私の市町村経県値 東日本編
「経県値」という言葉をご存知だろうか。それは日本の47都道府県それぞれへの訪問経験を、「居住(5点)」「宿泊(4点)」「訪問(3点)」「接地(2点)」「通過(1点)」で数値化した合計点のことだ。その数値によって、これまでどれほどの都道府県を経験してきたのかが分かる、という興味深いものである。またそれを地図上に色塗りして可視化することで、どれほど日本を制覇したのかが分かる。
地理好きな私はこの言葉を知っていたが、大学の地理の講義で教授から説明があり、改めてやってみた。私の結果は74点であった。教授曰く60点を超えるとなかなかすごいとのことだったが、教授本人の得点は189点だそう。えげつない。
大学で自分の好きな地理を学び、このような楽しい授業もあるわけだが、それでも何かが物足りない。そこでふと思い立った。
「色分けの区分けが都道府県ごとだから物足りないんだ。市町村ごとで色分けしてみよう。」
私の市町村経県値
はじめに
なかなか面倒な作業だったが、日本の全1747市区町村について色分けをした。当然ながら最も多いのは「未踏」の市町村。私自身、日本の全ての市区町村名は知っている(最近ようやく全部覚えました)が、実際に行ったことのある市町村となるとかなり少ないことに改めて気付かされた。
市町村ごとで色分けすることの意義
そんな面倒な作業ではあったが、私としては作って楽しい、見返して楽しい色分け地図が完成した。個人的に、都道府県ごとではなく市町村ごとで経県値を測る方が、その人の旅や移動の経験値を表す指標として適していると思う。理由はいくつかある。
まずは単純な話だが、都道府県という区切りは人的に作られたものであって、いろいろな地域の雰囲気や文化をもとに線引きされたものではない。例えば私は長野県の飯田市出身だが、同じ長野県内でも、長野市とはまったく異なる地域だ。松本市で育った友人も、飯田の雰囲気は松本とは明らかに違うと言っていた。そんな状況だと言うのに、長野県飯田市に訪問したことがあるというだけで「私は長野県に訪問したことがあります」と言っても、それは本当に「長野県を楽しんだ」と言えるのか。そんなことを言ったら長野市の人はキレるにきまってる(笑)。
また都道府県ごとだと、コンプリートが割と現実味を帯びてしまう。それの何が問題なのかと言うと、「まだ〇〇県には行ったことがないから」「△△県に行けば全国制覇できるから」と言うように、旅の目的が記憶づくりではなく「記録づくり」と化してしまう危険性がある。どこに旅行に行くのか、目的は何なのか…それはもちろん個人の自由なのだが、果たして記録づくりのために行った場合と記憶づくりのために行った場合で、どちらも同じ扱いになってしまうのは、本当に適した評価と言えるのだろうか。
指標の説明
これらのリスクを回避するために、私は敢えて面倒ではあるが市町村ごとで色分けした。それでは、その色分けの指標について説明していこう。
居住 (5点) 桃色
その市町村に住んだことがある場合。数ヶ月単位の長期滞在も含む。
宿泊 (4点) 赤色
その市町村で宿泊したことがある場合。公式ホームページでは宿泊の定義について明記されていないが、ここでは「その市町村域内で、移動中の乗り物内以外で睡眠、仮眠等をとった場合」を指すこととする。
訪問 (3点) 黄色
その市町村に訪問したことがある場合。公式ホームページでは「歩いた(泊まったことはない)」場合とある。ここでは「その市町村に、乗り換えと休憩を除く何らかのをもって訪れ、乗り物から降りて歩いた場合」を指すこととする。
接地 (2点) 緑色
その市町村内で、乗り換えや休憩などのために足を踏み下ろした場合。「接地」という言葉選びは独特だと思われるかもしれないが、公式がこの言葉を使っているためやむなし。
通過 (1点) 青色
その市町村の地上又は地下を通過した場合。鉄道での一瞬の通過や市町村域内の湖沼の通過も含めるが、飛行機等での上空の通過は含めない。
未踏 (0点) 色無し
かすってもいない場合。その市町村域内を目視した場合でも未踏に含まれる。
これらの指標をもとに、それぞれの市町村について色分けを行った。
市町村経県値
それではみなさんお待ちかね、市町村経県値発表の時間である。市町村ごとで区分けされており非常に細かいため、1つでも行ったことのある市町村を含む都道府県に関しては、各都道府県ごとの地図で見ていこう。また、それぞれの市町村へ行った経緯も書こうと思う。
今回の記事では、北海道地方・東北地方及び関東地方を見ていこう。
北海道・東北地方
北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県
これらの道県は完全に未踏。しかしいずれもなかなか個性が強い県。いつかは絶対に行きたい。
福島県 (15点)

