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放送大学スクーリングメモ イギリス文学への誘い(3) 24年後期 埼玉C 米川聖美 先生

※TOP画像はこの講義で取り上げられたたくさんの作品の中の一部シェイクスピアソネットの訳と肖像

【このレポートは僕の推し活です】
放送大学のスクーリングの面白さを伝える推し活としてこんな記事を上げています。ほんとに興味深いものがたくさん開講されていて面白い。

ふだん自然科学の講義ばかり受けてるのですが、ざっと眺めると心理学とか文学とか歴史とか語学とか情報工学とか・・・かなりいろんな科目があり
自然科学はむしろ少ない方です 

参考:2025前期の全国の科目一覧
↑これだけいろいろあってどこのを受けてもいいんです
沖縄や北海道はそうそういけないけど交通費と宿泊自分で出せるなら・・・

いまのところ人文科学系は僕はこのイギリス文学くらいしか受けたのないですがすこしちがう雰囲気だったので紹介してみます

【この講義について】
イギリス文学への誘い(3)とタイトルに(3)がついてますが
(1)(2)に続いてるのでなく
繰り返し受講したい方が何度でも来れるように番号繰り上げて
一部の取り上げる題材を変えてるそうです。
実際コアなファンのリピーターがいらっしゃるようでした。
(親子?家族?夫婦とお嬢さんみたいな3人組が・・・いたぞ
 すごい^^ありえんような円満ぶり^^
 「私たちずっと繰り返し来てるんです・・・」
 そこまでおもしろいっすか??
 ・・・いやいやとても勉強になったというか
   教養になったとはおもいますが・・・)
たぶん(4)も25年後期に実施されると思います。

文学の先生はたぶん語学も一つ突き詰めるから原書でよむとなると一か国の文学を追求するんでしょうね。調べてみるとドイツ文学とかフランス文学とかラテンアメリカとか・・・それぞれの専門家がスクーリングを全国あちこちで開催してます。また余裕出てきたら(自然科学に疲れたら)別の国の文学講座も受けていいかもしれない。

内容はこんな感じです。
一日目はイギリスの歴史と英語の変遷。(詩とマザーグース
英語の詩がどういう風に変わってきたかを説明してもらい
ローマの皇帝がどこまで攻めてきたかと
地域の特色が語られたりしたのは興味深かったです
いろんな小ネタがたくさんつぎからつぎへ
マザーグースが英国人の教養としていかに重要視されるか
(マザーグースは米国の読み方、イギリスではナーサリーライムというらしいです。事前に調べましたが言葉遊びとして面白い)
・英語の変遷(古英語、中期英語・・・)
シェイクスピアは劇をあくまで詩として発表
英文学における詩の韻の重要性を説明

イギリスに文学の学会でなんども行かれたらしく
そこででっぷりしたタクシーの運転手がさらりと好きな詩を暗唱してくれて
まともなイギリス人は詩の一つや二つ暗誦するものだと言われ
教養に詩があるんだと説明されました。
故エリザベス二世が少女がマザーグースを
もとに女王を訪ねて来た子猫の話をしたときに
なんやら秀逸なジョークを返したなど、
上品なユーモアにも多用されるそうです

末尾にのせる岩波文庫のイギリス名詩選という本に一日目で語られる詩の大半は載っています 実ははるか昔に買わされて持ってたんですが今回持って行って後追い読書・・・こういうきっかけないと絶対読まないし
なるほどこの詩って面白いんだなと思ったりします

次回取り上げる詩がまたかわるかもしれませんが
主題の移り変わりと社会の変化などが連携されて
説明されとても理解の進む(わかった気になる)進め方でした。
先生のお話が上手なんだと思います。

詩はどこかの放送なのかユーチューブなのか朗読をパソコンから音量だして
聞かせてくれます。
そして先生の後について英語で詩を読むなどのアクティビティがあります。
詩は韻を踏むところが大事だから発音して体感しろという趣旨らしい。
みんな英語はそこそこできる人が来てるのか・・・?発音はとてもナチュラルな気がしました。結構英語も古いので電子辞書とか持ってないとつらいです。

二日目から文学作品ですが、おそらく英文学やった人には有名な作品なのだと思います
・シェイクスピア劇(今回はハムレットをとりあげたとのこと)
・高慢と偏見
・ジェインエア
・日の名残り(カズオイシグロ)
有名なシーンを取り上げてそれがその時代どう新しかったのか
を語ってくれます
また映画の一シーンを投影して見せてくれます
(字幕あるのでききとれなくても大丈夫な感じです)

女性の先生だからか^^
恋愛のシーンが多かったです
日の名残りというのはできれば事前に読んできてくださいと指示があったのですが
文章が合わず僕は読めませんでした^^
他の方も私はとても読み切れませんでしたと言う方が多かったです
(主人公の執事の話しっぷりがまどろっこしいんですよね・・・
 てか僕なんでこんな授業取ったんだろう・・・
 英語が好きなわけでもないし、
 文学もこういうのはほとんど読んだことないのに・・・
 正月でほかに理系の科目がなくて・・・
 なんか話きこうとおもったんだろな
 行ってお話聞けば面白いんですけどね・・・)

