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ただいまー!名栗温泉大松閣!!(後編)

※昨日公開しました前編の一番下に、下書きを間違って載せてしまいました。
削除しましたが、既に何人かの方に読んで頂いており、真に申し訳ありません。

ところで昨日、大松閣のnoteを公開して子供を風呂に入れて出てくるその間に、随分多くの方が見にきて下さっていた事が判明!

やはり、大松閣の人気はすごいんだなぁと、一人ニマニマしてしまう。いや、私は完全にお客だけど、ファンだし、少しばかりのお金で箸の一膳でもサポートもしているかもしれない。とにかく、この旅館が末長く繁盛される事を願ってやまない位、ここは素晴らしい旅館なのだ。


そしてつい3日ほど前、私たちは15年ぶりに再びここへ来たのだ。ただいま!


私たちが一番感動しているのは、実は「掃除」だった。


この旅館は、決して新しくはない。
外壁も塗り直していると思われるし、部屋に入れば洗面所の框は傷がつき、色も黒々としている。

ところが、おそらく新しくはないだろう部屋に、古臭さは微塵もない。昭和のにおいはしない。平成のにおいもしない。
何なら昨日のにおいすらしないのだ。

その理由を勝手に考えてみた。
①机、椅子、備品などは時代に合うものに変えられている。

1日中、椅子に座ってボーッとしていたい。

②SNS等で外への発信をし、アンケートで外からの意見を取り入れて、開かれた環境を作っている。

③掃除!
どんなに意地悪な姑が、手の届くところ、届かないところに指をつーっと滑らせても、ホコリ一つがない。
部屋の中の天然水が出てくる水道周り、相当こまめに掃除しないと、あっという間に汚れてきそうな場所までもが、刺身を並べて食べられそうな位にきれいにされている。
大きな窓なのに、裏も表もめちゃくちゃきれい。窓がないと思ってガラスにぶつかる。っていうコントが難なくできそうだ。

この完璧なまでの掃除に、ホスピタリティって意味よく分からなかったけど、なんかそういうのをひしひしと感じた。おもてなしの心だろうか。本当にお客さんに寛いで欲しい、癒されて欲しいという心の表れなのだろう。


そして、その安心して寛げる空間に、本当に癒された。

そんな美しいお部屋でいただくお料理は、クックパッド調べても真似の出来ないものばかりで、ここへ来て良かった!と強く思わせてくれたし、空っぽのお腹だけでなく、鼻でも目でも、私達を満たしてくれた。


温泉にも、安心して入る事ができた。


段々帰りたくなくなってきた。


お金を追加投入しても、もっといたいと思わせる魔力があった。


でも、私達には帰らなければならない理由があるのだ。


お出かけ券


実は今回の日帰り温泉は、"お出かけ券"の存在で成立している。


この券は市町村か配っているようなものではない。去年の私の誕生日に、長女を筆頭にした子供達から頂いた、特別な券だ。


お父さんとお母さん2人で、お出かけしてきていいよ。お留守番しておくよ。ご飯の準備は長女がするから大丈夫だよ。片付けは次女がするよ。3歳の末っ子がうんち漏らしたら、その世話は三女にさせるよ。
だから2人でお出かけしてね。


そういう券なのだ。


そう、15年前ここにきた時お腹の中にいた長女が、私達をまたここに連れてきてくれた。
もちろん行き先を決めたのは親2人だけど、子供達の優しい気持ちの上に成り立っているのだ。


名残惜しい気持に引っ張られながら、ケーキでも食べて帰るつもりががっつりパスタになり、家に帰ったのは夜の9時半だったか。


家に帰ると長女が驚いて青ざめた鳩が豆鉄砲喰らった時の顔で私を見て言った。
「お母さん、顔が活気に溢れてる!!」

他の子達が言った。
「泊まってこなかったの?」
「お母さんの料理より、姉ちゃんのご飯美味しかった!!」


なんとあまあだ。


15年後にまた行けたらと思ったけど、この分なら15年待たずに行けるかな。


大松閣、待っててね!




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