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なぜ落書きは記憶に効くと言われるのか?

あなたは「落書き」と聞いて、何をイメージしますか?
きっと人それぞれですが、おそらく「ネガティブ」なイメージをお持ちではないだろうか?

授業や講義中、落書きをして教師に怒られた!なんて方もいるだろう。実は筆者もである。
しかしながら、実は落書きは記憶に効くという話もちらほら。
では実際どうなのか?

銘傳大学(Ming Chuan University/台湾)は、大変興味深い研究結果を発表した。
図解、アイコン、因果関係の線など、学習に関係する落書きを行ったところ、落書きがなんと注意力や記憶保持にプラスに働くことが分かった

落書きは感情、注意、理解を刺激し、記憶保持と理解を強化し、軽い「認知負荷」を与えることで、脳が退屈するのを防ぐという。
退屈な会議、講義で注意力散漫になりそうなとき、特に効果が出やすいそうだ。


記憶に効かない場合もある?

落書きは必ずしも注意力や記憶力保持にプラスに働くとは限らない。
ここで1つ、研究結果を紹介する。

University of Guelph(ゲルフ大学/カナダ)では、学習内容とは関係のない、自由な落書きを被験者に行わせる実験を行った。
その結果、記憶保持や注意力の保持について、特に効果がないことが分かった。

記憶に効果が出る場合と出ない場合、一体何が違うのか?
上記2つの研究結果より、学習内容に関係がある落書きの場合、記憶に効果が出る可能性が見えてくる。

落書きは天才の軌跡?

ジョブズ(Apple)


ジョブズのノートやホワイトボードには、図形、スケッチ、アイデアの断面がよく残っていた。
彼は「直感的に考える」タイプで、言語よりも“形”や“関係性”で思考する傾向が強かった。

レオナルド・ダ・ヴィンチ


ノートの大半が落書き・スケッチ。
観察・思考・実験をすべて絵で残していた。

リチャード・ファインマン(物理学者)


彼のノートは「落書きの宝庫」。
図形・矢印・変なキャラクターまで登場する。
ファインマンは「絵を描くことで理解が深まる」と語っていた。

ジョン・レノン(The Beatles)


歌詞ノートにイラストやキャラクターが大量に描かれている。
感情を動かすための“ウォームアップ”として落書きを使っていた。

最後に

落書きは記憶力向上との因果があることがお分かりいただけたと思う。

冒頭で述べたように筆者は授業中、落書きをして教師に怒られたことがある。
歴史上の人物の写真に鼻毛、ほくろ、ひげを書いていた。
また、座敷に座る将軍に吹き出しで「おい、田代」と書いていた。
当然教師からは怒られたが、すでに20年以上前の話で、今となっては良い思い出である。
あなたはどんな落書きをしていましたか?

話を先に紹介した“天才”たちに移そう。
”天才”たちは、はアイデアを“絵”で表現することが多かった。
なので“文字”より“絵”で描くことを意識することで“天才”に近づけるかもしれない。
なので、今後筆者は仕事中ノートに“絵”で表現することを意識していきたい。
もしかしたら“天才”に近づけるかも、という淡い期待からである。

最後まで読んでくれてありがとう。
次回をお楽しみに!

参考文献

銘傳大学(Ming Chuan University/台湾)
https://isrgpublishers.com/wp-content/uploads/2024/09/ISRGJAHSS6022024.pdf

University of Guelph(ゲルフ大学/カナダ)
https://www.uoguelph.ca/research/article/u-g-study-challenges-learning-benefits-doodling-and-fidgeting


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