富盛の石彫大獅子|戦跡紹介|沖縄県島尻郡八重瀬町富盛|歴史
名称:富盛の石彫大獅子
所在:沖縄県島尻郡八重瀬町富盛
解説:八重瀬町の勢理城に残る石彫大獅子。
残されている記録の中では沖縄県内で最も古いシーサーとされている。
沖縄県島尻郡八重瀬町富盛の’’勢理城’’と呼ばれている城跡に「富盛の石彫大獅子(富盛のシーサー)」があります。
記録によれば1689年に造られたとされており、残されている記録の中では沖縄県内で最も古いシーサーのようです。
高さは142㎝もあって意外と大きいです。
造られた時代は富盛地区に火災が多く、風水師のアドバイスから八重瀬岳の方向を向いたシーサーを造り、火除けとされました。

(富盛のシーサー)
現在の勢理城は広場として整備されています。駐車場も完備されていて乗用車5台くらいは停められます。
勢理城からは町全体が見渡すことができ、東屋で休みながら丘陵の風に当たることができます。
その一角に富盛の石彫大獅子があります。

富盛の石彫大獅子は沖縄戦も乗り越えてきています。
沖縄本島中部から進軍した米軍に対し、第32軍は首里司令部を放棄して南部の糸満市摩文仁へ撤退しています。
この富盛地区は丘陵地帯ということもあり、摩文仁司令部の防衛拠点にされました。

米軍が撮影した写真にも富盛の石彫大獅子が写っており弾除けとされています。
像全体に弾痕と思われる穴も多く残されており、沖縄戦の戦禍をくぐり抜け八重瀬岳を見つめる富盛の石彫大獅子は、今も昔も富盛地区の守り神となっています🐶
