シュートゼロの前半から一転。ミスに泣いた滋賀戦の教訓:明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド第16節:レイラック滋賀 vs 鹿児島ユナイテッド
ユナサポ:鹿児島県民160万人の鹿児島ユナイテッドサポーターの皆さん、こんにちは!明治安田J2・J3百年構想リーグ地域リーグラウンド第16節、レイラック滋賀対鹿児島ユナイテッドの一戦を振り返っていきたいと思います。仙太郎さん、よろしくお願いします!
仙太郎:よろしくお願いします。
滋賀の徹底した守備陣形と、鹿児島の攻めあぐねた前半
ユナサポ:今回はゴールデンウィーク連戦の最後、中三日というタイトなスケジュールでした。直近のリーグ戦からスタメンを5人(川上康、村松、吉尾、圓道、中山)変更し、熊倉、青木、梅木、福田、有田を投入して臨みましたね。
仙太郎:試合間隔が短かったからね。対する滋賀は、基本5-4-1の守備的な布陣で「絶対に失点しないぞ」という強い意気込みが伝わってきた。本来センターバックの谷田までボランチで起用する徹底ぶりだったよ。
ユナサポ:その結果、鹿児島がボールを持てるものの、なかなか得点が遠いという展開になりました。
仙太郎:そうだね。ただ、藤村が先発したことと全体で押し込めていたことで、普段よりは繋ぐ意識が高かった。藤村がいい縦パスを入れていたよね。
ユナサポ:いつものようなロングボール一辺倒ではなく、ペナルティエリア(PA)付近でワンツーパスを使って相手のディフェンスラインの裏へ侵入する機会もありました。
仙太郎:そこは良かったよね。それでも滋賀はゴール前に最低でも3人は密集していたから、決めきれなかった。
ユナサポ:滋賀がゴール前に密集している分、PAの外にはスペースがあってミドルシュートは打てていましたよね。
仙太郎:打ててはいたけれど、とにかくゴール前の人工密度が高いから、ほとんどがブロックされてしまう。こぼれ球への反応も相手の方が先だったね。ただ、5-4-1で守る滋賀は前に人がいないから、当然ながら攻撃はできない。前半はカウンターの場面すら作らせず、滋賀のシュートはゼロ、ゴール期待値もゼロ。同じカテゴリーの試合とは思えないくらいの一方的な展開だった。

一瞬のミスから失点、活性化する滋賀と単調になる鹿児島
ユナサポ:しかし、サッカーは本当に恐ろしいですね。後半開始早々に試合が動いてしまいました。
仙太郎:失点の場面は、鹿児島のミスからだったね。プレスを掛けられた相手ディフェンダーが苦し紛れに蹴ったロングボールを江川が処理したんだけど……。おそらく江川は滋賀のFWがオフサイドポジションにいたから、オフサイドと判断したんじゃないかな。ただ後からオフサイドではなかった木下がプレッシャーを掛けて、慌てて山田にヘディングでパスするつもりだったのが短くなってしまった。それを相手に取られて、思わず後ろから押してしまいPKの判定。
ユナサポ:あの判定はどう見ましたか?
仙太郎:後ろから押しているので、PKを取られても仕方ない。ただ、あれくらいなら取らない審判もいるとは思うけどね。
ユナサポ:先制してからの滋賀は、一気に勢いづきました。
仙太郎:1点取ってからの滋賀は守備の強度も上がったし、カウンターの場面でも後ろから追い越す動きが出てきて活性化したよね。一方の鹿児島は、一時はいい崩しのある時間帯もあったけれど、試合が進むにつれて単調なセンタリングが多くなってゴールから遠ざかってしまった。
ユナサポ:それでも、チャンスが全くなかったわけではないですよね。
仙太郎:前半では福田が2回決定的な機会もあったが、あそこで決められるかどうかが試合を決めるし、選手のクオリティが問われる部分だよね。試合終了間際の藤村のダイレクトシュートも素晴らしかったけど、相手キーパーが上手かったとしか言いようがないね。
ユナサポ:村主監督も滋賀が5バックで来るのも、谷田がボランチに入るのも予想していたと話しています。
仙太郎:ただその対策をしているようなプレーは見られなかったね。ただ5-4-1を打ち破るのは本当に難しいからね。それだけに失点は痛かったね。
ユナサポ:滋賀には元鹿児島戦士も沢山いました
仙太郎:ボールを触る回数は少なかったけど、やはり三宅海斗は違いを見せてくれたね。怖い選手だった。中村はこういう展開だと、良さを出せない。逆に小野寺は体を張った守備で、自分の長所を出せる試合だったよね。

GK熊倉の評価と、今後のチームへの期待
ユナサポ:今回再び先発したゴールキーパーの熊倉ですが、この試合をどう振り返りますか?
仙太郎:またしても相手のシュートらしいシュートがほとんどなくて、セーブする場面自体が少なかった。シュートストップの実力を見せる機会がないまま終わってしまった印象だね。ただ、高い鹿児島のディフェンスラインの裏をカバーする動きなどは、とても良かったよ。CBの後まで出てきたときはびっくりしたけど……。まあ、PKを止めてくれれば言うことなしだったけどね(笑)。
ユナサポ:これで第11節の山口戦から、PK勝ちを引き分けとカウントすると「2分け4敗」という厳しい状況です。
仙太郎:今まで通りにプレーをして、違う結果を望むのは違うからね。幸いにも、村主監督もこのようにコメントしてくれている。
「選手の能力を最大限に引き出すためのプラスアルファの手を、私自身が打っていかなければならないと考えています。もう一度チームの作り方を整理し、彼らが最も得点を取りやすい形を突き詰めていきます。自分たちの武器を前面に出しながら、より力強く戦えるよう、また1週間最善の努力を尽くします」
ユナサポ:この監督の言葉には期待したいですね。
仙太郎:ただ、こういうことは一週間でできるようにはならない。だから、次のシーズンに向けてどう改善していくのか、その「兆し」をまずは見たいところだよね。
ユナサポ:100年構想リーグも残り二試合となりました。次は最後のホームゲーム、ロアッソ熊本戦です。
仙太郎:勝って有終の美を飾ってほしいね。
ユナサポ:仙太郎さん、ありがとうございました!それでは最後に、全員でご唱和ください。
二人:「チェスト、鹿児島ユナイテッド!」
※選手名の敬称は省略させていただきました
写真提供:mikacchiさん(@sora_ni_Rainbow)

