたか、


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