世界を変える人は、否定されてきた人かもしれない。
「勉強しろ。」
「何をしているんだ。」
「活動を絞れ。」
「中途半端だ。」
「大学に受からなかったらどうするんだ。」
これは、私が実際にさまざまな大人からかけられた言葉です。
何か悪いことをしたわけではありません。
勉強や部活動以外の時間を、教育事業やビジネスコンテスト、地域での活動に本気で注いでいただけです。
でも、その挑戦は、ときに理解されませんでした。
もちろん、今なら分かります。
先生方は私を否定したかったわけではなく、心配してくださっていたのだと思います。
「前例のないことをして大丈夫なのか。」
「受験はどうするのか。」
「全部中途半端になってしまわないか。」
そんな思いからの言葉だったのでしょう。
実際、私も活動を抱え込みすぎていました。
もっと先生に相談すればよかったと、今では思います。
だから、この記事は先生を責めたいわけではありません。
それでも、一つだけ忘れられないことがあります。
私にとって、その活動は遊びでも、思いつきでもありませんでした。
人生をかけてもいいと思えるくらい、本気で向き合っていた挑戦でした。
だからこそ、その挑戦そのものを否定されたように感じたとき、本当に苦しかったのです。
家に帰って、一人で何度も考えました。
「やっぱりやめようかな。」
そんな言葉が頭をよぎりました。
でも、その一方で、
「絶対に見返してやる。」
という気持ちも生まれていました。
否定された悔しさが、挑戦を続けるエネルギーになっていったのです。
そんなとき、私はクラスメイトに自分の気持ちを打ち明けました。
すると返ってきたのは、意外な言葉でした。
「私は応援してるよ」
たったそれだけの言葉でした。
でも、その一言で心が軽くなりました。
否定する人がいても、信じてくれる人もいる。
そのことに気づけたから、私はもう一度前を向くことができました。
学校の外へ出ると、さらに驚くことがありました。
起業家の方々。
ビジネスコンテストの審査員。
地域で活動する大人たち。
多くの方が、私の挑戦に興味を持ち、応援してくださいました。
そして、私が挑戦している教育事業は、全国規模のビジネスコンテストで全国TOP10に選んでいただきました。
結果を知った瞬間、最初に浮かんだ言葉は、
「やった。」
ではありませんでした。
「あのとき、やめなくてよかった。」
その一言でした。
最初は不思議でした。
なぜ学校では否定され、外では応援されるのだろう、と。
でも今なら少し分かります。
学校の先生は、多くの「受験で成長する高校生」を見てきました。
一方で、起業家や審査員の方々は、多くの「挑戦して成長する若者」を見てきました。
見てきた景色が違うのです。
だから、どちらが正しい、どちらが間違っているという話ではありません。
ただ、新しい挑戦は、理解されるまで時間がかかる。
それだけなのだと思います。
私は、世界を変えるような挑戦は、最初から拍手で迎えられるものではないと思っています。
前例がないから疑われる。
普通ではないから反対される。
「無理だ。」
「現実を見ろ。」
「そんなことをして意味があるのか。」
そんな言葉を受けることもあります。
でも、それは挑戦に価値がないからではありません。
まだ、その価値が伝わっていないだけなのです。
もし今、この文章を読んでいる高校生の中に、勉強や部活動以外の何かに本気で挑戦している人がいるなら、伝えたいことがあります。
否定されることがあるかもしれません。
理解されないこともあるかもしれません。
でも、その言葉だけで、自分の可能性まで否定しないでください。
そして、一人で抱え込まないでください。
家族でも、友達でも、先生でも、地域の大人でもいい。
あなたを信じてくれる人は、きっといます。
私自身が、その人たちに支えられてここまで来ることができました。
そして、この記事を読んでくださった大人の皆さんにも、一つお願いがあります。
挑戦する若者に出会ったとき、最初の言葉が
「勉強しろ。」
「無理だ。」
ではなく、
「面白いね。」
「応援しているよ。」
「どうしたら実現できるか、一緒に考えよう。」
そんな言葉であってほしいのです。
その一言が、誰かの人生を変えるかもしれません。
私がクラスメイトの「応援してるよ。」という一言に救われたように。
私はこれからも挑戦し続けます。
そして、それ以上に、誰かの挑戦を心から応援できる人でありたい。
世界を変える人は、最初から応援される人ではありません。
理解されない時間を生き、それでも前を向き続けた人です。
そして、その挑戦を信じ続けた人がいたからこそ、その挑戦は世界へ届いたのだと思います。
いつか世界を変える誰かが、今日、あなたの目の前にいるかもしれません。
そのとき、私は最初に「応援してるよ。」と言える人でありたいと思います。
