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留学経験もなく、英語で仕事をしたこともないのに、英語での学びをする初日(マガジン8)


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私が参加したクンダリーニヨガ のティーチャートレーニングは、220時間。180時間の講座と40時間の自宅学習が含まれる。全て英語。

学ぶ内容は、クンダリーニヨガ のルーツ、アサナ、解剖学、食事や栄養、メディテーション、チャクラなど多岐に渡る。


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クアラルンプールの一角で、それは始まった。

私のようにクアラルンプール以外からきたものは、前日からすでにホテルに泊まっていた。

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まだ真っ暗な早朝5時、ティーチャートレーニングのスタートは、クンダリーニヨガ のレッスンだった。

1時間ほどのヨガを終えると、全員集まり、顔合わせをした。外が明るくなり始めていた。

トレーニングの講師たちは、オランダ人、オーストラリア人、インド系シンガポール人、アメリカ人。彼らの紹介が終わると、参加者も一人一人、自己紹介をした。自分の名前、どうしてティーチャートレーニングを受けようと思ったか。ロシア、フランス、インドネシア、オランダ、韓国、イギリス、インド、マレーシアなど様々な国から参加していたが、日本人は私一人だった。

一通り自己紹介が終わると、休み時間があり、それから講義が始まった。私は、講義だったら大丈夫と思った。聞くのは受け身の作業だから。日本の授業みたいなものだろうと思っていたのだ。

ところが、生徒は、どんどん喋る。先生も、それを受けて答える。また質問や意見がある。先生の話を聞くのではなく、相互のコミュニケーションがあるクラスだったのだ。たくさんの生徒がどんどん喋る中、私は黙っていた。大勢の前で質問するのは、私には難しいと思った。

30人ほどの参加者と、講師なども入って、スタジオのスペースはいっぱいだった。

グループでの話し合いも英語。ランチの時間も、もちろん英語。

英語が得意ではないのは、フランス人一人、そして2ー3人の中華系マレーシア人だったと思う。だけど、彼らには、他のフランス人もいるし、中国語話者もいたから、助けてもらえるようだった。みんながおしゃべりする様子をみながら、私は、こうやって、自分より困っている人がいるか数えてみたのだ。

あれ、と思った。

マレーシアの職場は、英語を使うことも多いし、大学でも英語の講義が多いという。英語の苦手なフランス人の彼女も、インターナショナルな環境には慣れているようだ。

日本語で助け合える人はいない、英語で学んだことも、働いたこともない。

一番、続けられなそうなのは、私だった。

どうして、このスタジオに入るまで、大丈夫だと思っていたんだろう。

シラバスをみて、イメージして、無理と思わなかった自分を不思議に思った。留学経験もなく、英語での仕事の経験もなくて。オンライン英会話やテレビドラマで練習したレベルの英語で、なぜ大丈夫と思ってしまったのだろう。

楽しそうに自己紹介したり、熱心に発表する他の参加者たちをみながら、私は、黙りこくるしかなかった。

私は、みんなみたいに、笑わせたりできないよ。人を引きこむような話もできないよ。議論を戦わせることもできないよ。


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