無駄な経験はひとつもない─ クリエイティブで人を輝かせるようになるまで(株式会社SAKIRA代表 野中秀憲さん)
”らしく”生きる人たちに迫る「ぺく☆ぺく図鑑」。
今回は、株式会社SAKIRA代表の野中 秀憲(のってぃー)さんをご紹介します!
プロフィール
株式会社SAKIRA代表
野中 秀憲(のってぃー)
Stay Gold. Create & Connect.
生き方に悩み迷っていた20代後半、
幼稚園建設のボランティアで
カンボジアに飛び込む。
現地での経験から
自分の持てるもので、
周りの人の役に立とうと決意する。
もともとクリエイターに
多く囲まれていたこともあって、
帰国後はクリエイティブの道に飛び込み、
制作会社で10年間勤務。
社内外を問わず、
多方面で活動を続けるなかで、
「クリエイティブの力で、
頑張る人を応援したい!」
という思いが芽生え、
2025年4月に株式会社SAKIRAを創業。
5月には、映画監督として自身初となる
短編映画『つながりミライ』公開。
「SAKIRA」という社名に込めた
「咲き誇る」「キラキラと輝く」
という願いの実現に向け、
自分らしく輝き、咲き誇れる人を
増やすことに心血を注ぐ。
カンボジアで就業・教育支援を行う、
NPO法人earth treeの副理事長も務める。
これまでの歩みと事業にかける想い

強い想いを胸に、
クリエイティブの力で
さまざまな組織や個人を
応援し、輝かせる今。
そこに至るまでの軌跡は、
勇気あふれるものでした。
人を応援する気持ちの原点
学生時代からカメラに触れ、
大学内のコンテストで
優秀賞を取った経験もある、
のってぃーさん。
社会人になってからもカメラに触れ続け、
「カメラを持って散歩をしよう(カメさん)」
というイベントを主催するなど、
カメラを軸にさまざまな活動をしていました。
そんなあるとき、
カフェバーの壁を2週間ほど借りて、
自身の写真展を企画・開催することに。
壁を貸してくださった
オーナーさんのおかげで、
お店を訪れた方たちが食事を楽しみながら、
写真を眺められるスタイルでの開催が実現。
この経験を通して
のってぃーさんは、
写真を通して多くの方に喜んでもらう
嬉しさを味わうと同時に、
「応援が力になる」ことを強く実感し、
自分を応援してくれた
オーナーさんのように、
これから自分の表現を突き詰めていく
若いクリエイターを
応援できる「場」を持ちたいと
思うようになりました。
カンボジアでの経験が、人生の転機に
「カフェを開きたい!」
そう思ってはいても、
なかなかお金は貯まらないし、
踏ん切りもつかずでモヤモヤ。
そんなとき、ある人に相談したら…
自分の価値観をぶっ壊した方がいい。
いろんな人がいることを
もっと知った方がいいよ。
海外に触れな。
というヒントをくれました。
すぐには
そのヒントの活かし方が見えなかった、
のってぃーさん。
そこへ
思わぬ機会が舞い込んできます。
旅人が集まる飲み会に
誘われて参加していたところ、
参加者のひとりが
「カンボジア支援のボランティアやります!
もしよかったら一緒に仲間になりませんか?」
と自己紹介をされたんです。
「これは…今の自分にとって
良いチャンスかもしれない!」
そう思ったのってぃーさんは、
カンボジアで3ヶ月半ほど
幼稚園建設のボランティアに参加しました。
現地では、
活動の素晴らしさや代表の想いに
触れるだけでなく、
入れ替わり立ち替わりで参加する、
多くのボランティアメンバーとの
出会いがありました。
この3ヶ月半の間、
のってぃーさんは
初めて参加された方に自ら声をかけ、
何かしらの共通点がありそうな
メンバーとつなげることを心に決め、
「人と人をつなげる自己紹介」を
欠かさずやり続けたそうです。
その結果、
社会に貢献するってこれでいいんだ…!
自分の持てるものはどんなものでも使って、
誰かを応援したい。
という思いを抱くように。
クリエイティブの道10年を経て、起業へ
自身の価値観を変えた
カンボジアからの帰国後は
周囲にクリエイターが多いこともあって、
制作会社で10年間勤めながら、
ブランディングデザインや映像制作の
スキルに磨きをかけました。
その間、
社内外さまざまな場所で
クリエイティブを中心に、
自らの持てるスキルを活かして
誰かをサポートしたり、
周囲のニーズに応えたりし続けるなかで、
「頑張っているのに上手くいかない」
「少しお手伝いすれば、もっと輝けるのに…」
そんな状況を目の当たりにすると、
「なんとかしたい!」と、
自身の心が強く反応することに
だんだん気がつくようになった、
のってぃーさん。
だったら、
そんな自分の想いにまっすぐにいればいい。
何の迷いもなく
そう思えるようになったとき、
これまで培ってきた
ブランディングデザインや
映像制作のスキルを活かして、
「クリエイティブの力で
組織や人を応援し、輝かせる」
漠然としていた想いが言語化され、
起業に向けて、
一歩踏みだすことになりました。
さらに、
組織に所属していると、
報告・相談・承認…などが必要で、
100%自分で決めることは難しい状況。
自分のやりたいことが
少しずつ見えてくるなかで、
これから先、
NPOや企業の代表の方に寄り添って
支援をするにあたって、
自分自身も同じ経験をしていた方が
伝える言葉にパワーが宿るのでは…?
