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すべての子どもたちに学びの環境を|不登校・受験生を支える「無料」の理科学習サイト

「だれでも、いつでも、どこでも、理科を学べる環境を作りたい」

 上に記載のサイトは、私が数年間をかけて作成した中学校理科の学習支援サイトです。
 私は理科の教科書の内容を解説した動画をYouTubeにアップしてきました。そのサイトのリンクと、その動画を見ながら穴埋め式で学習ができるワークシートをまとめたサイトを作成し、それを無料で公開しています。


動画を作成することになったきっかけ

 私がYouTubeチャンネルを開設し、理科の解説動画をアップすることになったきっかけは、コロナ禍における学習環境の変化と、その見直しでした。
 新型コロナ拡大防止のため、休校を余儀なくされていた令和2年度、子どもたちへの一人一台端末の普及が加速され、ICTを使った学習方法の探究が全国の教職員に求められました。
 私はその際、アメリカで流行っていた「反転授業」というものを知り、書籍を購入して内容を詳しく学びました。
 反転授業について簡単に説明すると、「子どもたちが基礎的な知識を、家で動画を見て予習をし(インプット)、学校ではその基礎をもとに問題演習に取り組んだり、ディスカッションしたりする(アウトプット)学習形態」のことです。
 つまり、学校の授業で知識をインプットし、家に帰ってから宿題でアウトプットするという元来多く実践されてきた学習形態を反転させていることから、“反転”授業と呼ばれています。
 反転授業については様々な利点・欠点が議論されるかと思いますが、コロナ禍を契機に、大学でも『授業前の動画+授業中の活動』という反転型の取組が急速に広がりました(例として東京大学もオンライン・ハイブリッド化を短期間で推進しています)。


いざ、実践へ〜実践してから気づいたこと〜 

 私は令和3年度からこの反転授業の実践を決意し、通常業務と並行して動画作成に取り掛かりました。アメリカで最初に実践された反転授業では、実際の講義を録画した動画が使われていたそうです。しかし、私は子どもたちの予習の負担感を少しでも減らすために、1つの動画の長さは平均して5分程度のものにしました。
 反転授業については、実践を繰り返し、子どもたちにアンケート調査なども行い、研究論文も書きながらその成果と課題について評価してきました。
 子どもたちのアンケート結果からわかったことは、反転授業は理科に苦手意識がある生徒により効果的であったことです。
 その理由として特に多かったのは、「動画を繰り返し見られることが良い」という声でした。
 また、私が受けもっていた学年には、不登校の生徒もいたのですが、その生徒も、動画を見ることで理科の学習を続けることができ、保護者の方も大変喜んでくださいました。
 「私が動画を作成することで、一人でも多くの子どもたちの学習をサポートできるなら
 通常業務と並行しての動画の作成は本当に大変でしたが、この想いが私の原動力となり、中学校3年間分の動画を、数年間かけて何とか作り上げることができました。


ワークシートもオンラインに掲載〜サイトの立ち上げへ〜

 私が実践している反転授業の予習は、事前に穴埋め式のワークシートを配付して、子どもたちが動画を視聴しながら、ワークシートに書き込みをして学習する形式でした。
 そこで気づいたのは、「このワークシートもオンライン上に掲載できれば、だれでも、いつでも、どこでも、理科を学べる環境を提供できるのではないか」ということでした。
 その気づきをきっかけに、早速Googleサイトを立ち上げ、YouTubeにあげた動画のリンクと一緒に、ワークシートもPDFでアップしました。PDFファイルを開けば、自宅で誰でも印刷をして使うことができます。
 こうして、誰でも無料で中学校理科の学習ができる、学習支援サイトが完成しました。
 動画については、中学校理科の教科書を解説したものだけでなく、観察・実験のものや高校受験対策に特化したもの、わずかながら高校理科(物理きそと化学基礎)の動画なども掲載しています。
 通常業務と並行しての動画作成であったため、動画のクオリティーにはまだまだ改善の余地があるかもしれませんが、自分のできる最大限のことは尽くしてきたつもりです。


 このサイトは、自分が受けもっている生徒だけでなく、全国の子どもたちに活用してもらえたら、大変嬉しく思います。
 日々の授業や定期テストの勉強を頑張っている子どもたち、高校受験に向けて頑張っている受験生、そして様々な理由から学校には通うことができていない子どもたち。
 このサイトが、理科の学習支援を必要としている一人でも多くの子どもたちや、その保護者の方々に届きますように。
 サイトをご覧いただけた方は、感想やご意見などをコメント欄で教えてくださると、今度の参考にもなり、大変ありがたく存じます。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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