これから大きくなる君へ。ママはいつも、正しさより心を大事にしたいんだ
「ママはね、あなたを信じてるよ。」
あなたが生まれてから、毎日が小さな驚きと、少しの不安と、たくさんの喜びに包まれていたよ。
でも、あの頃のママは、正直ちょっと疲れてた。
だって、健診や相談で「まだ◯◯できないんですね」「療育も視野に入れてみては?」って言われるたびに、まるで、あなたが“遅れてる”って決めつけられてる気がして、そのたびに、ママの心がキュッと痛んだんだ。
確かに、発語はゆっくりだったし、偏食だってすごかった。
ごはん、冷凍のとうもろこし、甘い黒豆、決まったメーカーの佃煮、ミニトマト。
たったこれだけで、ほとんど3年も生きてきたなんて、もう、あなたの強さにはびっくりしちゃう。
ポテトチップスをかじっただけで目をまんまるにして、ジンジャーブレッドクッキーをかじりながら、少しずつお菓子の世界に足を踏み入れて……
今ではカレーもポテトも食べられるようになったね。
それでもハンバーガーはまだ「むり〜」って顔するけど(笑)
それもまた、あなたらしくていいなって思うよ。
でも、外から見たら「偏食」「発語の遅れ」「トイトレ未完了」。
そうやってチェックリストみたいに判断されてしまうことが、ママは本当につらかった。
「あなたの何を知ってるの?」って、心の中で何度も叫んだ。
言葉が出ないぶん、あなたの手が出る時期もあった。
ママのこと、何度も叩いたよね。
痛かったけど、それよりも
「伝えられない気持ちを抱えたあなたが、どれだけ苦しかっただろう」って思うと、
ママもただただ、悲しかった。
でも、4歳を過ぎたころから、少しずつ、ほんとうに少しずつ、あなたの言葉が増えて、感情も上手に表せるようになっていった。
5歳の春。
おむつの中でトイレを済ませていたあなたが、
パパと一緒にトイトレにチャレンジしてくれて、
たった2か月で卒業できた。
あのとき、ママとパパは、泣きそうなくらい感動したんだよ。
「この子はちゃんと、毎日がんばってる」
「必要なのは、信じることだったんだ」って。
誰に何を言われても、あなたを“普通”に当てはめなくてよかった。
もし、本当に必要なときが来たら、そのときは相談する。
でも今はまだ、そのときじゃない。
あなたはあなたのスピードで、ちゃんと前に進んでいる。
どんなにゆっくりでも、どんなに遠回りに見えても、あなたはちゃんと、大きくなってるよ。
それを誰よりも知ってるのが、ママとパパなんだ。
だからね、これから先、壁にぶつかったときは、思い出して。
あなたの歩くペースを信じて、待ってくれる人が、ちゃんとここにいるってことを。
不器用なママだけど、
あなたの心に寄り添いたいと、いつも思ってるよ。
これから大きくなるあなたへ。
ママから、たくさんの愛と、信じる気持ちをこめて。

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