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Windows 11でタスクバーの上・左・右配置が復活へ

Windows 11のタスクバーが5年ぶりに自由へ。4方向対応の現在地と一般向け配信を待つ理由

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「Windows 11でも、ようやくタスクバーを左側に戻せるの?」

このニュースを見て、設定画面を開いた人もいるかもしれません。

先に結論をお伝えすると、タスクバーを上・左・右へ移動する機能は復活に向けて大きく前進しました。ただし、一般向けWindows 11で正式に使える段階ではありません。

2026年7月31日に公開されたWindows 11 Insider PreviewのBeta Build 26220.9022へ機能が追加され、Microsoftは8月4日、反映されない場合は再起動が必要になることも追記しました。

つまり、開発初期の実験だけではなく、正式版に比較的近いBeta Channelまで来たところです。

まず結論:4方向に置けるが、今はBeta版

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新しい設定では、タスクバーの位置を次の4方向から選べます。

設定場所は「設定」→「個人用設定」→「タスクバー」→「タスクバーの動作」です。

上へ置けば、スタートメニューなども上側から開きます。左または右へ置いた場合は、縦型タスクバーとして使えます。

「結合しない」設定やアプリ名のラベル表示も、基本的には各位置で利用可能です。ウィンドウをたくさん開く人にとって、これは配置変更以上にうれしいところでしょう。

ただし、2026年8月6日現在、通常のWindows 11を使っている人の設定画面には、この選択肢がまだ表示されません。

Beta Build 26220.9022はWindows 11 バージョン25H2を基盤としたInsider Previewです。完成版ではなく、今後変更されたり、場合によっては一般提供されなかったりする可能性もMicrosoft自身が案内しています。

5年かけて、ようやく動き始めた

Windows 10では、タスクバーを上下左右へ移動できました。

ところが2021年にWindows 11が登場すると、タスクバーは画面下部に固定されます。上配置や縦配置を長く使ってきた人にとって、これは見た目の違いだけではありませんでした。

たとえば横長モニターでは、画面の横幅には余裕がある一方、上下の表示範囲は限られます。タスクバーを左右へ置けば、Webページや文章、表計算ソフトを縦に少し広く表示できます。

Microsoftは2026年3月20日、タスクバーの上・左右配置を、利用者から特に要望の強かった機能の一つとして正式に発表しました。5月15日にはExperimental Channelで試験を開始し、7月31日公開のビルドでBeta Channelへ進めています。

ずっと動かなかった家具に、ようやくキャスターが戻ってきたような変化です。ただし、まだ展示室で動きを確かめている段階です。

左右へ置くと、何が便利になる?

左右配置が合いやすいのは、アプリをたくさん開きながら作業する人です。

Microsoftの説明では、縦型タスクバーでも「結合しない」とラベル表示を組み合わせられます。同じブラウザーやフォルダーを複数開いていても、それぞれを別のボタンとして確認できます。

特に違いが出やすいのは、次のような環境です。

  • 21:9や32:9などの横長モニター

  • 複数のフォルダーを同時に開く作業

  • ブラウザーのウィンドウを用途別に分ける使い方

  • アプリ名を見ながら切り替えたい環境

  • 縦方向の表示領域を少しでも残したいノートPC

一方、アプリのアイコンだけを中央に並べ、画面下の操作に慣れている人は、無理に変える必要はありません。

配置の自由が戻ることは歓迎できますが、全員が縦型へ変えた方が便利になるわけではないのです。

小さいタスクバーも追加される

今回のBeta版では、位置変更とは別に「小さいタスクバー」も追加されています。

通常サイズから小サイズへ変えると、アイコンだけでなくタスクバー自体の高さも縮まります。画面の小さいノートPCでは、アプリを表示できる範囲を増やせる機能です。

ただし、ここには重要な制限があります。

小さいタスクバーにできるのは、現時点では上または下へ配置した場合だけです。

左・右の縦配置では、小型化にまだ対応していません。

4方向への配置と小型化が同時に完全対応したわけではないため、「細い縦型タスクバーが戻ってきた」と考えると、期待とのズレが出ます。

Windows 10と同じ完全復活ではない

現在のBeta版で、まだ対応していない主な機能があります。

  • 上・左右配置での自動非表示

  • タッチ操作向けに最適化されたタスクバー

  • 一部のタッチジェスチャー

  • 左右配置での検索ボックス

  • 左右配置でのAsk Copilot

  • 左右配置での小さいタスクバー

Microsoftは、タッチジェスチャー、検索ボックス、Ask Copilotへの対応を開発中としています。一方、自動非表示とタッチ最適化は、現在の代替位置では未対応です。

