超音波で見る関節包の厚さと可動域の関係
参考文献
Inada T, Tsutsumi M, Ikezu M, Iizuka Y, Nagano T, Kudo S. (2024). Inferior glenohumeral joint capsule thickness in frozen shoulder via ultrasonography. JSES Int, 8, 1033-1038. doi:10.1016/j.jseint.2024.06.004
超音波検査による肩関節周囲炎における肩関節下方関節包の厚さ
とりあえず内容を知りたい方はここ(論文の要約)
四十肩や五十肩(肩関節周囲炎)の特徴である肩関節下方の関節包(IGC)の肥厚について、超音波検査(US)による測定と肩関節の可動域(ROM)との関係を調査した研究です。
対象は五十肩患者29名と健常成人10名の計49肩で行われていました。
超音波とMRIでの測定結果を比較したところ、高い相関(r = 0.72)があり、超音波でも正確にIGCの厚さを評価できると確認されました。
また、凍結肩では3つの測定レベル(手術頸直上、解剖頸直上、実質レベル)すべてでIGCが有意に厚く、特に実質レベルでの厚さは可動域すべてと負の相関を示しました。
具体的な方向としては、屈曲(r = −0.63)、外転(r = −0.60)、外旋(r = −0.50)、内旋(r = −0.52)と、IGCが厚いほど関節の動きが悪くなるという傾向が示されています。
ポイントと感想
可動域制限の原因理解に
IGCでの炎症性サイトカインやコラーゲン遺伝子の発現が高いという先行研究もあり、構造的な変化が機能的制限に直結していることがあらためて示されました。
屈曲や回旋など様々な方向への制限因子となる可能性が高そうですね。
肩関節下方へのアプローチ方法はどのようなものがあるでしょうか。
調べていく必要はありそうです。
リハビリ介入の評価指標として
エコーなどを使用し、これらの関節包の厚さなどが見れるようになると、介入の対象の組織が明確化しやすくなりそうですね。
ではでは。
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