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[EXCEL] 内閣府作成の「物価高子育て支応援手当」がトンデモ様式だった! 


【まとめ】
・内閣府(こども家庭庁)作成の様式は、住所に勤務先の所在地を入力するミスを誘発(乱発)させる「トンデモ」様式。
・トンデモ、というより、間違わない方がムリゲーな様式。
・誤入力によって、事務を行う自治体職員の負担をいたずらに増やす。
・「自分は入力しないから」という想像力の欠如と手抜きと無責任。


【説明】
物価高対応子育て応援手当」(こども家庭庁)の申請についてが通知きた。

この手当、一般の方は自動で振り込まれるが(自治体から児童手当が支給されており、その追加払い的なイメージ)、公務員は申請が必要。というのも、公務員は勤務先から児童手当が支給されており、今回の手当は自治体からのものであるから、手続きが必要になる。
というわけで、「職員に周知せよ」という通知なのだが・・・

この制度やこの時期に行われることの是非には触れないが、申請様式を見て驚いた。かなり驚いた。

申請書

上は、世田谷区のHP(検索でトップ)からのものだが、元は国作成らしい。
というのも、記入例を見ると・・・

「所属庁」の欄に「内閣府」とある(家庭庁は内閣府の外局)。
他の自治体のHPも同じ。国が作って配っているのだろう。

ちなみに、世田谷区も、その下の大田区もPDFしか掲載されていないが、エクセル版もある。 例:横須賀市

何に驚いたかというと、ここ。

より具体的には、ここ↓↓↓。

この灰色部分。抜き出すとこうある。

申請・請求者の住所 (令和7年9月30日時点の住民票所在地)
※令和7年10月1日以後令和8年3月31日までに出生した児童に係る児童手当の受給者、又は令和7年10月1日以後令和8年3月31日までに離婚等により新たに児童手当の受給者となった方の場合は、当該児童手当の認定を行った時点における住民票所在地
※申請者が公務員ではない場合、又は公務員であって現住所と同じ場合は記入不要

この説明文と以下の記入要領(記入例)を見て、するっと理解できるだろうか? 私はしばらく悩んでしまった。

この部分の問題は2つある。
1 住所欄の説明が1欄に記載されているが、上の欄と下の欄の説明が混在している(どの部分が上欄の説明か、どの部分が下欄の説明かわかりづらい)。
2「所属庁」は住所(所在地)の記入が不要にもかかわらず、右に「住所」の欄がある(この欄は10/1以降に住所等が変わった人等が記入する)。


具体的に見ていくと・・・

右上の「住所」欄。
その下の灰色部分の説明の1行目は、この住所欄の説明である。

「申請・請求者の住所 (令和7年9月30日時点の住民票所在地)」とある。これは分かる。
しかし・・・
その下の説明は、なんと、その下の枠についての説明なのである。

説明は
「※令和7年10月1日以後令和8年3月31日までに出生した児童に係る児童手当の受給者、又は令和7年10月1日以後令和8年3月31日までに離婚等により新たに児童手当の受給者となった方の場合は、当該児童手当の認定を行った時点における住民票所在地
※申請者が公務員ではない場合、又は公務員であって現住所と同じ場合は記入不要」

要は、R7/10/1以降に住所が変わり「かつ」10/1以降に新たな児童手当を受給することとなった人「のみ」記入する(実際の対象者は少ないと思われる)。

しかし、記入要領を見ると・・・

最後の「記入不要」も上の欄を指しているのではないか、と誤解してしまう恐れもある。

どちらも住所が入っているだけ。それ以上の説明はない。
「所属庁」についての説明はあるが、その右欄の説明はない。
そう、「所属庁」欄の記入欄の隣に住所欄がある。
これ、どう見ても「所属庁」の「住所」(正しくは所在地)を入れる欄と間違えてしまう。
違うだろうか?

