レオ様と丸かぶりのスペイン来訪日誌⑯帰国編
HCCタベールの最後の朝食。
トルティージャパタタスに、本場の生ハム。メロン。各種カフェ、紅茶。
工夫を凝らしたパンの数々。惜しげもなく並べられたケーキたち。
昼や晩のスペイン料理のためにセーブする必要がないので思い切り食べた。


私たちは後ろ髪引かれながらタクシーで空港へ向かった。
運転席にキリストの像、というかフィギュアがあった。
日本で言えば、〇〇神社の交通安全のお守りといったポジションだろうか。
宗教的なシンボルだと思うと気が引けたので、写真は撮っていない。
空港に着くとすごい混雑だった。
直通がないため、帰りはパリ乗り継ぎだ。
エア・フランスのカウンターに続く列に並んで待っていたらアジア系の人に「エア・チャイナ?」と聞かれ、「エア・フランス」と答えた。
その後、列が二列になっていて私たちの前も後ろもアジア系の人ばかりなのに気づいた。
よく見ると左:エア・フランス、右:エア・チャイナだった。
慌てて左の列に入ったが、割り込みをした形になってしまった。
それに、「エア・チャイナ?」と聞いてきた人にも嘘を教えたことになる。
日本人の評価を落とさないよう心がけながら行動してきたのに、やってしまった。
3階でセキュリティチェックを受けて搭乗口のある2階へ。
溶けるのが怖いが、おいしそうだったのでチョコレート菓子を購入。
エア・フランスの2時間の飛行は快適で、中で出たスナック菓子がとても気に入った。

3年ぶりのシャルルドゴール空港。
乗り継ぎで訪れると全く知らない場所のようだった。
ターミナル2Fと2Eの間に入国審査があり、自動化ゲートが何かのトラブルで一斉に使用不可状態になって5分待たされた。
昼は『カフェ・エッフェル』に行くつもりだったが、係員に制限エリア外にあると聞かされ断念。
『カフェ・ミユ』のセルフの方でブリトーとクロワッサン、プリン状のケーキ、カフェ・クレームをいただいた。

全面ガラス張りで駐機場の見える眺めのいい席だったが、前の人のパンくずがそのままになっていて、日本ではありえないと思った。
同じターミナル2E内のゲートMにあるエスパスミュゼーという名のエアポート・ギャラリーを探して右往左往していたら、いつの間にか自分たちが乗るJAL46便の搭乗ゲートまで来ていた。
巨大な猫の像があったので写真を撮っておいた。
ペットホテルに預けてきた猫たちに、猛烈に会いたくなった。

同行者の膝が痛くなり、エアポート・ギャラリーを断念。
待合の椅子に掛けていて突然、同行者がセキュリティ・チェックを受けなければいけないと言い出した。
ここまで来れたのは来ていいからだと言ったが納得せず、再び、今度は係員を探して右往左往。
やっと見つけたJAL職員の説明で今度は納得してくれた。
搭乗したら、座席表で指定した時には明らかに窓側三列席だったのにど真ん中の三列席で驚いた。
映画『グランド・イリュージョン』を寝ぼけながらところどころ観て、眠っているうちに日本に帰りつくことができた。
この旅を終えて得た教訓は、人生と旅のナビは通り過ぎた後に表示されるということ。

