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面倒くさいを面白いに変換する技術 #60

「面倒くさい」と「面白い」は最初の漢字は同じでぱっと見似ていても、ネガティブさとポジティブさが際立つ対比になっていて全くの別物。

にこにこ元気☆ハッピーちゃん(C)犬嶋乃介

面倒なものを「クサイモノ」だと蓋をしめて見ないようにしていたら、それはきっと奥深くにある「おもしろさ」に気付けないまま時間が過ぎてしまうかもしれない。しかも大抵の場合、面倒だと感じることなんてみんな一緒。

高校の担任の先生が言っていた

「面倒くさくてやりたくないことを率先してやる人は周りから感謝される」的なニュアンスの言葉が何故か呪いのように脳裏にずっとある。
この言葉には、たぶんいくつかの但し書きが含まれていると大人になって思う。

社会人8年目。

蓋を開けて見たらどうだろう。面倒なものばかりが増えて、毎日の忙しさに追われ、その限りある習慣の中に組み込まれたような。それが習慣という当たり前になると本人しか分からないことになる。そうなってくると担任が言ってた感謝は一体どこへ…笑(あるあるですね?)

蓄積されるべきは、面倒なことを淡々とこなしていく内に誰にも知られずに溜まっていくストレスではない。

面倒くさいことの萌芽から生まれる発明の軌跡をたどって得た面白さを頭に詰め込みたい。

今回はそんなnote。


こんにちは!
パタンナーという洋服の設計をする仕事をしています、島村です。メンズのパタンナーをしてもうすぐ10年になります😀

趣味ではMYOG(Make Your Own Gear)というアウトドア用品の自作をしています。

今回は面倒くさいを面白いに変換する技術というタイトルでnoteを書きました!パタンナーや服飾学生、そして洋裁をしている方やMYOGをしている人向けです。


仕事での服作りやアウトドア用品を自作するMYOGにも計り知れない程の「面倒くさい」があります。そんな面倒くさいを解消してくれるのが、人の知恵が詰まった道具や機械なのです!

しかし自分たちが何気なく使っている道具は、
「どんな背景があって今も使われているのか」
を考えることもなく、当たり前に使っていることの方が多いように思えます。

そして当たり前にあるからこそ、表面的な道具の使い方を覚えたきり、深くは知ろうとしない(知らなくても困ることはないが)可能性がある。

でも、その知ろうとする動機やきっかけがあれば、より面白い発見や気づきがあるんじゃないの〜?という気概はいつまでも待ち続けたい。

気がつけば今年でパタンナー8年目。10年の節目までもう少しなので改めて自分が使っている道具を見直したり、改良や新調をしていこうかなという考えに至っています。

ちょうどnoteのアトリエ大作戦というマガジンを作っているのでパタンナーが使う道具の紹介もここで出来たらなと考えてますヨ
👇前回投稿したアトリエのnote記事

(良かったら見てください!)


今回のnoteは、面倒くさいから生まれた便利な道具や機械を深く知ることでそこに面白さを見出そうという内容です。

例えば、人の知恵が詰まった道具の中に、
※アパレルCADというものがあります。
ソフトの種類は違えど仕事で使うパタンナーがほぼ100%だと思います。
(※パソコン上でパターンを設計するソフト)

チャッピーに適当に作ってもらった
アパレルCADの画像(笑)

一方で趣味のMYOGをしていて思うのが、紙でパターンを作る作業がとてもとても面倒くさいということ。しかし、元を辿ると、紙とペンはパタンナーにとって欠かせない存在でありました。

大昔にパタンナーとして働いてきた方々は、マスターパターンの展開やグレーディング作業(サイズ展開する作業)を紙で行っていたと想像するだけで、なんだか腰が重くなってしまいます。

そんな中、東レのnoteを見つけました。

久保 忠博さんというアパレルCADシステム「クレアコンポ」の第一世代から仕様設計のリーダーとして携わった方の話でした。

このようなnoteのプラットフォーム上で、開発の背景や当時の雰囲気を書き残せて多くの方がアクセス出来ることはとても貴重でありがたいことだなぁとしみじみと感じながら拝読させて頂きました。

このアパレルCADは国内市場でシェア率70%超。今現在、自分が使わせてもらっているCADもクレアコンポです。(学生の頃も使っていました)

※CAD(Computer Aided Design)とは、コンピューターを使って設計作業を行うシステムのこと。アパレル業界においては、服の型紙(パターン)の作成・修正・サイズ展開といった工程をデジタル化するツールであり、現場の生産効率を大きく左右します。

参照:東レ公式noteより

とっても使い易いソフトなので、パタンナーにとってこのようなCADは必要不可欠な存在です。
(いつもありがとうございます!!!)

