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[EXCEL] 生成AI Copilot は平気でウソをつく(和暦と西暦の表示方法を聞いたら・・・)

お盆はnoteを見る人が多いという説もありますが(本当?)、本サイトの「ビュー」は落ちています。エクセル関連の検索をする人が少ないからでしょう。

というわけで、息抜き記事です。

Copilotに以下の質問を投げかけてみました(2025/8/13現在の状況)。

Copilotへの質問1
エクセルで和暦と西暦を併記する方法を教えてください。

※一応の対応策を知りたい方はこちら:
[Excel]和暦と西暦を併記する方法 例:令和6年(2024年)1月22日

Copilotが示した方法を試してみます。

◆方法①:セルに関数で併記する(TEXT関数+和暦表示)
=TEXT(A1,"ggge年m月d日") & "(" & TEXT(A1,"yyyy年m月d日") & ")"

〇実証

〇結果と考察
A1に入れた日付が、和暦(西暦)で表示されました。
しかし、実務では、年月日まで併記することはありません。
また、こんな長い計算式を入れるのは面倒です。
加えて、以下のデメリットがあります。
・日付入力セルとは別に日付表示セルが必要。
・日付が文字データ(文字列)になるため、数式で使えない。

〇評価
間違いではないけれど、実務では使えません。

※補足
西暦だけカッコ内に表示するために
=TEXT(A1,"ggge年(yyyy年)m月d日")
とすると・・・

令和7年(07年)8月13日
となり、使えません。

数式を
=TEXT(A1,"ggge年")&"("&TEXT(A1,"yyyy年")&TEXT(A1,"m月d日")
のように変えてみると・・・

令和7年(2025年)8月13日 となり、正しく表示されました。
しかし、こんな長い数式を入れたくはありません。
別セルが必要、かつ、計算に使えない、のは同じです。


◆方法②:セルの表示形式をカスタム設定する
1 日付が入力されたセルを選択
2 右クリック → 「セルの書式設定」
3 「表示形式」タブ → 「ユーザー定義」
4 以下の書式を入力:
ggge"年"m"月"d"日"(yyyy"年"m"月"d"日")

〇実証
Ctrl+1で「セルの書式設定」を開いたら、「表示形式」の「ユーザー定義」を選び、「種類」欄に「ggge"年"m"月"d"日"(yyyy"年"m"月"d"日")」と入れます。

〇結果と考察
これで「OK」を押すと・・・

令和7年8月13日(07年8月13日)
となりました。
カッコの中は西暦ではありません。

〇評価
使えません。

というわけで、「生成AI Copilot は平気でウソをつく」といえます。

生成AI(の多く)は、WEB上にあるデータから回答を出しているようです。
つまり、回答の元となったサイトがWEB上にある、ということです(一つだけとは限らず、複数のサイトを踏まえて回答を出している模様)。
当然、参考にしているサイトが間違っていれば、回答も間違います。
だから、間違っているサイトがある(かつ、高く評価されている)、ということでしょう。
しかし、Copilotは、回答の根拠を示してくれません。
そのため、元データが何か分からず、これ以上の深掘りは不可能です。

いずれにせよ、「回答」が誤りの場合がある、ということなので、生成AIに回答を求めるときは、留意が必要です。

だからといって生成AIを否定するつもりは全くありません。
適切な使い方をすれば大変有益なツールです。
エクセルでも、状況にあった数式の作り方を教えてくれるので、大変助かります(勿論、質問が適切でないといけない)。
「今の」生成AIは、まだ完ぺきではない(当たり前)ということを踏まえて、回答を吟味しながら使っていく、ということです。


生成AIをうまく使いこなすには、「質問力」が重要、という話もあります。
伯楽がいなければ、千里の馬は見つからない、という感じでしょうか?(ちょっと違う?)

