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#217 ○○な時、子どもを叱ってしまう

なんで今日に限って・・・

研究授業の日、緊張のせいなのか、いつもは一言の注意で済ませることなのに、怒りがわいてきて怒ってしまったことはないだろうか。
「こんな日に限って、なんでちゃんとやってくれないんだ。」と子どものせいにしていないかな。授業に関係ないのに忘れ物で怒ったり、いつもはスルーしていたことを、この日に限って注意し始めたり。
どうやら僕らは、落ち着かない、緊張、余裕がない、こんなとき怒りがおきやすいみたいだ。

不確実性に直面した脳

不確実性の恐怖に直面したとき、脳は「怒り」の反応をする。駅や空港で係員に向かって怒鳴っている人がいるだろう?彼らが怒るのは、旅行につきものの不確実性がストレスになっているからだ。人は怒っているとき、自分は正しいと確信することができる。この感情によって、不確実な状況ではないと錯覚することができるんだ。つまり、「今日の研究授業どうなるかなあ。」という不確実性に恐怖を感じている脳は、「怒り」の反応で解消しようとするんだ。「怒り」の矛先である子どもの気持ちなど考えることができずに。

「期待」に近い「怒り」

心理学者ロバート・ブルチック博士が考案した「感情の輪」を知っているかな。ぜひ、ググってみて欲しい。
8つの基本感情「喜び」「信頼」「恐れ」「驚き」「悲しみ」「嫌悪」「怒り」「期待」があり、対局は相対関係となり、近いものは似ている感情となる。

では僕らの「怒り」の感情に近い感情は何か?
「嫌悪」と「期待」だ。「嫌悪」は納得しやすい。嫌悪が強くなると「憎悪」となる。怒りに近い感情だと納得しやすいだろう。

もう一つは「期待」だ。「期待」が弱いと「関心」、強くなると「警戒」だ。研究授業や行事、職員会議での提案を抱えている僕らの感情には「うまくいくかなあ。」という「期待」や「失敗したらどうしよう。」という「警戒」がある。この感情は「怒り」に近い。つまり、「期待」や「警戒」と「怒り」は似た感情だと言えるのだ。

冒頭の話に戻ろう。

研究授業や参観日の日の先生は怒りっぽくなる。

これはあながち間違っていないようだ。不確実性に直面した脳が「怒り」の反応をしたり、「期待」「警戒」の感情が似ている「怒り」の感情に移り変わりやすいからだ。

とりあえず、「そわそわしている日は、子どもを叱らない」というルールを設定してみてはいかがでしょうか。「今日の先生、なんか怒りっぽいな」と思われてしまっては、子どもは発言、行動しなくなりますからね。

ん?
行事やいつもと違う日程の時に、子どもたちのトラブルが起きやすいのも同じ理屈かもしれないなあ。となると、ただ叱っても効果はなさそうですね。

「人って余裕がなかったり、期待していたり、不安があると、怒りっぽくなるんだよ。」

ってお互いに知ることで、ちょっとだけ優しい学級になりそうですね。

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