なぜ妻は子どもに過干渉になるのか
夫のよくある悩みの一つとして、妻が子どもに過保護、過干渉に関わることということがあります。
私の妻も子どもに対して「今日提出の資料は持って行っている?」「来週からオンライン授業だから、使う教科書は持って帰るのよ」などといちいち確認したりします。
そんなやり取りを聞く度に、僕は嫌な気持ちになります。なぜなら、子どもの自律心や成長の機会を奪う行動だと思うからです。
子どもの心理的な自立にあたっては、失敗だとか、挫折とか、思いどおりにならない状況を経験することが必要です。
カーリングペアレントとは
冬季北京五輪の日本代表チーム「ロコ・ソラーレ」の活躍を通じて、カーリングに興味を持った方もいらっしゃると思います。僕もその一人です。
カーリングのストーンをブラシでごしごしこする姿が印象的なスポーツです。その姿をなぞらえて「カーリングペアレント」という言葉があります。
子どもの行く手を阻む障害や失敗要因になりそうなことを先回りして、どかそうとしてしまう、過保護で過干渉な親のことです。
私の妻は、まさに「カーリングペアレント」だなぁと、カーリングの試合をみながら感じていました。
過干渉・過保護の背後にある「不安」
過干渉、過保護になる要因として、親が感じる「不安」があります。自分の子どもが失敗したり、困る事態なることが不安でたまらないのです。
子どもの失敗や困った事態に対して、親として、気持ちよいと感じる人はいないでしょう。不安な気持ちを感じる人もいるかもしれません。
ただ、不安を感じつつも、自分の行動を律して、子どもと適度な距離感をつかめる人とそうでない人がいます。
後者の人は、不安の耐性が弱い人といえます。不安な気持ちを抱えたまま耐えることができず、自分の不安を和らげるために、子どもの行動に対して、過干渉となるのです。
過干渉・過保護な妻に夫としてできること
以前はそのようなやり取りをしている妻に対して、「いちいちそんなことを言うな」とか、「子どもの失敗の機会を奪うな」などと言っていましたが、全然聞き入れてくれず、無力感や苛立ちが強まりました。
ただ、夫としてできることは、過干渉、過保護になる妻を責めたり、論破したりすることではありません。そのようなことをしても、妻の不安は軽くはならないのです。
まずは、過保護、過干渉の背後に不安があることを理解しましょう。そして何よりもすべきことは、「子どもが困ったことにならないかと不安になるよね」と共感することなのです。
