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はさ掛けの 見ゆる景色に 思い馳せ 澄みきる空に 心躍りて|特別養子縁組|登録前の基礎研修②

 
眠りを誘うような、淡々とした穏やかな口調で、延々と話を聞く。そんな午前の基礎研修では、何度睡魔に襲われたことか。 
  
 
午前の基礎研修についての話はこちらから↓
ぜひお読みください😊

  
午前に基礎研修を受けた場所から、だいたい1時間半から2時間弱といった所だろうか。私達は車を走らせ児童養護施設と乳児院とある場所に向かったが、目的地に向かうため街を離れていくと、遠目に見えていた山々が近づいてきた。 
 
空が青い日は、その青さが反映して海もさらに美しく見えるように、空が青く空気の澄んでいる日は、日の光を浴びた山の色合いも、かすみなく美しく見える。色づき始めていた山々は、曇りの日だったらそこまできれいに見えなかっただろうな…と思うほど美しかった。  
  
広がる田畑のなかにある道は、これが府道なのかと思うほどの狭い場所もあり、その道を通って行くと見渡す限り広がってくる風景は、稲刈りがされ、整然とはさ掛けされた場所もあれば、品種が違うのか、まだ頭を垂れた黄金色の稲穂が残っている所もあり、それもまた美しかった。 
 
眠さピークの運転手が眠らないよう、私は横で延々とマシンガントークをしていたが、その美しい景色に、時に「 見て見て!あの山きれい!」と言っては、「 運転してるんだから、よそ見できないよ…」と呆れて言われたり。
 
施設に着いてから、本当にここなのかと確認しては、やはり何かが違うように感じ、再度車を走らせた。どうやら最初に着いた場所は、少し前の施設で、今は新しい施設に引っ越しされ乳児院と児童養護施設が、道を挟んで向かい合わせに建てられていた。 
 
児童養護施設の広い部屋に一旦案内されては、午前一緒だった方々が続々と集まってきて、皆が揃った所で午後の部が始まった。午前の研修のおさらいを軽くしては、施設の役割や現状、実際にお預かりしている子どもの年齢や通っている学校との連携などを聞いては、各部屋を案内された。 
 
児童養護施設なので、小学校から高校までの子どもたちが暮らすのだが、その時間、子どもたちは外出中で、女の子が暮らす施設の中を見学することができた。新しい部屋はとてもきれいで、2段ベッドのある個室が何室もあった。今思えば、男の子の暮らす建物は、何度言っても散らかりが収まらないのかも…とふと思ったり。
 
きれいな部屋を見回りながら、思わず「 私達のところに来るより、ここのきれいな部屋で過ごした方がいいかも…」なんてボソッと呟いてしまうような環境だったが、家庭的な環境だけでなく1人をじっくり愛してくれる環境、心の拠り所がある家庭が大切とのことを言われ、その言葉は私達の心に深く響いていた。    
 
次に、道を挟んで向かいにある乳児院の方へ移動することになった。お昼寝していた子ども達も、その時間には起きるだろうと思われていたのか、丁度お昼寝が終わる時間での訪問だった。 
 
  
  
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次は【 登録前の基礎研修③ 】 
こちらも是非お読みください↓
  
 

  
 
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