休みが必要な人にかける「無理しないで」が、むしろ相手を追い詰めてしまうわけ
「無理しないで」
「頑張らなくていい」
「ゆっくり休んで」
病気になってから、職場の上司、同僚から、家族から、友達から、いろんな場面でかけてもらった言葉です。
励ましの言葉として受け取れない
励ますためにかけてくれている言葉だと、頭の片隅では理解しています。
それでも、今までの態度から豹変して「無理しないで」と言われると、「病気になったら用済み」「あなたにできる仕事はない」と、戦力外通告を受けているような、そんな絶望的な気持ちになりました。
「まだできる、こんなはずじゃない」
「次がないなんて、そんなはずはない」
「一刻も早く戻らなきゃ」
と思っている自分がいたからだと思います。
悔しくて、
やるせなくて、
焦りがつのって、
罪悪感がふくらんで、
病気になった自分を許せない。
かけてもらった励ましのはずの言葉は、私の中の
負の感情をより強くしてしまっていました。
自分にもまだその先があることを知っておきたかった
"一度病気になってしまったらゲームオーバー"
体調が悪くて、視野が狭くなっているとき、そんなふうにしか考えられなくなってしまいます。
もしかけられた言葉が、その先を想像させるような、
「今は無理しなくていいよ。元気になったら戻っておいで」
「体調を整えることを優先した方がいいから、今は頑張るときじゃないよ」
「ゆっくり休んでよくなったら、また一緒に出かけよう」
そんな言葉だったら。
力を抜いて、「今は集中して体調不良、病気を治そう」と思えたと思います。
「そばで見ているよ」
「あなたの体や心を大事に思っているよ」
という前置きがあった上で、
「今、一時的にペースをゆるめることが、後々いい結果につながるから」という気持ちを伝えてもえらえたら、
「病気になったからって、突き放されたわけじゃない」
と受け止めることができると思います。
「無理しないで」と言われたら
もし、あなたが「無理しないで」と言われて、負の感情は湧き上がってきても、無視しなくていいと思います。
励ましてくれている相手に対して、負の感情を抱いてしまったことを、自己嫌悪する必要もありません。
体より大事なものはない。
でも今まで自分が積み重ねてきた努力や経験が、手からこぼれ落ちていってしまうようで怖い。
そう思うのは自然なことだと思うからです。
私は力を抜いて、治療に集中することができませんでした。
だからこんなにも長引いてしまった。
せめて、これを読んでくださった方には、私と同じ苦しみを味わってほしくない。
と強く思います。
多少家にこもっても、仕事から離れる時間が増えても、一緒に出かけられる時間が減っても、今までのあなたが消えてしまうことはありません。
だから、今だけ力を抜いて、自分を甘やかしてあげてほしいです。
今まで自分を律して、厳しくしていた分、赤ちゃんを扱うように、優しくしてあげてほしいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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応援ありがとうございます。私のパニック障害の経験をより多くの人に発信し、患者さんだけでなく、その方を支える周りの方々まで、苦しむ人が少しでも減るよう記事を書き続けたいと思っています。