日の名残りは恋愛シーンらしきところを切り取っていましたが
・・・
第二次世界大戦のヒトラーの開戦に対して最初イギリスで宥和政策を
とった英国紳士の執事を主役に置いた物語です
(ヒトラーの他国への侵略(ポーランド)をことなかれに認めちゃった
 =これで収まるだろうって・・
 もちろんそのあととまらず第二次世界大戦へ
 ウクライナ思ってしまいますね・・・必要なとき立ち上がらなきゃ)
映画では執事をアンソニーホプキンスが演じたらしく
主人の外交を支えるべく八面六臂の活躍した執事も
あえなく終戦にいたり、戦後に当時の宥和政策を問題視され
主人が没落し。。。というようなところが面白いのだと
他の参加者から聞いたりしました。

ですが(恋愛ネタ好きの)先生は一緒に働いてた女性と執事の思い出しの恋愛に焦点当ててシーンを切り出してて
→そこじゃないだろ この物語の焦点は!!
とある若い参加者は言っていました^^
彼の突っ込みではじめてこの作品に興味持てた^^

全授業を通して、英語詩の韻の踏み方を実際に皆で声に出して読まされたり
参加者でグループになって映画のシーンについて意見を言い合ったり
と本当に通学時の学生に戻れたような
気持ちになって楽しめました。
グループワークというんでしょうか
いつも理系の科目ばっかり取ってる僕には新鮮でしたが
人文系はそんな科目が多いのかもしれません。

先生がそういう雰囲気が好きなようで意図的にそうされていたと思います。
ご参考になれば幸いです。

レポートは最終コマの一時間程度で手書きで書いて提出します
(後腐れなし)
授業中に取り上げられた作品から一つを選び自分にとって魅力のある点をのべよ・・・みたいな(たぶん毎期変わります^^)

書いて提出したものは手元にも残したいのでコンビニでコピーしてからの提出にさせてほしいと言ったら快く了承いただけました^^

僕はTOP画像にしてるシェイクスピアの詩(ソネット116)について
書きました。評価はA。門外漢にもここまでくださったので
意味さえ通ればレポートはそこそこ評価してもらえるんじゃないかなと思います。

ー500字くらいで文章書いてもらえばどんな風にその人が物事捉えたのかわかるのよね‥‥そして皆さんも常にその程度の文字数で一番言いたいことを伝える訓練をされたほうがいいわ

なんかそんな感じのことをおっしゃっていました。なる程って感じ。

※(注意)これはみんなで声出して英語を読まされたり、
英語の辞書もって意味調べたりかなり英語に触れますが語学の単位にはならないらしいです
「人間と文化」になります。
放送大学にすでに所属してて卒業要件で語学必要という人は気を付けてください
(っていっても語学ほとんどいらないので気にもしてないと思いますが)

普段は理科の授業ばかり(ほかの大学でできない実験とかできる)受けてますが、このような授業は他の通信制大学のスクーリングと似てるのかもですね。放送大学は心理とか哲学とかここにあげた文学とかが豊富みたいです

理科の体験学習ばっかりですけど他の授業のレビューもしてますのでよかったらご覧ください
  ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
これまでの放送大学スクーリングのレビュー一覧はこちらです



以下、シラバス抜粋
【授業内容】
ナーサリーライム (マザーグース)やバラッド、そして近代の英詩は、今日においても小説や映画、音楽にたびたび登場するなど、イギリスの人々の心に奥深く浸透しています。
本授業では、そのなかでも重要な作品を取り上げ、読み解き、音読することを通してイギリス文学を楽しく体得していただく授業です。また大きな流れのなかで、どのようにしてイギリス小説が生まれ、発展したかについても学びます。
【授業テーマ】
第1回イギリスの歴史と文学史
第2回民衆の心の叫びーバラッドとナーサリーライム
第3回ロマン派の詩とは何か?
第4回ヴィクトリア朝の詩から現代詩まで
第5回シェイクスピア劇と現代
第6回小説の始まりから近代小説まで
第7回現代小説ー『日の名残り』
第8回まとめ
【学生へのメッセージ】
原文を音読し読み解くとともに、DVD等を用いて理解の定着を図ります。それぞれの作品を楽しく鑑賞しながら英文学を深めて参りましょう。
【受講前の準備学習等】
日本語訳でかまいませんので、ナーサリーライムや『日の名残り』を事前に読んでおいていただけると理解がより深まります。
【成績評価の方法】
授業をもとに500字前後のレポートを書いていただきます。内容など詳細は授業初回にお伝えいたします。成績評価は、授業中の学習状況および授業終了後のレポートの評点により行います。
【参考書】
・イギリス名詩選(平井正穂/岩波文庫/\1,012/ISBN=9784003227312)

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