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「こうあるべき」はない。累計数百名のnoteを見てきた編集者が伝える、書くハードルを下げるポイント

「noteを書きたいけど何をテーマにしたらいいのかわからない」「読み手がどう受け取るかが気になってなかなか書けない」

書きはじめる前だけでなく、書きはじめてからも、こんな悩みを抱えている方は少なくはないはず。

このたび、「パーソナル編集者®」主宰の、みずのけいすけが2025年10月24日(金)に「書けるようになるnote勉強会@名古屋」を開催しました。

「その日に書きたいことを、なんでも書いていい」「どんな境遇にいる人が書いているのかを示すだけで読まれるようになる」など、書きたい気持ちを後押しする言葉たちがたくさん伝えられた今回のイベント。

参加者からも数多くの質問が寄せられ、その場にいる全員と一緒に等身大で書けるようになるためのヒントを探りました。そんな勉強会の様子をレポートでお届けします。


書けるようになるnote勉強会 in 名古屋

「書けるようになるnote勉強会」は、note株式会社で約3年間ディレクターをつとめ、のべ500社以上の情報発信をサポートしてきたみずのけいすけによるSNS活用講座です。

noteやXなどのSNSを使って発信していきたい方から、アウトプットをしたいけれど続かない方、自分の発信をもっと届けたい方まで、幅広い方にご参加いただいています。

文章を書くうえでの構成や視点の整理、読者との接点のつくり方など、「書くこと」を後押しする実践的な内容が詰まった勉強会です。

講師:みずのけいすけ
goodbuff inc. 代表。愛知県瀬戸市出身、千葉県浦安市在住。専門は、コンテンツ編集/SNSマーケティング/コミュニティ設計。法人500社以上の情報発信をお手伝い。広告代理店にてプランナーを2年、株式会社マイナビにてコンテンツ編集を10年、note株式会社で3年を経て独立。SNS運用に1on1で伴走するサービス「パーソナル編集者®︎」を立ち上げ。

今回の会場は、愛知県名古屋市にある株式会社コラボスタイルが運営するコワーキングスペース「コラボベースNAGOYA」です。昨年に続き、約1年ぶりの名古屋での勉強会。みずのの地元でもある場所での開催となりました。

noteを書き始める前に大事にしたいポイント

noteを書きたいけどなかなか筆が進まない……という方も多いはず。ここでは、勉強会の参加者が書き始める前に意識しておきたいことを2つに絞って紹介します。

人が書く理由は、大きく5つに分類できる

「なんとなく書く」でも問題ないことが大前提で、書くことに困った際のテーマについてシェアされました。人が書く理由は、大きく以下の5つにわかれるそうです。

  1. ジャーナリング→自分の考えや日常を、記録にして残しておきたい

  2. 学び・知識共有→自分の経験やノウハウを整理し、人の役に立てたい

  3. コミュニケーション→ユーザーやファンとの交流、コミュニティ形成したい

  4. 収益化→有料コンテンツ、メンバーシップ運用したい

  5. キャリア形成→自分の経験やノウハウを整理し、仕事の依頼につなげたい

なかでも「2.学び・知識共有」は、「ノウハウを整理して伝えてくれてありがとう」という気持ちが自然に生まれ、その結果読まれることにもつながります。

こうした「自分なりにできる奉仕」をコツコツと続けた結果、多くの方に届く記事になった一つの例として、みずのが編集者として伴走した、佐藤圭一さんのnoteが紹介されました。

気象キャスターの佐藤さんは、これまで通常の天気情報の記事をアップしていました。

しかし、かねてより桑田佳祐さんのファンであったことから、サザンオールスターズのライブまでの天気予報をスタートさせます。

その結果、多くのサザンファンから認知されるようになり、「毎日ありがとう」の声が届くように。最後には、桑田さんのラジオで紹介されるまでになったそうです。

「旅行のスポット紹介でもなんでもいいから、自分なりにできるシェアで徳をコツコツ積むことも、一つの読まれる種まきになる」とみずのは言います。

ほかにも、ユーザーやファンとの交流が理由の「3.コミュニケーション」の場合、「自分にはファンなんかいないよ」「芸能人や有名人がするものでは?」と思いがちかもしれません。

でも、あなたが書いた1記事に対して、「ちょっと好きかも」と思ってくれた人は必ずいるはず。

そんな「この人の記事いいな。何度も見かけるからちょっとウォッチしてみようかな」という人に向けて、たとえば「1年間noteを書いてこんなことを思ったよ」という記事を書くのも、ファンとのコミュニケーションの一つになります。

