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特許を取る意味ある?弁理士が本音で答えます

「特許って取った方がいいですか?」

これは、私がよく受ける質問です。

結論から言うと、

特許を取ったからといって、すぐ儲かるわけではありません。

むしろ、特許を持っていても売上に全く影響しない会社の方が多いです。

では、なぜ企業は特許を取るのでしょうか。

今日は、建前ではなく本音でお話しします。


特許=独占権ではある

特許を取ると、その発明を一定期間独占できます。

よく

「特許を取れば真似されない」

と言われます。

確かに間違いではありません。

しかし現実はもっと複雑です。

特許を持っていても、自動的に競合が消えるわけではありません。

侵害している会社を見つけて、警告して、場合によっては訴訟する必要があります。

中小企業がそこまで行うケースは多くありません。

では特許を取る意味は何か

私は、大きく3つあると思っています。

① 真似されにくくする

一番わかりやすい効果です。

競合からすると、

「特許を持っている会社」

に近づくのは面倒です。

訴訟リスクがあるからです。

実際には訴訟しなくても、抑止力になることがあります。

② 営業で使える

意外と見落とされるのがこれです。

特許を持っていると、

・技術力がある会社

・研究開発している会社

・独自性がある会社

という印象を与えやすくなります。

特に大企業との取引では有効です。

技術そのものよりも、信用力向上の効果が大きいケースがあります。

③ 会社の価値を上げる

投資家や金融機関は、知的財産を見ています。

スタートアップの資金調達でも、

「何か参入障壁がありますか?」

と聞かれることがあります。

そのとき特許は一つの説明材料になります。

逆に、特許を取らなくてもいい場合

私は、何でも出願すべきだとは思いません。

例えば、

・すぐに技術が陳腐化する

・競合がほとんどいない

・事業化の予定がない

・費用対効果が合わない

こうした場合は見送る判断もあります。

実際、出願しない方が合理的なケースもあります。

一つの考え方として

「特許を取る意味ありますか?」

という質問に対して、

個人的にはこう考えています。

その特許で必ず儲かると思わない方がいい。

しかし、

その特許が事業を守るなら十分意味がある。

特許は宝くじではありません。

出願した瞬間に売上が増えるわけでもありません。

一方で、競合との差別化や信用力向上には確実に役立つことがあります。

重要なのは、

「特許を取ること」

ではなく、

「事業にどう使うか」

です。

そこを考えずに出願すると、お金だけかかって終わります。

逆に事業戦略と結び付けられれば、特許は強力な武器になります。

【免責事項】

本記事は一般的な情報提供を目的として執筆しています。個別の案件について結論を示すものではありません。

特許を取得すべきかどうかは、技術内容や事業戦略によって大きく変わります。実際の判断は専門家にご相談ください。

また、記事の内容について正確性には配慮していますが、その完全性や最新性を保証するものではありません。

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