自分の言葉に力を乗せたいし、
情熱を持って伝えたい。
そのためにも、
すべてを自分で決める経験をしよう。
と思ったことも
決断の後押しになったようです。
現在取り組んでいる活動・事業
クリエイティブを軸に、
多岐にわたってご活躍されています。
「クリエイティブ」と聞くと、
「対外的なPRやデザイン」のイメージが
とても強かったのですが、
実際お話を伺うと、かなり深いです・・・!
NPO法人earth tree
組織基盤強化プロジェクト
副理事長を務める
NPO法人earth treeでのプロジェクト。
Panasonic ホールディングスの
サポートファンドから助成金をいただき、
外部のコンサルタントの方から
アドバイスやトレーニングを受けながら
組織基盤を強化するプロジェクトを
担当者として主導しています。
プロジェクトが進むなかでは、
組織が変わりゆく様子を
目の当たりにすると同時に、
組織を変えることの
難しさにも直面。
SAKIRAでも、
NPOやNGOなど、
ソーシャルセクター向けの
伴走支援に取り組んでいるため、
今後の事業にも活きる
貴重な経験になっているようです。
ブランディングデザイン
SAKIRAでは、
クリエイティブの力で、
組織や人を後押ししています。
特に、
周年を迎える企業様からのご依頼は
直近かなり多いようです…!
たとえば、
周年記念のメッセージムービーの制作
周年を迎えた店舗のリニューアルに際して、
before/After映像の制作周年記念式典全体の
プロデュース・企画・映像制作
などなど。
組織活性化支援
クリエイティブのご依頼を入口に、
もう一歩深く入り込み、
組織の内側から
活性化する支援も行っています。
その根底には、
「働くメンバーがイキイキしていることが大切」
という考えがあります。
組織の“中の人”たちが
イキイキと働いていれば、
組織から湧き出てくるエネルギーも高まって、
仲間も、お客様も集まりやすい。
対外的な発信を目的としたご依頼でも、
目的や企画の意図を深掘りすると、
組織の内側で
取り組むべき課題や必要な取り組みが
見えてくることもよくあります。
それに対して、
組織の内部に深く入り込み、
現場と経営層、双方との
コミュニケーションを大切にしながら
ブランディング以外にも、
さまざまなソリューションを
提供しています。
上記はあくまで一例なので、
まずはお気軽にご相談ください!
短編映画『つながりミライ』
── 制作の舞台裏に迫る!
2025年5月に公開された、
NPO法人earth treeの
ドキュメンタリー映画『つながりミライ』。
のってぃーさんが
初めて映画監督として
手がけた作品です。
各地で開催された上映会に
約300名が参加し、
平均★4.8の高評価を獲得!
対談の後半では、
その舞台裏に迫りました。
きっかけは支援者さんの言葉
こういう国際支援をやっている
NPO・NGOの活動を見ていると、
まるで1本の映画を観ているようだよ!
earth tree代表の加藤大地(かで)さんが
過去に支援者の方からいただいた言葉です。
この言葉どおり、
NPOでの活動を続けていると、
毎日違う問題が起きるなど、
激動の日々を過ごすことになります。
その様子を映像として残すことで、
新しい一歩を踏み出そうとする人の
背中をきっと押せるはず。
かでさんも、のってぃーさんも
そう確信したからこそ、
映画制作プロジェクトは動き始めました。
今回は
3〜4年前に
別の映画監督が制作された
映画の後編。
その制作にあたり、
副理事長として活動を間近で見てきて
earth treeの魅力も、紆余曲折も…
すべて知っていて、
温度感や細かいニュアンスも含めて
カタチにできるのでは…ということで、
のってぃーさんに白羽の矢が立ったそうです。
テーマは「幸せ」
── 映画に込めた意図とは?