自分はどのパターンが多いかを考えながら、やったことのないテーマにも挑戦してみると書く幅が広がるかもしれません。

読みたくなるタイトルのつけ方

次に勉強会で伝えられたのは、よく読まれるための工夫としてもっとも大事なことです。

みずのが編集者として伴走する際に、必ず伝えるのが「タイトルを直すこと」だと言います。

誰が何をしたらどうなった、をタイトルだけで伝えられている記事は読みたい気持ちをくすぐりますよね」

当日、いい事例として取り上げられた記事のなかから2つ紹介します。

▼一目で何が書いているのかが分かる

3児の母のぷっちえさん。末っ子が20歳を迎えたタイミングで「お母さん旅行しておいで!」と家族の後押しもあり、初めての一人旅が実現したそうです。

タイトルを「奈良旅行記」とすると一部の人にしか届かないところ、「誰が何をしたらどうなった」の形式にすると、読む前からその記事に何が書かれているかがわかります。

これが「ちょっと読んでみようかな」と思わせる入り口になるのです。

▼書き手がどんな人なのか、初めて出会う人でもわかる

続くこちらの記事は、「デザイン未経験のウェブ編集者」と主語が詳細に書かれていることでオリジナリティが増しています。

こうしたピンポイントの情報をタイトルでもしっかり記すことが、読まれやすくなるコツの一つです。

「『5年住んでいたアメリカでの3年目のできごと〜』とか、『同じ20代の回想でも、仕事がまったくできなくて残業続きだった20代のぼくが〜』とか。できる範囲で筆者の詳細な情報を載せられるといいですね」とみずのは言います。

参加者の質問から見つける、等身大で書くためのヒント

そして勉強会の後半、参加者から質問が盛りだくさん届きました。

「書きたいことがバラバラで統一感がないんです」「仕事とプライベートの話が混ざるのってどうですか?」など、みなさん今のリアルな悩みを直接みずのに相談します。

ここでは、参加者同士の共感が多かった3つのお悩みと、みずのからのアドバイスを紹介します。

書くジャンルは統一したほうがいいの?

最初の参加者から寄せられたお悩みは、「ハンドメイドのことや、お子さんとの日々についてなど、書きたいテーマがたくさんあってジャンルに統一感がない」とのこと。

これに対してみずのは、「その日に書きたいものを、どんどん好きに書いて大丈夫!」と伝えます。

その理由は、noteを読む人との最初の出会いは、基本的にはその1記事単体だから。すべての記事が一覧に表示される、クリエイターのトップページが最初の入り口になることはめずらしいのです。

だからこそ、大事なのは各記事のジャンルがバラバラであることよりも、ジャンルごとにマガジンをつくってまとめること、記事には同じハッシュタグをつけることです。

グルーピングすることで、読者が記事を読んだあと、そこに関連する他の記事も一緒に表示されやすくなります。

質問をしてくださった参加者さんのnoteをのぞいてみると、すでにマガジンが作成されていました!

書くときに、いろいろな立場の人の想いが気になる…

次の参加者からは、「センシティブなテーマを扱っているからこそ、読み手の立場によってどう受け止められるかが気になって、思ったことを素直に書くのをためらってしまう」というお悩みです。

質問を受けたみずのは、「まず、自分がどういう気持ちで書いているのか、こんな気持ちになってくれたら嬉しいといったところまでnoteに書いてみましょう。

そして、noteには記事を固定表示する機能があります。それを固定記事することで、筆者の想いがわかるのでおすすめです」とアドバイス。

noteは自由に自分の想いをつづることができるプラットフォーム。誰に向けて書きたいか、誰に届いてほしいのかを整理したうえで、自分の希望や願望を実際に言語化して伝えることが大事なのですね。

仕事とプライベートのアカウントはわけるべき?

つづいて質問者から届いたのは、「仕事を募集したけれど、そうなると自分のプライベートな発信をするのを躊躇してしまうんです」というお悩み。

その質問に対してみずのは、「仕事とプライベートアカウントは、基本わけなくていい」としたうえで、2つアドバイスします。

1つ目は、仕事向けの記事をまとめて一つのマガジンに入れること。その際に、企業とユーザーが見たい情報は異なるため、仕事用のメールの署名や名刺には、そのマガジンのリンクを記載するのが大事だと言います。

2つ目は、投稿した好きな記事を「仕事依頼」に設定すること。好きな記事の「...」ボタンから「仕事依頼として表示」を押すことで、トップページに固定できるのです。

ここでも、2人目の質問者さんへのアドバイスと同様に、きちんと「仕事を募集しています」「このnoteをきっかけに、こんな仕事や人に出会いたいです」と意思表明するのが大事だと伝えられました。

勉強会の最後には、「どんなnoteを書かれているんですか?」「実は私も同じことに悩んでいて」と参加者同士の交流も。

会場にはあたたかい時間が流れました。

その場にいる参加者同士の交流も、勉強会の魅力の一つです

なんと娘さんからのお誘いで、親子で参加してくださった方もいらっしゃいました!老若男女問わず、書くことに興味を持って参加いただいていることを心の底から嬉しく思います。

好奇心旺盛だというお父さん。娘さんからの「一緒に行ってみる?」で参加を決意してくださったとのこと

書けるようになるnote勉強会はもうすぐフィナーレ!

参加者からの挙手が止まらなかった、今回の勉強会。質疑応答をはじめ、「どんなnoteを書かれているんですか?」「実は私も同じことに悩んでいて」と参加者同士の交流もあり、あたたかい時間が流れました。

これまで全国各地で開催してきた今年の勉強会は、もうすぐフィナーレを迎えます。「noteを書いてみたい」「今のモヤモヤを解消したい」という方は、ぜひご参加お待ちしております!

今後の「書けるようになるnote勉強会」の開催情報は、パーソナル編集者®公式noteにてお知らせします。

制作:ふたり広報(執筆:おのまり / 編集:金井みほ