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2025_0426_Sompo美術館

藤田嗣治の猫が1番好き。久しぶりの藤田嗣治展で、初めてのSompo美術館。のんびり鑑賞出来たし、年齢層も落ち着いてて穏やか空間だった。

線の細さでフワフワを表現するところ、グレーベースで柔らかい雰囲気を出すところが唯一無二。

あと、この上から目線の猫がやっぱり1番。媚びてない表情の猫たち。もふっもふな毛並みに顔を埋めたくなるし、目を合わせて微笑みたくもなる。

肉球もたまらん。
あと油彩の独特な光沢感も生で見ると良くわかる。筆の細かいタッチも。

一方で晩年良く描いた子供たちの絵は私的にはあまり好きではなかった。藤田嗣治らしさの、おでこの広さや目の吊り上がり、頭身は子供なのに(子供にしても頭が大きい)大人に感じとかも。

大人の職業を子供に置き換えた作品も多数だから意図的だけど。なんかなぁ、と思って猫みたいに共鳴はしない。
そこで感じたのは、藤田嗣治は別に可愛い絵を描こうとしてない、ということ。猫でも、子供でも、乳白色の女性でも。
たまたま私は猫の絵を可愛いと思ってるだけ。なぜなら媚びない猫を可愛いと思うから。
子供も媚びた表現がされてない。
日本人らしい表現として意識されたアーモンド型の目も。


風景画も素敵だった。
風景画は、どんな匂いかなと想像しながら見るのが好き。


個人的には凧揚げパリ、的な題名のピンク系の色も好きだった。
ネットでは上記しか拾えなかったけど本当はもっと明るくてピンク味とブルー味が綺麗で柔らかい輝きを感じる色味。構図もワクワクする感じ。

藤田嗣治のキュビズムの絵も素敵だった。要素を抽出して水平線的観点を加えてアウトプットされた、といった説明がされてた。
強めの色合いと物の密度が好き。

レオナールって名前は晩年の洗礼後の名前だったんだ、と今更ながら知る。
世界で活躍した日本人。前髪ぱっつんと丸メガネのセルフイメージ構築もすごいなぁ。

影の付け方が綺麗な斜線パターンとぼやかしてシミみたいなパターンの2種類があってどっちも好き。シャシャシャっていう斜線パターンも良いよねぇ。当時の恋人の目を書いた作品も綺麗な線で描かれてた。彼女の目に映った自分も含めて好きだと思ったらしい。
他の作品ももっと実物で見たいな。

自分の表現を突き詰める人生の一部を垣間見ました。

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