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所信表明をすると、記事の方向性がブレにくい。元noteディレクターが伝える「noteが書けるようになるコツ」とは

noteを書きたい気持ちはある。でも、何を書けばいいかわからないし、読まれるかもわからない。

そんな悩みを抱えている人は、きっと少なくないはず。

このたび、「パーソナル編集者®」主宰の、みずのけいすけが2025年7月11日(金)に「書けるようになるnote勉強会@函館」を開催。

会場となった函館コミュニティプラザ Gスクエアには、30名ほどが集いました。テーマは、「noteなどで発信を続けるためのコツ」と「読まれやすくなる工夫」です。

SNSでの発信に慣れていない人、書くテーマはあるけれど何から始めればいいか迷っている人、日々の発信に手応えが持てない広報担当の人などに向けて、元noteディレクターでもあるみずのが、講師としてすぐに使えるコツをお伝えしました。

「どなたにでも、面白い文章は書けますよ」

という心強いひと言からスタートした今回の勉強会。書けるようになるヒントが詰まった学びの一部をレポートでお届けします。


書けるようになるnote勉強会 in 函館

「書けるようになるnote勉強会」は、note株式会社で約3年間ディレクターをつとめ、のべ500社以上の情報発信をサポートしてきたみずのけいすけによるSNS活用講座です。

noteやXなどのSNSを使って発信していきたい方から、アウトプットをしたいけれど続かない方、自分の発信をもっと届けたい方まで、幅広い方にご参加いただいています。

文章を書くうえでの構成や視点の整理、読者との接点のつくり方など、「書くこと」を後押しする実践的な内容が詰まった勉強会です。

講師:みずのけいすけ
goodbuff inc. 代表。愛知県瀬戸市出身、千葉県浦安市在住。専門は、コンテンツ編集/SNSマーケティング/コミュニティ設計。法人500社以上の情報発信をお手伝い。広告代理店にてプランナーを2年、株式会社マイナビにてコンテンツ編集を10年、note株式会社で3年を経て独立。SNS運用に1on1で伴走するサービス「パーソナル編集者®︎」を立ち上げ。

これまで全国7都市で開催してきた「書けるようになるnote勉強会」ですが、今回は初の函館開催!場所は、五稜郭の中心に位置する「函館コミュニティプラザ Gスクエア」です。

みずのが伝える、書けるようになるコツ

勉強会の参加者アンケートで「とくに印象に残った」という声が多く寄せられた、noteを書くうえでの2つのポイントをご紹介。どちらも、初心者から経験者まですぐに取り入れられる、実践的な内容です。

いくらでも語れることをちょっと書く

「自分の得意なこと」や「長く関わってきたテーマ」について書くときに、ついつい「あれもこれも」と情報を盛り込みすぎてしまうことが少なくありません。しかし、読み手のなかには、そのテーマに初めて触れる人もいます。

だからこそ必要なのは、どこまで伝えるかを見極めること。「たくさんの知識があったとしても、あえて語りすぎず、“いいブレーキの踏み方”を心がけることが大切」だと言います。

わかりやすい例として、みずの自身が30歳を過ぎて麻雀を始めたときの実体験を説明。「初心者向け」の入門書を買ってみたものの、あまりに情報が多すぎて挫折しかけたそう。そんなとき、友人がA4用紙2枚にまとめてくれた「超」簡易版の説明書が、結果的にいちばん役立ったと語りました。

メモがとまらない参加者のみなさん。事後アンケートでも「具体的な例えがわかりやすかった」と好評でした

「詳しく書くことが必要な場合も、もちろんあります。でも、あるジャンルについて語れる10個のテーマのうち、たった1つだけを選ぶ感覚で“ちょっとだけ書く”を意識できれば、そのジャンルに不慣れな読み手にもスムーズに届くはず」と、情報発信におけるコツを教えてくれました。

タイトルだけで、内容がわかるようにする

noteでは、タイトルで記事が読まれるかどうかを大きく左右します。

「今よりもうちょっと、自分のnoteを読んでもらいたい」と感じるなら、タイトルをちょっと見直すだけで、ぐっと読まれやすくなります。

たとえば、「羽田と成田を間違えたけど間に合った話」というnote。文筆家の牧村朝子さんによるすぐれたエッセイですが、このタイトルの秀逸な点は、結末(オチ)まできちんと表現されていることです。

読む前から「空港を間違えたが、無事に間に合ったんだな」と内容がストレートに伝わります。

「ネタバレにならないよう、タイトルでは、詳しく触れすぎないほうがいいのでは?」という意見もありますが、SNSで流れてくる無数の投稿のなかで読者の目を止めるには、“最後まで伝える”ことが大事

その記事が、ハッピーエンドなのか、失敗談なのか、努力が実った話なのか。オチまで伝わっているほうが、読み手にとって親切だし、『読んでみようかな』と思える入り口になります。

画像や文体の選び方からアカウントの方向性まで。参加者の相談から見えた、noteを書けるようにする3つのヒント

「noteを書いていてふと迷う」「結果が出なくて、自信がなくなることがある」。

こうした、日ごろからnoteに取り組むなかで感じていたモヤモヤや疑問を、参加者がみずのに直接投げかける質疑応答のコーナーも盛り上がりました。ここでは、質疑応答で扱った話題のうち、3名のやり取りを選り抜いてご紹介します。

記事によって、文体がバラバラになってもいい?

