[短編小説・朗読] R911
人様に散々言っておいて やってませんでしたので
急遽やってみました
朗読の完成度は低いので申し訳ありません

あの時こうしていれば…
できればそんなことは口にしたくない
モートレイにたどり着いたのは夕方の6時を過ぎていた
俺はモーテルで一泊してから向かおうと提案したのだけれど
ジェイとシミーは夜通し走って朝までには着きたいと譲らなかった
とりあえず 町はずれの寂れたレストランで腹ごしらえをすることにした俺たちは 店の前にバイクをとめ 店内へ入った
店主のおすすめ通りにピザを注文したが大して美味しくはなかった
するとカウンターに座っていた初老の男が声をかけてきた
「あんたらここら辺のもんじゃねえな」
ジェイが返答する
「ええ 今からローランドシティーに向かうところです」
初老の男は少し驚いたように
「今からだって!? 悪いことは言わん やめておけ」
シミーがこう返す
「夜通し走れば 朝までには着くでしょう 何か問題でも?」
初老の男は吐き捨てるように
「好きにするがいいさ どうしても行くのならR99を通ることを薦めるがね」
俺は初老の男が言ったことが気になったのだが
ジェイもシミーもまったく気にしていない
あまり気がすすまないが二人に従うことにした
R99に向かうべくバイクで北上する
しばらく走ると道は二股に分かれていた
標識によると左は オークリー 右は R911と記されている
オークリーなんて町は聞いたことがないし
目指すのはR99だったはず
もう嫌な予感しかしない
きっとR911と間違ったのだとジェイは半ば強引に右を主張する
シミーに異論はないようで結局右に舵を切ることとなった
本当にR99に向かっているのだろうか
山道に入り闇がさらに色濃くなってくる
おまけに霧のようなものまでかかってきた
ヘッドライトの明かりを頼りにするしかない
しんがりを走っていた俺の横をすうっと黒い何かが走り抜けた気がした
インカムからジェイの絶叫が鼓膜を揺らしたその直後
先頭を走っていたジェイが転倒したようだ
シミーもおそらくそう感じたと思うが止まろうとはしなかった
止まれなかったと言った方が良いかもしれない
霧がかかり森の間を走る道は漆黒に包まれている
恐怖がこみ上げ知らず知らずのうちにアクセルを吹かせていた
左に大きく曲がるカーブに差し掛かったその時
再びインカムから鼓膜を揺るがすシミーの絶叫が響いた
シミーはカーブを曲がり切れずコースアウトした
俺は恐怖のあまり声が出なかったが
車体を傾けアクセル全開でカーブを抜けた

気を失ったのか あの世に行ったのか
よくわからない
我に返った時に俺は救急車の中にいた
そしてオークリー記念病院へ運び込まれた


どんとこい2024秋
最後までお読みいただき ありがとうございました😊
帯は いつき さんにお借りしました
いつもありがとうございます
秋は近づいていますが
熱中症にはご注意ください
では 素敵な1日を✨