実際、回ってきた通知には「所属庁」の右欄は「所属庁」の所在地を記入しないように的な注釈もついていた。
普通、間違って所属庁の所在地を入れてしまうだろ、これ。
担当者だって最初は間違えてしまったようだ。
だから、あえての注釈。

所属庁の記入欄がありながら、その所在地は記入不要というのは一般的ではない。氏名の右に住所欄があれば、所属庁の右欄は「所属庁」の住所(所在地)を入れるべきと普通思ってしまうだろう。

で・・・申請者が間違って所属庁(勤務先)の所在を書いて出してしまう
するとどうなるか?
受け取った自治体は、「この欄に記入されている」=「10/1以降に新たに児童手当の受給者となっていて、かつ、住所が変わっている」と受け止める。
そして、データベース(台帳)と突合する。
しかし、その事実はない。
手続きモレか?と調べても、そもそもその手続きがないのだから、わからない。ないことを確認するのは難しい。
そうして、この1欄のために無用な時間が奪われる。

もちろん、記入者が記入例を見て「総理府」の住所が「□□市」なのはおかしい、と気づけば、このミスはないかもしれない。
でも、このくらいの書類、わざわざ記入例を見ない場合も多いだろう。
そうすると、普通に「所属庁」(勤務先)の所在地を書いてしまう。


受け取った側も、「所属庁」の所在地に覚えがあれば、誤入力と気づくかもしれない(その場合、職権で修正できるのか否かは不明)。
ただし、さまざまな官公庁の所在地が書かれてくるわけであり、すぐにはそうと分からないだろう。
そうなると、結局、確認作業が発生する。「間違ってはいけない」事務だから。

しかし、なんで「所属庁」の横に、住所欄を持ってのか?
というか、なぜここに「所属庁」を記入させるのか?
空きスペースがあるのだから、もう少し工夫しろよ!って思ってしまう。


とりあえず最小限の手間で直すとしたら、こんな感じでどうだろうか?

・説明文に上と下の矢印(▲と▼)を付ける。
・所属庁の欄を切り離す【この場所がいいかは別)

これで、少なくとも所属庁の住所を書くミスはなくなる。

もう少し修正してみる。


説明文を分離して、9/30付けの住所欄と、変更があった場合の住所欄の下に、それぞれ説明文を付ける。
こうすれば、なおわかりやすいだろう。

ただし、そもそも、下欄に住所を書くべきか分かりづらい。
以下のようなチェックボックスがあれば、審査する側も分かりやすいのではないか?

□ ①10/1以降に住所が変わった
□ ②10/1以降に新たな児童手当の受給を受けている
 ⇒ ①②両方に該当する人は、②の手続きを行った時点の住民票所在地を記載

ざっとの思いつきなのだが、どうだろうか?

それにしも、自治体によってはエクセル形式をHPに掲載していないのは残念。
自分の組織内なら、内部でデータ配布できるからいいけれど、そうでない人(例えば世田谷区に住んでいる国家公務員や他の自治体に勤務している人)はPDFに手書きするしかない。
まぁ、それぞれの組織がエクセル様式を配っていれば、それを使えばいい、ともいえるけど。

というわけで、久々にド級なトンデモ様式に出くわしてしまった印象である。
なんとかしてほしいよ、本当に。

ちなみに、他にも色々言いたいところはある。
例えば・・・

「記名押印に代えて署名することが出来ます」
⇒自書(直筆)の場合、押印不要です。
*公務員なら分かる表現だろうけど・・・。

子どもの名前が小さすぎ。審査する人、大変!

当然、フリガナは手入力。
これは、フリガナ関数(PHONETIC)の変換誤りを防止するため、
とあえて好意的に理解しておく。

この様式作った人、絶対、テスト入力してみていないでしょ!
様式作ったらテスト入力するのは必須。
手を抜くな!、である。
担当者だけでなく、組織として誰もテスト入力していない組織、こども家庭庁。
とりあえず様式作って配ればいい、入力者の手間を全く想像できていない。
審査する自治体の手間も考えない。
だって、自分(こども家庭庁)は審査しないから。


□はあるが、チェックボックスではない。
手書き または F2⇒カーソルを先頭へ ⇒ ☑ にする必要がある。
*印刷後、チェックを入れればいいのだが、忘れそう。


とまぁ、書類を見て、かなり血圧が上がってしまった事態でした。








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