映画を制作するにあたり、
のってぃーさんが意識したのは、
観る人に対して
「自分の幸せって何だっけ…?」
という問いを投げかけること
でした。
NPO法人の
ドキュメンタリー映画なので、
団体として伝えたいメッセージや
代表のかでさんが
伝えたい想いはもちろんあります。
ただ、
それだけが伝わる形で切り取るのではなく、
映画を通して投げかけられた問いが
心の中に余韻として残ることで、
これまでの何気ない日常の見え方が変わり、
世界がカラフルになる
そんな映画監督のってぃーとしての
意図や想いも大切にしながら
最初から最後まで作られたそうです。
「やりきった!」 その先に広がる未来
公開後、何を想うかを伺ったとき、
のってぃーさんから
真っ先に出てきた言葉は
「やりきった!」でした。
映画監督として
映画を制作するのは自身初の挑戦。
言葉の壁があるなかで、
通訳の方を介しながら
カンボジアの村の人たちに
インタビューをすること、
思い出すことに痛みを伴う
過去を引き出すこともあるなかで、
村の人たちといかに向き合うか…
ほかにも、
語りきれないほど
多くの壁や困難を乗り越えて
つくり上げた作品です。
のってぃーさん自身が
「僕はやりきった!」と
心から言えることはもちろん、
そんな風につくり上げた作品を
観てくださった方の感想から
ご自身が作品に込めた意図が
「伝わった!」と強く実感できた。
冒頭の「やりきった!」には、
そんな2つの背景がありました。
「こんないい映画なんだから、
もっと広げていかないと!」
その想いから、
現在は自主上映を広げる活動に
精力的に取り組んでおられます。
いくつかの映画祭にも
応募されているようで、
今は結果を待っているところ。
良いお知らせがありましたら、
また改めてお知らせしますね!
これから創りたい未来

未来についてお伺いすると、
創業時に込めた願いの実現に向けて、
この先も動いていきたいとのこと。
自分が後押しした方が
キラキラと輝き、咲き誇ることで、
その先にいらっしゃる方が喜んだり、
多くの方が困っている社会課題が解決したり…
そんな社会を目指したい。
そう力強くお話されていました。
これからの
デザインやクリエイティブ制作では、
チームで動くことも増えてくるため、
SAKIRAとして届けたい想いが
クリエイティブにも込められるような、
チームビルディングにも
より一層注力していくそうです。
のってぃーさん自身はもちろん、
これまで切磋琢磨してきた
クリエイターの仲間と一緒に、
チームで輝きながら
多くの人や組織を輝かせる、
SAKIRAの今後に注目です!
その実現に向けて、
さまざまな方のお話を聞き、
課題があるなら、
その解決に向けて
どんどん一緒に動いていきたいとのこと。
ブランディングに
明確な課題を感じている方はもちろん、
「うちの会社、なんとなく元気ないかも」
など、漠然としたご相談も大歓迎です!
対談もぜひご覧ください!
▼前編|起業までのストーリー、事業にかける想いを中心に
▼後編|『つながりミライ』制作秘話、これからのお話を中心に
ぺくイチオシ! 取材のハイライト
自分の選んだ道を正解にする力
悩み迷っていた20代後半から
起業に至るまでを振り返ったときに
出てきたお話がとても印象的。
目標を見定めて
ひたすら行動するのが
“正解”とされることもありますが、
必ずしもそうである必要はなくて…!
たとえ小さなことでも、
目の前に現れた
いろいろなチャンスに
とことんチャレンジするなかで、
「やりたいこと」が明確になるし、
そんな風に歩きながら、
選んだ道を正解にするのは自分だから。
のってぃーさんの生き方から
ひしひしと伝わるメッセージ。
「やりたいことがわからない」と
悩んでいる人にとっては、
きっと心に響くし、
新しい一歩を踏み出したくなる
言葉ではないでしょうか。
人に寄り添う力 × 人と人をつなぐ力
現在の事業は
のってぃーさんの強みが
フルに活きた事業だと感じています。
クライアント様の支援に携わるときや
短編映画の制作過程など…
インタビューの随所で、
関わる人たちとのコミュニケーションを
何よりも大切にしている姿勢を
きっと感じられるはず。
そして、
どんな頼まれごとでも、
目の前の人のために
全力で応え続けてきたからこそ、
のってぃーさんらしく
輝ける道が拓けたのではないか。
── 私はそんな風に思っています。
カンボジアで
3ヶ月半取り組み続けた
「人と人をつなげる自己紹介」も圧巻!
目の前の人にとことん関心を持って
お話を引き出せるだけでなく、
人々の共通点を上手に見つけられる
のってぃーさんだからこそ、できること。
(3ヶ月半やり続けたのもすごい!!)
今の事業においても、
現場で働く方々と経営者の方々に
共通している想いを引き出しながら、
橋渡しをされるお姿が
インタビューでのお話からも
しっかりと浮かび上がってきていました。
参考リンク・ご連絡先
のってぃーさんや事業について
さらに詳しく知りたい方は、
下記も併せてご覧いただけると嬉しいです。
お仕事のご相談や
短編映画『つながりミライ』の
自主上映に関するお問い合わせもぜひ!!
▼株式会社SAKIRA 公式HP
▼野中 秀憲(のってぃー) リンク集
▼短編映画『つながりミライ』公式サイト

ぺく|"らしさ”探求インタビュアー
起業・複業系キャリアの方を中心に自分軸で生きる人たちを追いかけるインタビュアー。さまざまなエピソードから“自分らしさ”を見つけ出し、言葉にするインタビューが好評です!
(↓)活動詳細はこちら(↓)
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