最初の質問者は、noteを始めたばかりというYさん。

1本目は「ですます調」で丁寧に書いたが、2本目からは気持ちが乗って「である調」になり、3本目もそのまま続いてしまった、と話します。「記事によって文体がバラバラになってしまいますが、これって統一したほうがいいのでしょうか?」という率直な質問でした。

この質問に、みずのは「そういうの、案外迷いますよね」と共感を示しつつ、「noteは1記事ずつ単体で読まれるメディアだから、文体がそこまで統一されていなくても大丈夫。その記事ごとのテンションやムードがあるから、語尾が違ってもいいと思います」と回答。

さらに、「今のようなエピソード自体が、ひとつの記事になると思う」とも提案します。書きながら変化していく自分に気づく体験こそnoteに書く。それは、“何を書けばいいか迷っている人”にとって大きなヒントになりました。

「テンションが乗ってくるときの文章があるのはおもしろいし、次にまた“ですます調”の文章が出たときも楽しみですね」と伝え、最初に質問したYさんへあたたかい拍手が送られました。

読者に広く届ける「みんなのフォトギャラリー」という方法

次は、ハーブや種の専門店「sola og planta(ソーラオプランタ)」のスタッフ・Tさんです。

Instagramやnoteを活用して発信しているものの、「常連さんには届いているけれど、それ以外の人に読んでもらうのがむずかしい」と、広がりのなさに悩んでいるといいます。

この話を聞いたみずのは「そのアカウント、今みんなで一緒に見てみてもいいですか?」と切り出し、その場で急遽、公開noteコンサルがはじまりました。

「サムネイルがすごく素敵!」と笑顔をみせ、そこから話題は「みんなのフォトギャラリー」の機能へ。

「sola og planta」さんの、素敵なサムネイルたち

「noteには、自分の写真やイラストを他のユーザーが使える“みんなのフォトギャラリー”という機能があります。ここに写真をアップしておくと、他のユーザーが使ってくれることもあるんです。自分が撮影した写真を介して、新しい読者との出会いが生まれるかもしれません」とアドバイス。

写真が“入り口”になって、新しい読者とつながるきっかけにもなる。noteならではの仕組みに触れた、印象的な質疑応答でした。

「所信表明」で方向性を明確にする

そして、教育系プログラムを展開する団体「一般社団法人Ezofrogs(エゾフロッグス)」のスタッフ・Sさん。

noteではこれまで、学生の海外研修レポートなどを公開していたものの、今回の勉強会を通じて「これは誰に向けて書いているんだろう」と、あらためて発信の軸を見直すきっかけになったといいます。

noteの読者ターゲットは企業や教育関係者向けと考えていたが、読み手を意識して書けていたかというと曖昧だった…と正直にご相談されました。

そんな相談に、みずのは「想定している読者にみていただくには、その人たちが『自分たちに向けた記事だ』と気づくよう言葉を練る必要がありますね。

その第一歩として、『Ezofrogsがなぜ今noteをやっているのか』を1本の記事にまとめてみる“所信表明”を書くことがおすすめです。まずは自分たちの言葉で整理しておくと、今後の記事の方向性がぶれなくなるし、訪れた読者への“インフォメーションボード”にもなりますよ」と提案。

noteでの発信に取り組んでいる団体やチームにとって、とても実践的なアドバイスでした。

数日後、Ezofrogsさんの公式noteにしっかりと「所信表明」が投稿されているのを見つけました!

皆さんの「書く」を後押し。書けるようになる勉強会は今後も全国で開催します!

イベントの最後には、会場を提供してくださった函館コミュニティプラザ・Gスクエアの田村さんからご挨拶。

「質疑応答がこんなに盛り上がってびっくり。本日は、多くの方に来ていただけてうれしいです。本当にありがとうございます」とあたたかい言葉をいただきました。

参加者からのアンケートにも嬉しいお声が!「これを機に、noteを書いてみようと思いました」「noteは、“楽しく書くツール”だと知ることができました」など、前向きな変化を感じられるコメントがたくさん寄せられました。

それぞれが書くエネルギーを持ち帰り、あたたかな空気のなか、イベントは幕を閉じました。

次回の「書けるようになるnote勉強会」は、長崎県で2025年9月5日(金)に予定しています。参加したい方は、ぜひお待ちしています!

制作:ふたり広報(取材・執筆・撮影:金井みほ / 編集:多葉田愛

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