ポケカなどのTCGで、ガンスリンガーをもっと楽しく。「カドバ」に3つの新しい遊び方を追加しました
こんにちは、普段は「あつまれポケカフレンズin横浜」や、オンラインでの練習会「平日夜ポケカ」を運営しているパヤオです。
ポケカ公認ジャッジ・オーガナイザーとして活動しながら、TCGの交流会・練習会向けアプリ「カドバ」を個人開発しています。
カドバ
Webアプリ: https://www.cadoba.fun
iOSアプリ: https://apps.apple.com/jp/app/cadoba/id6759292152
Androidアプリ: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cadoba.cadoba_app&hl=ja
カドバは、イベントの参加受付、対戦相手の決定、対戦結果の記録、ランキング集計などをまとめて管理できるアプリです。Web、iOS、Androidに対応しており、主催者だけでなく参加者も自分のスマホから操作できます。
特に、対戦が終わった人から次の相手を探し、イベント時間内に何度も対戦する「ガンスリンガー形式」の運営を得意としています。参加者が対戦を希望する「マッチング待ち」の状態になると、カドバが条件に合う相手と空いている卓を自動で決めます。
以前、カドバを作った理由や基本的な機能について、こちらの記事で紹介しました。
カドバは、対戦が終わった参加者から順番に次の対戦へ進む、ガンスリンガー形式をベースにしたイベント管理アプリです。
前回の記事を書いたころに選べたイベント形式は、待機中の参加者を組み合わせる「フリーマッチング」と、成績の近い参加者を優先して組み合わせる「スイスドロー」の2種類だけでした。
それから約3か月、自分のイベントで使い続けながら改善を重ねてきました。少しずつ利用してくださる方も増え、2026年8月現在、ユーザー数は800人を超え、カドバで記録された対戦も累計3,000試合を突破しました。
自分のイベントを楽にするために作り始めたアプリが、ほかの地域やさまざまなTCGのイベントでも使われるようになり、主催者・参加者の方から、実際の運営で感じたことを伺う機会も増えてきました。
カドバをイベントで使ってくださった皆さん、そして、使ってみて気づいたことや「こんなことができたらいい」と率直に伝えてくださった皆さん、本当にありがとうございます。個人で開発している自分にとって、実際のイベントからいただく声は、カドバを改善していくうえで大きな支えになっています。
実際にいただいた声の中には、連勝を目標にしたい、勝敗だけではない楽しみ方を加えたい、参加者をチームに分けたい、といったイベントルールに関するものがありました。
ほかにも、イベント中の案内を参加者全員へ届けたい、実力差に配慮したい、親子や同行者同士の対戦を避けたい、移動が難しい参加者の対戦卓を固定したい、といった当日の運営に関する声もありました。
そうした声を参考に、対戦が終わった人から次の対戦へ進む基本の流れはそのままに、チップ争奪戦、連勝チャレンジ、紅白戦といった新しい対戦形式を追加してきました。
さらに、参加者へのお知らせや固定卓など、当日の運営を支える機能も増やしています。イベントの目的に合った遊び方を選びながら、参加者や会場の状況に合わせて、より柔軟に進行できるようになりました。
今回は、前回の記事から新しく増えた主な機能を紹介します。
3つの対戦形式が新しく加わりました
これまでのフリーマッチングとスイスドローに加えて、「チップ争奪戦」「連勝チャレンジ」「紅白戦」を選べるようになりました。
自動マッチングを使って次々に対戦する流れはそのままに、イベントごとに異なる目標や楽しみ方を用意できます。

チップ争奪戦
対戦の勝敗に、チップの駆け引きを加えるイベント形式です。参加者はイベント開始時に同じ枚数のチップを持ちます。
対戦前に相手と相談し、両者が同じチップ枚数を選ぶと試合が始まります。勝者は選んだ枚数分のチップを獲得し、敗者は同じ枚数を失います。引き分けの場合、チップは移動しません。
「今回は何枚かけるか」という駆け引きが加わるため、通常の勝敗とは違った盛り上がりを作れます。
チップが0枚になった参加者を一度マッチング対象から外し、運営が再チャレンジ用のチップを付与する運用にも対応しています。
結果を修正・取り消した場合は、その試合で動いたチップも自動で戻るようになっています。


連勝チャレンジ
「5連勝を目指す」など、決められた連勝数の達成を目標にするイベント形式です。通常のランキングとは別に、連勝を参加者共通の目標として設定できます。
目標は3〜10連勝の範囲で設定できます。勝つと連勝数が増え、負けまたは引き分けで0に戻ります。
目標に到達すると、達成者としてイベント内に記録されます。その後も連勝数は改めて数えられ、再び達成すれば2回目の記録が残ります。
運営画面では、現在の連勝数や達成回数に加えて、達成賞品を渡したかどうかも管理できます。
順位だけではなく、「まずは3連勝を目指そう」といった分かりやすい目標を作りたいイベントに向いています。


紅白戦
参加者を赤チームと白チームに分け、チーム同士の合計成績を競うイベント形式です。カドバは、同じチームの人同士ではなく、赤チーム対白チームになるように対戦相手を決めます。
参加者は、人数の少ないチームから順番に自動で振り分けることも、運営が一人ずつ所属チームを決めることもできます。
対戦自体は個人戦のままですが、結果はチームごとにも集計されます。勝利は3ポイント、引き分けは1ポイントとして、チーム順位や貢献した参加者を確認できます。
いつもの交流会にチームとしての一体感を加えたいときや、地域・所属などで分かれて対戦したいときに使えます。


