アドラーに学ぶ、人生の主導権を取り戻す「自己決定」の極意

追い駆けて 追い駆けても
つかめない ものばかりさ
愛して愛しても 近づく程見えない
…どうも、パパぞーです。
今回は、大好きなアドラー心理学のお話です。
はじめに
「今日もまた、本当はやりたくない仕事に追われて一日が終わった」
「あいつはいいよな、恵まれた環境で育って」
夜のベッドの中、スマホの画面をスクロールしながら、そっとため息をついていませんか?
「自分の人生がうまくいかないのは、親の育て方が悪かったからだ」
「自分には才能がない。遺伝だから仕方ない」
「過去のトラウマがあるから、新しい一歩を踏み出せない」
……ちょっと待ってください。
世の中の「当たり前」のように語られるそれらの理由、実は全部、あなたが今の状態に留まるための「便利な言い訳」だとしたらどうでしょう。
もし「人生の言い訳選手権」がオリンピック競技なら、私たちは全員ぶっちぎりの金メダリストになれるかもしれません。
しかし今回は、あなたが無意識に強く握りしめている「不幸になるための切符」を鮮やかに破り捨てる為のお話をします。
他人の顔色や過去の記憶に振り回される「助手席の人生」を今日で卒業し、自らの手で人生の「運転席」に座り直す一歩を手に入れてください。
【落とし穴】「原因論」という甘くて危険な罠
私たちが陥りやすい最大の落とし穴は、うまくいかない理由を「過去」や「環境」に求めることです。
フロイトに代表される従来の心理学や一般的な常識では、心の悩みや現状の不満の理由は「過去の出来事(原因)」にあると考えます。
しかし、心理学の三大巨頭のひとりであるアルフレッド・アドラーは、この「原因論」を
真っ向から否定しました。
原因論に立つと、「過去に〇〇があったから、今の私は不幸だ」という決定論に縛られ、未来を変える可能性を自ら放棄してしまうからです。
人は、失敗して傷つくことや困難から逃げるために、わざわざ過去のトラウマや不安感という「感情」を引っ張り出し、「だから私にはできない」と自分を納得させているのです。
【解決策】「目的論」と「自己決定性」へのパラダイムシフト
そこで現状を打破する鍵となるのが、アドラー心理学の核となる「目的論」と「自己決定性」です。
人の行動には「過去の原因」ではなく「未来の目的」があるとアドラーは考えます。
たとえば、「傷つきたくない(目的)」から「恋愛や挑戦をしない状況を作る(手段)」というように、私たちは常に自らの目的のために行動しています。
そして、ここからが最も重要なポイントです。
アドラー心理学では、「人生で起こるさまざまな出来事への意味づけや、今の自分のあり方は、すべて自分が決定してきた選択の結果である」と考えます(自己決定性)。
「何が与えられているか」ではなく、「与えられたものをどう使うか」がすべてなのです。
この「自分で決める」ことの重要性は、現代の科学でも明確に実証されています。
国内2万人を対象に行った大規模調査では、「所得や学歴よりも、自己決定度の高さが幸福度を上げる」という結果が出ました。
さらに、国連が発表した2024年版の『世界幸福度報告書』においても、「人生の選択の自由度」は、
各国の幸福度を決定づける6つの重要指標のひとつとして明記されています。
時代がどれだけ変化しても、科学的解釈も
「自分を人生の主人公として、自らの意思で選び取ること」こそが、真の幸福への最短ルートだと証明しているのです。
「でも、私には無理では?」というあなたへ
「いやいや、そうは言っても、私が今ブラック企業にいるのも、親ガチャに外れたのも私のせいじゃない! 自分で決めるなんて綺麗事だ!」
そんな反論が聞こえてきそうです。
おっしゃる通り、生まれ持った気質や家庭環境、
現在の経済状況など、自分ではすぐには変えられない「条件」や「制約」があるのは事実です。
しかし、アドラーはこう語っています。
「遺伝や環境も世界との関係性を決定し得ない。
遺伝はある能力を授けるだけ。環境はある印象を与えるだけ。」
つまり、それらは単なる「素材」にすぎません。
その不遇な素材を「反面教師」として生きる糧にするのか、それとも「あきらめる理由」にするのか。
その「意味づけ」は、いつでもあなた自身が自由に選べるのです。
子どもの頃に無意識に身につけた「生き方の設計図(ライフスタイル)」は、大人になった今、この瞬間から選び直すことが可能です。
おわりに
長年信じ込んできた「できない理由」を手放し、
自分の足で歩き出すのは、最初は少し怖いかもしれません。
しかし、これまでの人生がどうであれ、これからの未来を決める力は、間違いなくあなたの中にあります。
今日から5分でできること
今日、寝る前の5分間だけ、スマホを置いて紙とペンを用意してください。
そして、次の質問に対する答えを書き出してみてください。
「もし、今の『言い訳』がすべて使えなくなったとしたら、私は本当はどう生きたいか?」
過去の原因を探すのをやめ、未来の「目的」に焦点を当てるだけで、明日から見える景色は劇的に変わるはずです。
あなたの人生という車のハンドルを握っているのは、一体誰ですか?
引用・参考文献
・岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)
・アルフレッド・アドラー『個人心理学講義 生きることの科学』(一光社)
・西村和雄・八木匡「所得や学歴より『自己決定』が幸福度を上げる 2万人を調査」(神戸大学・同志社大学、2018年)
・国連持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)『World Happiness Report 2024(世界幸福度報告書)』
・NLP-JAPAN ラーニング・センター「アドラー心理学とは?幸福に生きるための『考え方』をわかりやすく解説」
※この記事はAmazonアソシエイト広告を利用しています。
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