というわけで、もうちょっと詳しく聞いてみます。

Copilotへの質問2
エクセルで年月日を表示する際、和暦と西暦を併記する方法を教えて。併記するのは年だけで、和暦の後に西暦をカッコに入れて表示したい。
*当初、「年月日」を表示、の部分を付けなかったら、年だけの表示方法が示されたので、再質問しています。

回答を試してみます。

方法①:TEXT関数で和暦+西暦を併記する
=TEXT(A1,"ggge") & "年(" & TEXT(A1,"yyyy") & "年)" & TEXT(A1,"m月d日")

これは、上の「補足」で私が示したものとほぼ同じです。
間違っていませんが、実務には不向きです。

方法②:ユーザー定義の表示形式(制限あり)
セルの表示形式を変更して併記することもできますが、和暦と西暦の年を同時に表示することは表示形式だけでは難しいです。表示形式では ggge年 や yyyy年 は使えますが、両方を組み合わせることはできません。
そのため、関数で文字列として組み立てる方法がベストです。

〇考察
「両方を組み合わせることはできません。」と出てしまいました。
残念です。

更に
「エクセルで年月日を示すとき、和暦の後にカッコ内で西暦を示したいが、計算で使える形式で表示したい。」と聞いても、


「条件付き書式」に
ggge"年"m"月"d"日" (yyyy"年")
を入れる、という回答が返ってきました。

ダメです。スマートではありません。

「上の方法でやると、「令和7年8月13日(07年)」となり、使えません。」と聞き直すと・・・

TEXT形式では計算に使えない、と聞き直すと・・・

さらに・・・

う~ん、そうじゃないんですけど・・・。
更に「計算式で使える形式」を求めると・・・

これを試しても・・・

堂々巡りです。
間違いを指摘しても、のらりくらりとかわす人みたいです。
どうして、その答えを出すか、というり理由(根拠)が分からないだけに、イラっとします。


Bingで検索してみる

次に、同じマイクロソフトのブラウザーBingで検索してみます。
検索内容は、一番上のものと同じです。

Bingでの検索内容
エクセルで和暦と西暦を併記する方法

〇結果
*Bingでは、検索結果としてサイトが並びますが、一番上に、概要をまとめたものが出ます。

Bingによる「まとめ」


〇考察 「西暦(和暦)」の順なので、当方の希望とは異なります。

〇考察
上の該当部分を入れただけでは、正しく表示はされません。
リンク先(当サイト該当ページ)へ移動することで、適正な入力が可能となります。

〇考察
この内容だけだと対応できません。リンク先のサイトは、当サイトの前身サイトですが、同サイトには、当サイトの該当ページへ誘導するようになっているので、前の方法と同じく、対応方法に辿り着くことはできます。


ちなみに、3つの方法の後には、当サイトの該当記事が最初に出てきます。
[Excel]和暦と西暦を併記する方法 例:令和6年(2024年)1月22日

上の例を適応してみると・・・

年号にかかわらず、和暦(西暦)が表示されました。
とりあえず、これで対応可能と思われます。

おまけ
Bingの検索結果の左上には、Copilotのマークがあります。
「すべて」の下です。

これをクリックすると・・・

上の画面が出ますが、この内容は当サイトの該当記事を利用しているようです。

一番左に当サイトの該当記事が載っていることから、そう推測されます。
ただし、例示されている「年」が違うので、断定はできません。

同じCopilotでも、引用先が出る場合と出ない場合があります。
内容の真贋を見るには、後者が理想です。
ただし、引用元が多いと、利用者が混乱する可能性もあるので、引用元がない前者の仕様にしてあるのかもしれません。


というわけで「AIは平気でうそをつく」というタイトルにしましたが、生成AIは日進月歩。
勿論、生成AIも色々ありますから、質も違うでしょう。
たまたま、無料で使えるCopilotが、この質問にはこのレベルだった、とも言えます。
もう少し後になって試したら、違う結果になっているかもしれません。
また試してみたいと思います。

それにしても、
「エクセルで年月日を、和暦と西暦の併記(西暦をカッコ内に)で示したい」と聞いても、正しい答えが出てこない理由はなんでしょうか?
後日、その考察を記事化してみます。


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