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人には言えない「子を持つこと」へのジレンマと憧れ

最近、小さなお子さん連れのファミリーがやたらと目につく。

昨日のわたしは、病院でアレルギー検査をしたあと、2時間以上診察まで待ったのに3分診療だった自分をねぎらうべく、スーパー銭湯に寄って帰った。

お会計時に、検査料が思いのほか高くてびっくり。

これで何かしたら反応して特定されたら良いのだけど、どの病院に行っても結局原因はわからずじまい、ってことが多いのでかなしいね。

不思議だったのは、病院の待合室で、幼稚園児くらいの子を連れたママさんやおばあちゃんがやたらと目に入ったこと。

なぜだろう?最近、こういうことが多い。

さて。

診察を終えて、お会計も終えて、蕁麻疹の薬ももらって・・

「心配しすぎるから蕁麻疹も出るのよ」

ちょっぴり冷たかった病院の先生の言葉を流したく、スーパー銭湯へ立ち寄る。金曜日の夜は混むだろうなぁと思ったけれど、そこまでじゃなくてホッとした。

女湯に入ると、小さな男の子を抱っこしながら入浴するママさんが目に入った。抱き抱えられて、上半身だけ上下にぷかぷかと浮いている。

今まで、あまり赤ちゃんに興味のなかったわたしだけど、なんだか最近やたらと小さなお子さんが視界に入ってくる。

小さいねぇ、かわいいねぇとも思う。

(白状するけど、今までは、産休明けの職場の人がお子さんを連れてきて、みんなが「かわいい〜!」とわらわらと寄っている時にどうしていいかわからなかった人である)

なぜだろう?タイムリミットが迫っているから、わたしの中の母性が反応しているのだろうか。

わかっている。子どもというのは、あの小さくてかわいい姿でずっといるわけではないこと。

婦人科の検査ですら拷問と感じる痛みに激ヨワなわたしにとって、出産なんて怖すぎるし、ましてや育てる勇気もないこと。

血縁的にリスクがあまりにも高すぎること。

自分自身が地に足つけて立つ力もないのに、ものすごく子ども時代苦しかったのに、この世に産み落とすなんて無責任だ!と強く強く感じてしまう。

ただ、なぜだろう?私が一生経験をしないで死ぬことを、経験している人への劣等感や憧れはたしかにある。

未知の世界というか、それを選べる人生(家族を持ちたい、自分の子どもを産みたいと思える家庭環境、人生なこと)がうらやましさもある。

ふと、横目で子を抱き抱えるママさんを見ると、絶対に友だちにはならなそうな、気の強そうなキリッとした顔立ちをした方だった。

「いい男は、気の強そうな女が好きなのよ」と聞いたことがある。その通りだ。

お風呂だとみんなすっぴんだから、なんというか、仮面をとったその人の文字通り丸裸な、飾らない素が見える感じがするのが面白いなと思う。

なんとなく、みんなの前でわたしを怒鳴ってきた年下の先輩の子とかぶる。

なんというのか、気の強いタイプの方がモテるし、人生うまくいっているような、幸せになっているような気がしてちょっと凹んだ。

わたしは、ひとりで露天風呂に入りながら、ぼんやりと雲にまみれた奥底で怪しく薄ピンク色に光る三日月を眺めていた。

わたしの人生とは?
これからも一人で生きていくのかな?

家族という絶対的安心感のあるものがほしい。だけど、やっぱり、自分が知らないものを作り上げるのは、無理なのか・・

他の方の成功体験を聞くたび、”じゃない方”のわたしは切なくなる。




先日、選択子なし夫婦を選んだ知り合いが、離婚したと聞いた。理由は、旦那さんが子どもを欲しくなったからだという。

一筋の光だと思っていただけあって、自分ごとのようにショックだった。

気持ちは変わる。その時はお互いが納得していても、約束していても、絶対的な家族なんて、形なんてないんだ。



***

わたしはのぼせやすいので、38℃くらいのぬるいお風呂の岩かげに寄りかかって浸かっていた。

サウナも入って(本当に一瞬)水風呂に足だけ使って、露天に置いてあるベンチに座って、外気浴をした。

これだけでも、なんだか体の芯がまっすぐになるような、自律神経が整った感じがして気持ち良い。

脱衣所に戻ると、さっきのママさんがお子さんを追いかけながら着替えをさせて、動き回りたくして仕方のなさそうな我が子を手を繋いで留まらせ、自分のドライヤーをささっとしていた。

大変そうである。

わたしなんて、まだ最新のドライヤーの使い方がわからず、説明書と格闘しながら変なボタンを押してまごまごしているのに。すごいなぁ。

だけど、我慢している子どもに最後「よし!いこう!」とママさんが言った時の声は弾んでいた。

お食事コーナーに行くと、もう一人の息子さんを抱き、髪もまだ濡れっぽい旦那さんと合流していた。

なるほど、一人ずつ連れて入っていたのか。

待っていてくれる人がいる。いいなと何回も見てしまった。

わたしは何をするでもなく、リアルゴールドを一人で飲んでいた。

別にいいんだけど、noteでいいなと思った文章から飛んだプロフィールに「ふたり暮らし」と書いてあると決してフォローしない、卑屈さよ。

なんというのか、個人としても時間を楽しみたいし、でもずっと1人ではなく、待ち合わせる場所があるのっていいね。

あぁ、たった一人でいい。
わたしが何をしても笑顔で迎え入れてくれる人いたらなぁ。

この人生、色々あったけど、大成功だと言えるよね。





PS:アマプラの「いいふうふ」っていうドラマがめっちゃ面白いから、家族の形とか結婚とか、あと特に!!毒親問題(母と娘の)に悩んできた人にはぜひ観てほしいです!!





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ママさん向けコーチング、子育てコーチングが世の中に溢れているけど、”じゃない人”が、話を聴いてもらえる場所ってないよねと思いまして・・

同世代は子ども中心のお話をしているし、逆に自分がいると気を遣わせちゃったりもするし。

ママ友同士で分かり合えること、老人会の仲間と分かり合えることってあるかもしれないけど、独身会ってある??

星七えり(1988年生まれ・未婚)でよければ、そんなモヤモヤや、周りに打ち明けられない悩みなど、ぜひなんでもお話聴かせてくださいね〜〜🍯

あなたにとって、ちょうどいい他人を目指しています!



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星七えり|エッセイスト・ZINE作家 サポートめちゃめちゃうれしいです🍬 他人の目ばかり気にして比較グセがあるわたしですが、浮かんだ言葉のまま、純度100%で軽やかに出力したいのです。