夕焼け色のラムネ【3つのお題に空想のひらめきを】
🎈お題①:「夕焼け色のラムネ」
🐾お題②:「あの日の駄菓子屋」
⏳お題③:「古びた映画館」
Geminiとchat GPTにかなーり手伝ってもらって、昭和ノスタルジー挑戦しました💦
絵は浮かぶのになかなか文章にならなくて、大苦戦‼️
表現力、もっと学んでいきたいですね!
1,300字ほどになりました。
よろしくお願いします🙇
古びた映画館を出ると、外は夕焼けで真っ赤に染まっていた。
「なんや、まどろっこしい展開やったなぁ〜!
はよ言えや!!って突っ込みそうになったわ…。」
ケンちゃんが笑いながら言うと、こよりはアハハと笑った。
「ケンちゃんの脚本やったら、15分で映画終わってまうわ!!」
「スピード勝負やろ!
思い立ったらスパッと行動せなあかんで。」
「……ケンちゃんはロマンが欠落してるな。」
高校生になった2人は、昔みたいに毎日遊ぶことは減ったけれど、こうして時々一緒に出かけていた。
今日観た映画は、駅前にある古びた映画館でやっていた古い恋愛映画だった。
館内は少しカビ臭くて、椅子はギシギシ鳴ったけれど、こよりは「こういう雰囲気好き」と嬉しそうだった。
映画館を出たあと、2人は商店街を並んで歩く。
すると、見慣れた駄菓子屋が見えてきた。
「あっ、まだやってる!」
こよりが声を上げる。
「うわ、懐かし…。」
店先には、色あせたアイスの看板や、くじ引き、10円ガムが並んでいた。
小学生の頃、秘密基地へ行く前によく立ち寄った店だった。
「ケンちゃん、これ好きやったやろ?」
「お前こそ、そのラムネ絶対買うよな。」
結局2人は、両手いっぱいに駄菓子を買い込み、自然と山の上の秘密基地へ向かっていた。
古ぼけた納屋は、あの頃よりずっと狭く見えた。
「こんな狭かったっけ?」
「子どもの頃は広く感じてたんやろなぁ。」
2人は床に座り込んで、駄菓子を広げる。
ぽりぽりとスナック菓子を食べながら、映画の感想を言い合ったり、学校の話をしたり、途切れ途切れに喋った。
窓の向こうでは、空が少しずつ橙色に染まっていく。
こよりはラムネ瓶を手に取ると、夕焼けにかざした。
「うわぁ……見て。
夕焼け、ラムネの中に入ってるみたいや。」
ケンちゃんは少し笑って、わざと瓶の向こう側に顔を出した。
「どーも。
ケンちゃんラムネでーす。」
瓶越しに見えるケンちゃんの顔は、青く歪んで見えて、こよりは吹き出した。
「もー!!
邪魔やねん!」
「ええやん、限定品やぞ。」
「不良品やろ!」
笑いながら、こよりは軽くケンちゃんの肩を叩いた。
その瞬間だった。
ケンちゃんが、ふいにこよりの手を掴んだ。
空気が静かになる。
ケンちゃんは何か言いかけて、やめて――何をトチ狂ったか、こよりの「おでこ」に自分の頭をゴツンとぶつけた。
「いったぁ!! 何すんねんケンちゃん!」
こよりが痛そうにおでこを押さえる。
ケンちゃんも真っ赤になっておでこを押さえながら、あらぬ方向を向いた。
「……夕焼けのせいや。
眩しくて距離感バグった。」
「はぁ??
夕焼けのせいで頭突きて…。
意味わからん…。」
「……オレもわからん。」
2人は顔を見合わせると、あははと笑った。
帰り道、こよりは昔のように、ラムネの瓶であちこち景色を眺めて、その度にケンちゃんが遮るようにラムネ瓶の向こう側に顔を覗かせて邪魔をする。
「変な顔!!」
「瓶越しの方がちょうどええやろ!
男前すぎてまともに見られへんやろ?」
「見飽きてまともに見る気もないわ!」
こよりがベーっと舌を出して、走りだす。
ケンちゃんも追いかけるように走り出し、ほんの少しだけ、この時間が永遠に続けば良いのに、と思うのだった。
おしまい。