イベントのお知らせを参加者へ届けられます
イベントの開始前や開催中に、運営からそのイベントの参加者へ一斉にお知らせを送れます。
たとえば、次のような場面で利用できます。
- 開催前に、持ち物や集合場所を案内する
- 当日に、受付場所の変更を伝える
- イベント中に、休憩や終了時刻を案内する
- 忘れ物など、参加者全体へ伝えたい内容を送る
送った内容はイベントページに残るため、参加者は後からでも確認できます。
送信時にプッシュ通知を付けるか選べます。プッシュ通知を付けた場合、アプリを閉じている参加者には端末の通知として届き、アプリを開いている参加者には画面上のポップアップで表示されます。
未読のお知らせがある場合は、ホーム画面やイベント一覧、イベント詳細にバッジが表示されます。通知を見逃しても、どのイベントに確認していないお知らせがあるか分かります。



「マッチング設定」で組み合わせを調整できます
自動マッチングに任せるだけでなく、イベントの参加者や会場の事情に合わせて、対戦相手と卓の決め方を調整できるようになりました。
グループ制限と個別回避
「グループ制限」は、参加者をいくつかのグループに分け、自動マッチングの対象を制限する機能です。同じグループ同士だけ、または指定したグループ同士だけで対戦するように設定できます。
たとえば、初心者と経験者、年齢やクラスなどで参加者を分けたり、特定のグループ間だけで対戦させたりできます。
実力差に配慮したい初心者向けイベントや、独自の組み合わせルールがある交流会でも利用できます。
「個別回避」は、対戦させたくない2人を指定する機能です。たとえば親子や、一緒に参加した友人同士を指定すると、その2人は自動マッチングで組み合わされません。
固定卓
「固定卓」は、特定の参加者が対戦する卓番号をあらかじめ決めておく機能です。移動が難しい方や、小さなお子さんなど、同じ場所で対戦を続けたい参加者に設定できます。
設定した卓はその参加者の対戦用として確保され、ほかの対戦には割り当てられません。卓が空いているときに、その参加者のマッチングが行われます。
手動マッチングと卓変更
「手動マッチング」では、運営が2人の参加者を選び、対戦を作成できます。基本は自動マッチングに任せながら、特別に対戦させたい組み合わせだけ手動で作る、といった使い方ができます。
マッチング後の卓変更にも対応しています。
自動マッチングの間隔と一時停止
カドバが待機中の参加者を確認し、新しい対戦を作る間隔を、15秒・30秒・60秒・90秒から選べます。
休憩や案内のために新しい組み合わせを一度止めたいときは、自動マッチングだけを一時停止できます。停止中でも、運営による手動マッチングは利用できます。



「かんたんログイン」に対応しました
通常、カドバへログインするにはX・Apple・LINEのいずれかのアカウントを使います。「かんたんログイン」なら、これらのアカウントを連携せず、ニックネームだけでユーザー登録できます。
登録後はそのままカドバを利用できます。イベント当日に、主催者が表示した会場受付用のQRコードを読み取ると、そのイベントへの参加登録と到着確認が同時に完了します。その後は参加者本人が、自分のスマホで対戦相手を探し、対戦結果を登録できます。
かんたんログインは、イベントへ参加して対戦を進めるための簡易的な登録方法です。イベント作成、団体フォロー、実績登録など、一部の機能は利用できません。また、機種変更やアプリの再インストール後も同じユーザーとして使うには、通常ログインへの切り替えが必要です。
後から通常ログインへ切り替えると、かんたんログインで参加したイベントの記録や対戦メモは、通常アカウントへ引き継がれます。
X・Apple・LINEでログインする手間をかけず、ニックネームを入力するだけで、会場ですぐにイベントへ参加したいときに便利です。
スマホを持っていない参加者の場合は、これまでどおり主催者が「ゲストユーザー」として登録し、操作を代行できます。自分のスマホで操作する「かんたんログイン」と、主催者が代わりに操作する「ゲストユーザー」を、参加者に合わせて使い分けられます。


イベントをカドバに合わせるのではなく、カドバをイベントに合わせたい
カドバを最初に作ったきっかけは、自分がイベント運営中のマッチング作業に追われ、主催者である自分自身が対戦を楽しめなかったことでした。
対戦相手を決める作業や結果の集計をカドバに任せることで、運営の負担を減らし、主催者も参加者と一緒にイベントを楽しめるようにしたい。これは今も、カドバで実現したいことの中心にあります。
一方で、実際の交流会には、それぞれの主催者が大切にしているルールや雰囲気があります。
たくさん対戦することを楽しむイベント。
連勝を目標にするイベント。
チップを使って盛り上がるイベント。
チームで応援し合うイベント。
初心者や子どもが安心して参加できるイベント。
運営方法をカドバに合わせてもらうのではなく、それぞれのイベントにカドバを合わせられるようにしたいと考えています。
まだ対応できていないルールや運営方法もあります。実際にイベントを開催している方の声を伺いながら、これからも改善していきます。
最後に
カドバは、Web・iOS・Androidで利用できます。
ポケモンカードだけでなく、遊戯王、デュエル・マスターズ、MTG、ワンピースカード、ガンダムカードゲームなど、さまざまなTCGのイベントで利用できます。
イベント作成から参加まで、すべて無料です。
交流会や練習会の運営に合いそうであれば、ぜひ一度カドバを使ってみてください。
また、「こういうルールでも使いたい」「運営中にここが大変だった」といったご意見も、ぜひお聞かせいただけるとうれしいです。
Webアプリ: https://www.cadoba.fun
iOSアプリ: https://apps.apple.com/jp/app/cadoba/id6759292152
Androidアプリ: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cadoba.cadoba_app&hl=ja