さらに、Windows 10のようにタスクバーをマウスでつかみ、そのまま画面の端へドラッグする方式でもありません。

設定画面から位置を選ぶ仕組みです。

したがって現状は、4方向への配置は戻ったものの、Windows 10時代の操作と機能が丸ごと戻ったわけではないと見るのが正確です。

レビューや利用者の声を整理すると

実機を確認した海外メディアでは、スタートメニューや通知などがタスクバーの位置に合わせて開く点は好意的に評価されています。

単に帯だけを左右へ動かすのではなく、周辺の表示も追従するため、過去にレジストリ変更などで無理に位置を変えたときより、自然な画面構成になっています。

一方、利用者の反応を見ると、喜びだけではありません。

「左側へ戻せるならWindows 11へ移行しやすい」という声がある一方、「5年前に消した機能を戻しただけ」「自動非表示がないなら、まだ縦配置は使いにくい」といった厳しい意見も見られます。複数モニターで横画面だけタスクバーを縦にしたい、という具体的な要望も以前から確認できます。

こうした声を合わせて率直に言うと、これは素直にうれしい復活です。

でも、5年待った人が欲しかったのは、置き場所を4方向から選べることだけではないはずです。自動非表示や細い縦型表示、複数モニターでの扱いまで整って、初めて「いつものタスクバーが帰ってきた」と感じられるのではないでしょうか。

自分のWindows 11では、いつ使える?

2026年8月6日時点で利用できるのは、対象のWindows Insider Previewを導入している人です。

中心となるビルドは、次の2つです。

  • Beta:Build 26220.9022

  • Beta(26H1):Build 28020.2623

7月31日の公開直後には機能が反映されていないケースがありましたが、Microsoftは8月4日、タスクバーの改善をビルドへ追加したと更新しました。表示されない場合は再起動が必要になることがあります。

一般向けの正式配信日、対象となる更新プログラム、KB番号は、まだ発表されていません。

Microsoftは7月31日、年末までに改善を一般提供へ進める方針を示しています。ただし、タスクバー配置だけの具体的な配信日を約束したものではありません。年内に来る可能性は高まっていますが、月や更新番号まで断定するのは早い段階です。

タスクバーのためにInsider版へ移るべき?

普段使いのPCが1台しかないなら、正式版を待つ方が安心です。

Insider Previewは開発途中のWindowsです。機能の不具合だけでなく、更新の失敗や、ほかの部分の仕様変更が起きる可能性もあります。

タスクバーを移動したいだけなら、日常の作業環境までBeta版へ変える負担は小さくありません。

次のように分けると判断しやすいです。

試す余地がある人

  • 検証用PCがある

  • 仮想環境を用意できる

  • 不具合が起きても自分で戻せる

  • Microsoftへフィードバックを送りたい

正式版を待った方がよい人

  • 仕事用PCしかない

  • 毎日使うソフトの安定性を優先する

  • 自動非表示が必要

  • タッチ操作をよく使う

  • Windows 10と同じ完成度を期待している

タスクバー一つのために、大切な作業環境全体を不安定にする必要はありません。

外部ソフトを今買うべき?

現在の正式版でタスクバーを移動したい場合、外部のカスタマイズソフトや非公式ツールを使う方法があります。

ただし、Windows Update後の互換性や、設定が崩れたときの復旧まで考える必要があります。

判断はシンプルです。

  • 位置だけを変えたい:正式対応を待つ

  • 今すぐ必要で復旧にも対応できる:外部ツールを比較する

  • スタートメニューなどもまとめて変えたい:有料ソフトを検討する

  • 仕事用PCで安定性が最優先:現状のまま使う

正式版へ位置変更が追加されれば、「タスクバーを動かすためだけ」に有料ソフトを購入する理由は弱くなります。

今すぐ困っていないなら、配信日が見えてから判断しても遅くありません。

PCやモニターを買い替える必要はない

今回の機能は、Windows 11 バージョン25H2を基盤とするBeta Build 26220.9022でもテストされています。

少なくとも現在の情報からは、タスクバーを移動するために新しいPCが必要だとは確認できません。

横長モニターでは左右配置との相性がよい可能性がありますが、それだけを理由に数万円のモニターへ買い替える必要もありません。

まず現在の画面で正式機能を試し、本当に左右配置が作業に合うかを確認する。そのあとで、モニター環境を考える順番で十分です。

今回の復活をどう見るか

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タスクバーを上・左・右へ置ける機能は、構想だけの話ではなく、すでにBeta Channelまで進みました。

2021年から数えると約5年。長く待っていた人にとって、2026年7月31日と8月4日の更新は大きな一歩です。

ただし、現状を数字で整理するとこうなります。

  • 選べる位置:4方向

  • 一般向け正式版:未提供

  • 最新の公式反映日:2026年8月4日

  • 自動非表示:代替位置では未対応

  • 小さいタスクバー:上・下のみ

  • 正式な配信日とKB番号:未発表

上・左・右へ置ける未来は、かなり近づきました。

それでも今すぐ開発版へ飛び込むより、一般向けの配信開始と、自動非表示をはじめとする不足機能の2点を確認してから動く方が、いつもの作業環境を崩さずに済みます。

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