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熱中症になったら、犬と猫たちに看病された話



昨日、どうやら軽い熱中症になった。

朝から頭が痛い。

そのうち吐き気までしてきた。

「これはまずいな」

と思って病院へ行くと、

「軽い熱中症ですね」

と先生はあっさり言った。

点滴も勧められたが、

「まあ、そのうち治るでしょう」

などと根拠のない自信を見せて帰ってきた。

しかし家に着いた途端、その自信は五分ほどで消えた。

気が付くと布団に倒れ込み、そのまま意識を失うように眠っていた。

目が覚めたら夜中の三時。

「あれ、今日一日が消えた」

と思いながら、シャワーだけ浴びてまた寝た。

そんな僕の周りを、一日中うろうろしていた連中がいる。

はっちゃんである。

じゅんちゃんである。

茶太郎である。

そして、散歩を断固拒否したきゅうちゃんまで来ていた。

みんな何度も僕の顔を覗き込み、

「まだ生きてるか?」

という確認をして帰っていく。

五分後にまた来る。

また確認する。

完全に生存確認である。

特にはっちゃんは心配性なので、少しでも寝返りを打つと、

「おっ、生き返った。」

という顔をして近寄ってくる。

じゅんちゃんは横で黙って見守る係。

茶太郎は状況がよく分かっていないのか、とりあえずみんなについて歩いている。

きゅうちゃんはというと、

「今日は散歩が休みになった理由はこれか。」

と、ようやく納得したような顔をしていた。

普段はご飯を要求し、おやつを要求し、遊べと要求する連中なのに、こういう時だけ妙に優しい。

人間の言葉は話せなくても、

「今日は静かにしとけ。」

くらいは思ってくれていたのかもしれない。

五月だから大丈夫だろうと思っていた。

ところが今年の五月は、まるで真夏だった。

犬や猫たちに心配をかけないためにも、今年は暑さを少し甘く見ないようにしようと思う。

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