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年間1000人が休業する「東南アジア化する日本の夏」から年収と命を守る

Ever close your eyes? Ever stop and listen?
目を閉じたことはある?
立ち止まって耳を澄ましたことは?
Ever feel alive and you've nothing missing?
生きてると実感して何も欠けてないと感じたことはある?
…どうも、パパぞーです。


はじめに

外に出た瞬間、見えないサウナの扉を開けたのかな?」

あるいは「いつの間にシンガポール行きの『どこでもドア』を通ったんだろう?」

最近の通勤時そんな錯覚に陥ることはありませんか?

決してあなたの気のせいでも、年齢で体力が落ちたわけでもありません

事実、米海洋大気局(NOAA)の最新データ分析によると、現在の東京(7〜8月)の最高気温と湿度は、タイのバンコクシンガポールといった東南アジアの熱帯都市に完全に匹敵するレベルに到達しています。

2000年代、2010年代と比較してもその上昇カーブは著しく、もはや日本の「熱帯化」は疑いようのない事実です。

つまり私たちは今、四季のある温帯ではなく
過酷な高温多湿の東南アジア」でスーツを着て働いているのと同じなのです。

この急激な気候変動の代償は、私たちの健康、そして財布(経済)直撃しています。

研究によれば、日本の暑さによって失われた総労働時間は、なんと年間「28億時間」超え

1人当たりに換算すると年間43時間(実に日中換算で約5日分!)もの作業効率が、暑さという見えない敵に奪われています。

さらに恐ろしいのは、職場での熱中症による死傷者(休業4日以上と死亡の合計)が1,800人を超え過去最多を更新し続けていることです。

炎天下の建設現場だけでなくエアコンが効いているはずの「製造業」や「商業」といった屋内勤務者にも熱中症が急増しているのが現実です。

「とはいえ、こまめに経口補水液を飲んで気合いで乗り切るしかないでしょ?」

そう思って、良かれとスポーツドリンクをガブ飲みしながら汗だくで働いているあなた。

実はそれ、この熱帯化した日本において、やってはいけない「命と年収を削るNG行動」だと知っていましたか?

もはや「気合い」や、単なる「対症療法」は通用しません。

労働環境の再設計が急務とされる今、個人の防衛策アップデートが必要です。

あなたが熱中症の後遺症で数ヶ月の休業(=数百万円の経済損失)に追い込まれるリスクを減らし、過酷な「東南アジア化した日本」でも、涼やかに最高のパフォーマンスを発揮できようにしていきましょう。


あなたの仕事と健康を奪う熱中症の「3つの落とし穴」

まずは、多くの人が陥りがちな勘違いと、私たちがアップデートすべき正しい対策の全体像をご覧ください。

落とし穴1:「経口補水液」や「スポーツドリンク」で予防する

テレビで経口補水液が良いと言っていたから、毎日飲んで予防しよう」というのは、非常に危険な思い込みです。

経口補水液は、いわば「飲む点滴」。

脱水症を「治療」するためのものであり、一般的なスポーツドリンクに比べても塩分が約3倍も含まれています[3]。

知識のないまま日常的な水分補給として普段飲みしてしまうと、塩分の過剰摂取となり、高血圧
心臓・腎臓病のリスクを跳ね上げてしまいます。


解決策

日常の予防の基本は、あくまで「水や麦茶」です。

大人は飲み物から1日1.2〜1.5リットルを目安に補給する必要があります[4]。

コップ1杯(約200ml)を「朝起きてすぐ」「毎食時」「入浴前後」など、1日8回程度に分けてこまめに飲む習慣をつけましょう。

経口補水液は「頭痛やめまいなど、熱中症の初期症状が出てから飲むもの」と厳格に切り分けてください。


落とし穴2:「家の中(室内)にいれば安全」という神話

日差しがない室内なら大丈夫、というのも命に関わる間違いです。

総務省消防庁のデータでも、熱中症発生場所の約4割が住居などの室内となっています[5]。

さらに恐ろしいことに、東京都監察医務院のデータによれば、屋内での熱中症死亡者のうち、約9割がエアコンを使用していませんでした[6]。

東南アジア化した現在の日本では、夜間コンクリートの壁から室内に熱が放射され続けるため、寝ている間に気づかず脱水が進むケースが多発しています。


解決策

「自分は暑さに強い」という過信を捨て、温度計湿度計可視化してください。

室温の目安は28℃以下湿度は50〜60%を保つことが鉄則です[7]。

夜間もためらわずに冷房を活用し、睡眠中の見えない脱水を防ぎましょう。


落とし穴3:「治ったからすぐ仕事復帰!」が招く長期の経済損失

ちょっと熱中症っぽかったけど、1日休んで治ったから明日からまたバリバリ働くぞ!」

実はこれが、最も深刻な経済損失を生む落とし穴です。

近年、熱中症から回復したはずなのに、長引く頭痛自律神経の乱れ慢性的な疲労感などの「後遺症(熱中症後症候群)」に悩まされる人が急増しています[8]。

軽症だと思って休養を十分に取らずに活動を再開すると、脳や臓器の炎症が長引き、結果的に数週間から数ヶ月の休業を余儀なくされてしまいます。


解決策

自覚症状が落ち着いても、体内のダメージが完全に回復するまで絶対に無理をしないことです。

数日から1週間程度は、リモートワークを活用したり業務量をセーブしたりと「段階的に活動量を戻していくこと」が、結果的に最も早く本来のパフォーマンスを取り戻す最短ルートとなります。

「でも、そんなの面倒くさいし無理では?」というあなたへ

「こまめに水を飲むなんて忙しくて忘れる」
「一日中エアコンをつけるのは電気代がもったいない」
そんな声が聞こえてきそうです。

物価高の今、お気持ちは痛いほどわかります。

しかし、少しだけ電卓を叩いて計算してみてください。

熱中症や長引く後遺症で、数週間ベッドから起き上がれず仕事を休むことになった場合の「収入減」や「プロジェクトの遅延」。

それに対して、ペットボトルの水代数千円の電気代。

どちらがあなたにとって「高くつく」でしょうか?

後遺症で集中力が低下し、重要な仕事でミスを連発するリスクを考えれば、数百円・数千円のコストと、コップに水を注ぐ手間は、最高の「自己投資」なのです。


引用・参考文献

[1] 国連広報センター (2023) 「気候変動に関するグテーレス国連事務総長プレスブリーフィング」
[2] 厚生労働省 (2024) 「令和5年 職場における熱中症の発生状況(確定値)等」
[3] 日本救急医学会 (2024) 「熱中症診療ガイドライン2024」
[4] 厚生労働省 (202x) 「『健康のため水を飲もう』推進運動」
[5] 総務省消防庁 (2023) 「令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」
[6] 東京都監察医務院 (2022) 「東京都23区における熱中症死亡者の状況」
[7] 環境省 (202x) 「熱中症環境保健マニュアル」
[8] 医療法人社団・関連学会報告等 (202x) 「熱中症罹患後の遷延する症状(後遺症)に関する実態調査」


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