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わたしは、わたしのために書く

とある会社で、ライターとしてお仕事させてもらった。

本当に苦しい毎日だった。

はじめて企業に所属して、書く仕事をしたのだけど、わたしは【文章を書くこと自体が好きなわけじゃない】と気がついた。

つらかったことは書ききれないけれど、忘れないうちに簡単にまとめる。

・毎日違う指示をされる
・入って3日で自主性が足りない、記事に必要な情報は自分で集めて書けと言われる
・情報集めのために資料をメールでお願いするも無視
・指導者はほぼ不在
・未経験でも指導するということだったのに、わたしのせいで想像以上に時間をとられると言われる
・せっかく指示通り修正しても、次の日元に戻される繰り返し計8回(言ったこと忘れてる)
・パクれ!と言われる
・「コピペは良くないと思います」と伝えたのに、パクるのは基本と言われる
・しかし翌日、「コピペした文章など意味がない」と言われる
・指導者の好みに合うか合わないかで判断される
・だったら私に頼まず自分の好きなように書いてくれ

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誤解してほしくないのは、わたしは、何度も記事を書きなおすことがイヤだったんじゃない。スキルと知識不足は自分が1番よくわかっているし、むしろお金をいただきながらプロの方から指導してもらえる環境は、ありがたかった。何度でも書き直して、いい記事を完成させたかった。

でも、納得できないことを全部自分の能力不足のせいにされて、指導者の気分に振り回されることがツラかった。


ストレスとプレッシャーで毎日胃が痛かった。書くことをこんなに苦痛に感じたことははじめてだ。

”企業で3年くらい経験を積んで、フリーランスやテレワークを目指す道”は失ったけれど、収穫もある。

「わたしは、誰かに書け!と言われて書く行為が好きじゃない。自分が実際に体験したこと、感じたことを発信することが好きなんだ。」

と気がついた。貴重な気づきだった。

それから、めちゃくちゃオシャレなオフィス環境、最新のパソコン設備だったのに、まったく集中して書けなかった。静かではあったのに、情報量が多く、すべてが刺激となった。(1番大きな原因は、指導者が怖すぎてビクビク疲れだとは思うけれど)

HSPらしさをフル発揮した。

ひとりじゃなきゃ、書けない。

わたし、ひとりじゃなきゃ、働けない。

分かってはいたはずなのに、やっぱりフツウに就職したかった。勤めびとになりたかった。なれなかった。

悔しいし、情けない。

毎日泣いた。

でも、自分の心とからだの健康第一。

自分にできることは、精一杯やったので挑戦したことに後悔はない。

夜中まで毎日記事を修正した。本を買って読んだ。勉強した。週末はネカフェに泊まって雑誌を読み漁った。自分のせまい人脈の中でも、ターゲットに聞き取りした。

誰がなんと言おうと、わたしはがんばった。

「自己満足の努力」

そう言われたけど、うるさい。あなたなんて知らない。勝手にして。わたしもわたしで勝手にするから。違うやり方で良いものを書いてみせるから。

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「所属がないのがこわくて、懲りずに会社員になろうとしちゃう」

そう恋人に伝えたら、

「勤めびとだけが、正解なわけじゃない。いいじゃん、あなたはひとりで好きに書いてたらいい。あなたの文章はいい。あなたの文章を好きだといってくれるひといるんでしょ?その人を相手にしたらいい。すぐに結果が出なくても、お金にならなくても、ゆっくり勉強しながら書き続けたらいい。前に気になると言ってた校正の仕事をやってみてもいいし、ずっとフリーでもいい。生きてりゃなんでもいい。」

と言ってくれた。

そんなわけで、わたしは今日から、フリーライターです。








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星七えり|エッセイスト・ZINE作家 サポートめちゃめちゃうれしいです🍬 他人の目ばかり気にして比較グセがあるわたしですが、浮かんだ言葉のまま、純度100%で軽やかに出力したいのです。