福島市:某国立大学の受験のために訪問・宿泊。駅前のルートインホテルは金欠の私には高級だった。受験結果は聞かないでくだされ。
郡山市:東北地方で初めて足を踏み下ろした場所。大学受験の際、東北新幹線から東北本線への乗り換えのために接地。4分乗り換えキツかったけどギリ間に合った。
受験のために1回だけ訪れた県。新幹線や東北本線で通過した市町村は多いが、広大な福島県の中ではまだ中通り地域しか行ったことがない。会津行きたい。
関東地方
茨城県 (2点)

茨城県内に足を踏み下ろしたことはないが、東北新幹線で五霞町と古河市を通過した。一瞬だった。新幹線の車窓からは筑波山も見えた。
栃木県 (11点)

ザ・通過。東北新幹線は速かった。
群馬県 (11点)

富岡市:群馬サファリパークに行ったことがある。ライオン怖かった。
甘楽町:こんにゃくパークに行った。こんにゃくバイキングよりも、工場の見学の方が面白かった。
群馬県も1度しか訪れたことがない。しかも長野県側から訪れただけで、高崎などの主要都市、草津温泉などの観光地、さらに日本一のモグラ駅として知られる土合駅にも訪れていない。
埼玉県 (11点)

さいたま市:大宮駅。埼京線と東北新幹線の乗り換えのために接地。ただし時間に余裕があったこともあり、ホームで新幹線の写真を撮ったり駅の中を見て回ったりしたので、「訪問」したと言っても嘘にはならないかも。
埼玉県は一般には地味なイメージがあるようだが、個人的には東京大都市圏の一角を担う大都会という認識だった。
千葉県 (4点)

浦安市:夢のねずみの国で1回だけ宿泊。ねずみの国自体には3回行ったことがある。
ねずみの国以外にも行きたい。
東京都 (40点)

台東区:小学校の修学旅行で「鴎外荘」に宿泊したが、今検索したらまさかの廃業で驚いた。国立科学博物館や上野恩賜公園、さらに浅草なども訪問。あれ、浅草って台東区だっけ。
豊島区:小学生の頃、旅行でサンシャイン池袋に宿泊。ちょうどそのとき母が誕生日で、部屋が最上階だった。
江東区:修学旅行でキッザニアへ。東京メトロの運転シュミレーターが楽しかった。
墨田区:東京スカイツリー
千代田区:東京駅と国会議事堂
港区:新橋駅と東京タワー
新宿区:早稲田大学へ学校見学に行った。あとは最近だと、福島の受験のためにここで乗り換えた。
八王子市:中央自動車道石川PAで休憩
個人的には都会より田舎の方が好きだが、それでもさすが東京、訪問したことのある区はそこそこ多い。地図には写っていないが、離島は行ったことがない。
神奈川県 (2点)

相模原市:相模湖PAで休憩した記憶があるが、定かではない。
一度は“大都会の秘境路線”こと鶴見線に乗ってみたい。でも治安悪いのは好きじゃないんだよな〜。
今回はここまでです。中日本編はこちらです。
