個別株から積立投資へ|#3(序章)
給料の管理と貯金の仕組みが定着し、社会人生活も落ち着いてきた頃、私は次のステップとして投資を意識するようになりました。きっかけは、コツコツ続けてきた貯金が500万円を超えたあたりだったと思います。
「せっかくなら、このお金にも働いてもらいたい」
そんな思いから、2009年ごろ、株式投資を始めました。ちょうどリーマンショックの影響で市場が大きく下落した後のタイミングでした。
当時、私は信販会社から転職し、カード会社で働いていました。金融業界に身を置いていたこともあり、金融株がどこか身近に感じられました。
とはいえ、株式投資の経験はありません。本屋に通い、雑誌や書籍を読みましたが、チャートの動きは正直よく分かりませんでした。
そこで、あれこれ悩むのをやめ、「安くなっているものを買う」というシンプルな考えで、みずほ銀行やオリエントコーポレーションなどの金融株を中心に購入しました。総額で約1,000万円ほどだったと思います。
その後は基本的に保有し続けました。株価はしばらく大きく動きませんでしたが、定期的に配当金が入ってきます。配当金は当時、郵便局で現金受け取りでした。初めて受け取ったときの嬉しさは、今でも覚えています。金額は約26万円ほどだったと記憶しています。
そして2013年の冬から春にかけて、金融株が一気に上昇しました。気づけば、保有株の評価額は約3,000万円に。
後から振り返れば、リーマンショック後の悲観局面で金融株を購入し、その後の金融緩和やアベノミクスによる相場回復の流れに、結果的に乗ることができていたのだと思います。
私はこのタイミングで株式を売却し、約3,000万円を手元に残しました。
ただ同時に、「次も同じように増やせるのか」と考えると、自信はまったくありませんでした。
相場環境による影響も大きく、自分でコントロールできる感覚がなかったからです。
そこで、個別株ではなく、世界中に分散投資できる投資信託に資金を移すことにしました。ちょうど2014年には旧NISAも始まり、積立投資を始める環境も整ってきた時期でした。
選んだのは「世界経済インデックスファンド」です。世界中の株式や債券に分散投資できるこの商品なら、個別株の値動きに一喜一憂することなく、長期で資産を増やしていけるのではないかと考えました。
ただ、資産が「増える」ことと、「安心できる」ことは、必ずしも同じではないと、少しずつ感じ始めていました。
次回(第4話)は、「増える」から「毎月もらえる」へと発想が変わったきっかけについて書いていきます。
📝皆さんの資産形成の取り組みや考え方も、ぜひお気軽にコメントで教えてください。
(コメントには必ずご返信させていただきます)
この連載100話まで続きます。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。
■運営者(ユウナ)について
このnoteでは「資産形成」をテーマに執筆をしています。以下の別アカウントでは、『水曜どうでしょう』を通して、人や人生の面白さについて考える文章を書いています。
いいなと思ったら応援しよう!
この連載は、実体験を無料で共有することをコンセプトにしています。
もし少しでも参考になったり、面白いと感じていただけたら、「❤️スキ」や「👤フォロー」で応援していただけると励みになります。
