[EXCEL] 残業時間はちゃんと管理しよう(記録と集計・個人編)
[EXCEL] 残業時間は、ちゃんと管理しよう(記録と集計・個人編)
【まとめ】
・自分の残業時間を把握することは大事(今月の残業時間の累計や、月次の残業時間の違いなど)
・残業時間は、残業の「開始時間」と「終了時間」を日別に入力することで、月次合計を簡単に出せる。
【説明】
年度末の最後の日。
残業でした。
というか、3月は、この12か月で一番残業が多い月でした・・・。
もろもろ雑用もやりながら、自分の業務もやり、スタッフの相談も受けつつ、上司や管理部門との調整、不足人員を補う人の募集・面接・採用手続き・・・。時間が足りません。
これはグチ。
みんな、そんな状況ですよね。
残業については、おそらく多くの組織でシステム管理していることでしょう。
わざわざエクセルで管理する必要はないかと思います。
私は、残業はシステム入力(事後的ではあるが、上司の承認が必要)していますが、それとは別に手元のエクセルでも集計しています。
というのは、システムだと月別の残業時間が分からないから。
「今月はこんなにやっているのか、まずいな」とか「〇月は多かったな(少なかったったな)というのを手元で確認したいから。
システムでそれをやるのは、ちょっと面倒なのです。
エクセルは至って簡単なもの。
仕事で使っているもののシンプル版を、記憶を頼りに再現してみました。枠と計算式だけなら、約20分の作業でした(今は、雑務が多く、エクセルで計算式を弄る時間がないので、ある意味、寝る前の「息抜き」です。)
【日別入力表】

(反省)A列には連番を入れるべきでした。
A列は日付。Ctrl + ; で今日の日付が一発で入ります。その日にその日の日付を入れるなら、1秒かかりません。
[Excel]まだ日付の入力で消耗しているの? 日付は1秒で入れる
[Excel]今月の日付けを素早く入れる方法
「セルの書式設定」で「m/d(aaa)」にして、曜日も自動表示。
[Excel]日付と曜日を同一セルに表示する方法 m/d(aaa)
Bには、A列のセル(年月日のデータを持っている)から「=MONTH(Aセル)」で、「月」だけを抜いています。
[EXCEL]基本の関数 MONTH関数 日付から月を取り出す(月別集計向け)
Cの「開始」とDの「終了」は手入力。
時間は、単純にD-C で出しています。
[Excel] 〇時間(分)後の時刻を表示する TIME関数 *使わなくてもいい
ちなみに、私は残業した日のみの日付を入れています。
最初から「365日分の行を日付を入れておいて、該当日の残業情報を入れる」ということもできますが、①行数が多くなる、②残業しない日は空欄データになって「ノイズ」になる、③残業前提っぽい気になってしまう、ことから避けています。
【月次集計表】

「入力表」で計算された「時間」を月別に集計します。
【月次集計表の仕組み】
本来は「入力表」と「月次集計表」は別シートにした方がいいのですが、説明のために同じシートにしています。
「入力表」のE列に出した時間のうち、4月分だけを足しあげて、月次集計表に出します。
なお、日別入力表を月別にするという発想もありますが、やめましょう。
月別のシートにして、そのシートにその月の集計をするのはムダな作業です。

=SUMIFS(E:E,B:B,I3)
E:Eは、E列全体、つまり日別の残業時間です(行番号を付けるのは、面倒&間違いの元なのでやらない)。
これを、B列が 「I3」セル(4月)と同じものだけを足す、という式です。
なお、SUMIIFS関数は、複数条件を設定できる計算式ですが、今回のように単一条件でも利用可能です。
ですので、単一条件のときでもSUMIFS関数を使い、SUMIF関数は使わないのが理想です(SUMIFとSUMIFS関数は、中身の並べ方が異なるので、むしろSUMIFは使ってはいけないといえます。)
J列の「時間」は4月分の計ですが、これは24時間を超えています(あくまで例。そんなに残業しちゃいけません)。
通常、時間(正しくは「時間」ではなくて「時刻」)は24時間を超えて表示することはできません。
しかし、「セルの書式設定」(Ctrl + 1)で、以下のように h:mm を [h]:mm に変えることで、24時間以上の「(累積)時間」を出すことができます。
[Excel]24時間戦えますか? 合計が24時間を超える場合の表示方法

これで、毎日毎日、残業(の開始と終了の)時間)を入れていけば、月次の集計ができます。
入れた瞬間に集計ができています。
参考までにファイルを貼っておきます。
「月次集計表」は、「日別入力表」と同じシートにも、別のシートにも入っています。
【注意①】休憩時間があると計算できない
正規の終業時間と残業開始の間に休憩を取る場合はともかく、残業時間中に休憩時間を取る場合は計算できません。これについては対処方法がありますので別記事にします。
【発展形】職員別の集計も可能(管理者向け)
本例は、個人が自分用に残業時間を把握するためのものですが、監督者(課長・係長クラス)が部下の残業時間を把握するために利用することも可能です(システムでやれると思いますが)。その場合は、「月日」の後に「職員名」欄を設ける必要があります。月次集計表は、縦に職員名、 横に月を入れていく形になります。これについては次回以降でお示しします。
以上
(作業 1日 2h)
息抜きといいつつ、やっぱり疲れました…