どのような過程を経て生まれたかを知ることができる貴重なnote記事なので是非、パタンナーや服飾学生は読んでみることをおすすめします!!



さらにMYOGや洋裁の面倒なことに、裁断作業が挙げらます。まず用紙を切り出す時は、縫い代を定規で測りながらロールカッターでカットしていきます。ここも手動だから面倒くさい。
(バックパックなんてパーツ数も多いから嫌になっちゃうワ!)

極め付けは、生地の裁断です。
ダイニーマなどの超高密度ポリエチレン素材はカッターが摩耗すると全然切れなくなってしまいます。1枚1枚、裁断するので腕が腱鞘炎になりそうな勢いで机が低いので腰が痛くなる笑

MYOGerあるあるですよね!!!

これは試作品6回目

パターン設計、用紙カット、生地の裁断をすべて自分の手を使って生み出しているというプリミティブなものづくりはたまに行うのは楽しいですが、毎日の仕事がこれだとしんどいですよね。笑

なのでパタンナーの仕事では
✅パターン設計
CAD(Computer Aided Design)
✅用紙カット
カッティングプロッター
✅生地の裁断
CAM(Computer Aided Manufacturing)

※カッティングプロッターとは、パソコンで作成した服の型紙(パターン)のデータを読み込み、専用の紙(パターン用紙)を自動で正確に切り出す機械
※CAMとは、CADで作成した型紙や配置データを基に、生地を自動で裁断する機械(自動裁断機)

主に3つの自動で色々とやってくれている機械があるのです!
このように、MYOGでパターン作成・パターン切り出し・裁断を仕事ではしないようなアナログな方法でやるからこそ、普段のハイテクな道具たちがなくてはならない存在なのだということをより実感する事になるのです。(MYOGをしてより思うようになった)

この便利さにいつも甘えて、忙しさも相まってか表面的に使うことしかしていなかった!
(表面的に使うというのは、これがしたいときには、これをすれば良いというコマンド的な使い方を意味しています)

と気がついた時に、また高校の担任の言葉が降ってくる。

「面倒くさくてやりたくないことを率先してやる人は周りから感謝される」

では文句を言わないロボットはどうなんだ?そもそも人間が関与していないと感じるものには感謝を向けるベクトルが生まれないのか?

パターンの手引き、用紙のカット、生地の裁断を自動でして尚且つ文句を言わない機械たちに対して恩を着ることをしなくても普通に仕事は回る。

しかし、「その作り手が面倒と感じる人との関係性の隔たりを(結果として)発生した機械」を作ってきた別の作り手も当然存在します。そして道具や機械をメンテナンスや管理する人も誰かがやらなければいけないのです。

機械の自動化や生産の外部化が進んで自分との距離が遠くなるほど、構造の渦に飲み込まれて人間らしさを失うと思いませんか?笑笑


そんな話をしつつ、カッティングプロッターの管理をしている身(⁉︎)からすると関係性の隔たりを無くして、自分ごとにして考えることができる機会があると捉えることはたいへん都合が良い。
あ、機械だけにね…

だから最近誰も読まないような膨大なマニュアルを全部読みました。

プロッターのマニュアル

いつか個人用にプロッターをアトリエに置きたい。そして仕事でも趣味でも四六時中夢中になってものづくりに向き合える環境を作りたい。気づいたら120歳くらいまでものづくりをしてたい。そして気がついたら寿命でケロッと死んでたみたいなのが理想。

その為にプロッター以外にも転がっているおもろいことを蓄積したい。蓄積した知識や技術や体験はnoteのようなプラットフォームやクラウド上のデータベースに残してナレッジ化をすれば自然と関係性の隔たりもぼんやりとしてくるのではないだろうか。

なんだか面白くなってきた。

おわり。

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【MYOG進捗状況】
2026年6月⇒進捗率47%(4/10)
【note進捗状況】
2026年6月⇒進捗率60%(60/100)
【ダイエット進捗状況】
2026年6月
スタート時82.6kg⇒現在77kg(目標65kg)


これらの進捗は2027年4月までに達成する目標です🔥エイエイオー!
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ここまで読んで下さりありがとうございます。
noteの他にInstagramもやっています。こちらではアウトドアについて体系的に学ぶことができ、アウトドアの遊びがより楽しくなれるような発信をしていくので興味がある方は是非覗いてみてください😊

P.S. このnoteは基本的に自分が哲学本を読んだり、ものづくりをしていく中で面白いと思った内容を4000文字〜10000文字くらいの文章量にまとめています!(最近は3000文字多め)
そして全て無料で公開しています!
ものづくりをしている方にとって何か学びになれば幸いです。シェアハピ!!!


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