【STEPN GO】ホストの収益状況と、ゲストとのWin-Winな関係構築に向けて
こんにちは。Ottyです。
今回は、STEPN GOでゲストを依頼する場合ホストの収益状況について、なぜ今この話題に焦点を当てる必要があるのか、その詳細を深く掘り下げます。
ホストの収益状況とその深刻な課題
現在、GGTの価格下落が続いており、ゲストからは「今の10%の報酬では歩けない。報酬を上げてほしい」という要望が増加しています。
しかし、ホスト側の収益状況は極めて厳しいのが現状です。
まずゲストは獲得したGGTがそのまま利益となるため計算しやすいです。
しかしホストの場合はそうではありません。例えばゲスト報酬率10%の場合、ホストはゲストが獲得したGGTの90%を受け取ります。しかしホストはこの90%のGGTがそのまま利益になるわけではありません。ここがよく誤解されやすいポイントです。
実際のホストの利益は受け取ったGGTからエナジー獲得のためのコスト(靴のバーンやミント、レベル上げ費用など)を差し引いた残りになります。
現実世界の企業で言えば、
売上 - 経費 = 利益
です。そのため利益は受け取った90%のGGTよりも小さく、赤字になることもあります。
時間差によるリスクの拡大
さらに重要なのは、「時間」の概念を考慮する必要があるということです。ホストは靴をバーンしてエナジーを獲得する費用を先に支払い(2〜4週間前)、収益はゲストがムーブするにつれて徐々に(2〜4週間かけて)得ます。
GGTや靴の価格が下落し続けている現状では、先払いしたコストと後から入ってくる収入の間に価格差が生じ、これがホストの赤字を拡大させています。例えば、貸し出し2週間前、4週間前の靴の価格は、現在の価格よりも高かったため、ホストは今より高価な靴をエナジーに変換していることになります。
具体的な収益計算
現在の状況(2週間ベース)でホストの収益を試算すると、以下のようになります:

ゲスト報酬率10%の場合:Walkerで約27%の赤字、Trainerで約17%の赤字
ゲスト報酬率20%の場合: Walkerで約35%の赤字、Trainerで約26%の赤字
つまり、現在のホストは、ゲスト報酬率10%ででも既に赤字になっているのが実情です。ミントクォーターによるミント益で多少マイナスは減るものの、黒字には到底なりません。また4週間前の靴の価格を考慮すると、赤字はさらに拡大します。

一方、ゲストは初期投資がゼロであるため、GGT価格がいくら下落しても赤字になることはありません。リスクを負っているのは全てホスト側なのです。
ホストとゲストの理想的な関係性
このような状況で、ゲストからGGT価格の下落を理由に報酬率を20%に引き上げるよう求められても、ホストとしては受け入れがたいのが正直なところです。
しかし、だからといってホストが偉いわけでも、ゲストが下であるわけでもありません。ホストはゲストから利益を搾取しているわけでもなく、無理やり歩かせているわけでもありません。
ホストとゲストは対等な関係です。ゲストは報酬率10%では納得できないのであれば、無理にゲストを続ける必要はなく、20%以上出してくれるホストを探せば良いでしょう。同様に、ホストも20%に応じられないのであれば、ゲストを断ることができます。どちらもHaus契約を結ぶかどうかは自由です。お互いが納得できる条件で契約を結ぶことが重要です。
根本的な問題:供給過剰
現状の根本的な問題は、靴やGGTの供給が需要に対して過剰すぎることです。例えば、Common靴1足をバーンして獲得したエナジーを消費すると、約2~3足の靴が生成できます。これを使うだけのユースケースや新規ユーザーが不足している状況です。
解決策としては、靴やGGTの価格が持ち直すことが一番ですが、これは現状では難しいでしょう。ホスト側の選択肢としては、ミントクォーターのためにゲストを雇い続けることを無理にせず、ハウスの規模を縮小して靴の供給量を抑えることも考えられます。これにより靴の供給と需要のバランスが改善され、価格下落が止まる可能性もあります。
私自身は、損が出ると分かっていてもSTEPN GO全体を盛り上げたいという思いから、Hausの縮小までは考えていません。しかし、一般的なホストが損をし続ける状況は長続きしません。ホストとゲスト、お互いがWin-Winの関係にならなければ、このシステムは継続が難しいと考えています。
Hausシステムの目的は何か?
そもそもSTEPN GOではなぜHausシステムが導入されたのでしょうか。
FSL共同創業者のYawnはIoliteのインタビューで「HausシステムはWeb3未経験者のオンボーディングを簡易にするために導入した」と語っています。
またSTEPN GOのホワイトペーパーには「Hausはユーザーがスニーカーを友人や家族に貸すことができる機能」と書かれています。
つまりHaus(ホスト-ゲスト)システムはホストが友人や家族など、Web3初心者が簡単にSTEPN GOを始められる仕組みであると言えます。
であれば新規の方がゲストを始めてもらうために、ホストが短期的に身銭を切ることはアリだと思います。ですがホストが赤字を続けながら既存ゲストを継続し続けることは、本来のHausの目的とは合致しないようにも思えます。
今後の展望
GGTや靴は下落していますが、逆に言えば今は安価にSTEPN GOを始めることができるようになったという良い側面もあります。ゲストでは十分に稼げないというのであれば、靴を買ってホストになるというのも選択肢の1つです。もちろんゲストにはなかった「損をする」という可能性もありますが、ゲストよりも稼ぎが増える可能性も十分にあります。
まとめ
現在、STEPN GOにおけるホストは、GGTや靴の価格下落、および先行投資と収益回収の時間差により、ゲスト報酬率10%であっても赤字に陥っているという厳しい状況にあります。ゲストが初期投資ゼロでリスクを負わないのに対し、ホストは靴やGGTの価格変動リスクを負っています。この現状で赤字を拡大してまでゲストに報酬を払い続けることは持続可能ではないでしょう。
このエコシステムが継続するためには、ホストとゲストのWin-Winの関係構築が不可欠です。ですが、ゲストの収益と違って、ホストの損益は見えづらいのです。
ホストだけでなく、ゲストもホストの現状を知っていただけるとありがたいです。
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