【年越し前に聴いておきたい】2025年タイ・ルーツポップBEST10
ラムヤイのアルバムの全曲解説を先に仕上げなければならないのですが、気が付いたら年も終わりに近づいてしまっていたので、その前に2025年のタイ・ルーツポップの総括をしておきたいと思います。
例年、その年にリリースされた曲の中から僕の好みで選んだ曲を10曲程度ピックアップして紹介していたのですが、今回はピックアップした曲に5項目で採点して、合計点数を計算し順位を付けました。その中から上位10曲を紹介します。
採点項目とエントリー曲
採点をつけた項目は以下の5つです。
動画再生率(再生数÷アップロードされてからの日数)
オリジナリティ
楽曲のクオリティー
カヴァー率(コンサートや動画でどれだけカヴァーされているか)
期待値(ポテンシャル)
各項目の満点は10点で、トータル50点で採点し、得点の高い順で順位を付けました。
ポイントは「動画再生率」でしょうか。単純に再生数だけでランキングを付けると、早く公開した曲が有利になってしまうので、それでは不公平だと思い、12月29日時点での動画再生数を公開から経過した日数で割り、1日の平均動画再生数を割り出しました。そうすれば、公開された日数が少ない曲にも公平になると考えました(もちろん完璧ではありませんが)。結果、年の後半にリリースされた曲もトップ10に入る事になりました。
カヴァー率も先にリリースされた曲ほど有利になるのは否めませんが、人気のある曲はリリースされた日数が少なくても、カヴァーされる数は多いので、その辺を見てポイントを付けています。
また、今回「ルークトゥン/モーラム」というジャンルの括りではなく、「タイ・ルーツポップ」をしたのは、近年、タイのポピュラー音楽はクロスオーバー化が進んでいて、単純に従来のジャンルに括れる曲が少なくなってきているからです。そして、ジャンルをまたいでいる曲(異ジャンルのアーティスト同士のコラボレーションなども含めて)ほど面白い音楽になっている、というのが現状だからです。
その点を考慮して、今回からはタイの伝統的要素が少しでも入っている曲を「タイ・ルーツポップ」として、そういった曲をチョイスしました。
選んだ曲は以下の30曲です(カッコ内はYouTubeでの動画公開日。順番は公開日順)。SNSで発表されていた、2025年のルークトゥン・イサーン年間YouTube動画再生数ベスト13をベースに、自分が印象に残った曲を付け加えてリストを作りました。
ถนนนักสู้ (闘う者の道)- ไมค์ ภิรมย์พร(マイク・ピロムポン) feat. TaitosmitH (2025/1/30)
บังเอิญมันได้อะ(偶然なだけよ)- แอน อรดี(エーン・オラディー) (2025/02/08)
กุหลาบ(Rose)- F.Hero feat. ก้านตอง ทุ่งเงิน(ガーントーン・トゥングン) & Saran (2025/02/12)
มาร์ติน มีนตรา (マーティン・ミントラー)- มีนตรา อินทิรา(ミーントラー・インティラー) (2025/03/21)
ดวงใจ(最愛の人)- ปราง ปรางทิพย์(プラーン・プランティップ) (2025/04/02)
บ่โสดบ่อนุญาตให้จีบ(フリーじゃないから誘ってこないで)- ปลาย กนกพร(プラーイ・カノックポン) (2025/04/04)
สาละวันเดินเซ (SALA-ONE) - F.HERO feat. แอน อรดี(エーン・オラディー) & M-PEE (2025/04/07)
อ้ายบ่ควรถืกฮัก(俺には愛される資格はない)- เน็ค นฤพล(メック・ノルポン) (2025/04/25)
เทสบ่ดี(センスのない奴) - ม่อน วรวิทย์(モーン・ウォラウィット) (2025/05/08)
ผู้บ่าวเสื้อปุ๋ย(作業着姿の農家の兄貴)- ดิด คิตตี้(ディット・キッティー) (2025/05/20)
เจ้าดอกจำปา(プルメリアの花のようなあなた)- เมล ตวิษา(メール・タウィサー)& ตุ๊กตา นริศรา(トゥッカター・ナリサー) (2025/05/31)
โอกินาวะลำซิ่ง (OKINAWA LAMZING) - J JAZZSPER (2025/06/24)
โลกทั้งใบ(僕にとってのすべて)- เล็ก รัชเมศฐ์(レック・ラッチャメート) (2025/06/25)
มนุษย์ค้างคาว สาวลำไย(蝙蝠男とラムヤイ娘) - คาราบาว(カラバオ) feat. ลำไย ไหทองคำ(ラムヤイ・ハイトーンカム) (2025/06/27)
ปลายฟ้า(空の果て)- เบิ้ล ปทุมราช(ブン・パトゥムラート)& แนม พิสิทธิ์พงษ์(ネーム・ピシットポン) (2025/06/27)
เด็กN ดี๊ดี(NDな人が素敵) - ลำไย ไหทองคำ(ラムヤイ・ハイトーンカム) (2025/07/04)
ผูกฝ้ายสายแนน(運命は聖なる糸につながれて)- มนต์แคน แก่นคูน(モンケーン・ケーングーン) (2025/07/08)
บ่วงฮัก(愛の罠) - ไมค์ ภิรมย์พร(マイク・ピロムポン) (2025/07/17)
พยายามสิเซาฮัก(愛を断ち切る努力) - ต่าย อรทัย(ターイ・オラタイ) (2025/07/21)
คนไม่เจ้าชู้(誠実な人) - Labanoon feat. จ๊ะ นงพณี(ヂャ・ノンパニー) (2025/07/23)
ดอกเตอร์แดนซ์ซิ่ง(Doctor Dancing)- เบิร์ด ธงไชย(バード・トンチャイ) x โจอี้ ภูวศิษฐ์(ヂョーイー・プーワシット) (2025/08/21)
Move On แบบใด(どうしたら心は離れられるのだろう) - โจอี้ ภูวศิษฐ์(ヂョーイー・プーワシット) (2025/9/16)
อีลูกชาางสอด(でしゃばり女) - จ๊ะ นงพณี(ヂャ・ノンパニー) (2025/09/22)
อาโบเดเบ(アーボーデーベー) - ลำไย ไหทองคำ(ラムヤイ・ハイトーンカム) & GUNNER (2025/10/01)
แก้บน(ゲー・ボン:お礼参り) - ก้านตอง ทุ่งเงิน(ガーントーン・トゥングン) (2025/10/02)
สาธุ(サートゥ) - Asia7 feat. ปลาย กนกพร(プラーイ・カノックポン) (2025/11/25)
Thai Go Chaiyo - ลำไย ไหทองคำ × PiXXiE (2025/12/08)
น้ำตา(涙) - ไหมไทย หัวใจศิลป์(マイタイ・フアヂャイシン) (2025/12/10)
ดอกกระเจียวบาน(チューリップの花が咲く頃)- ก้อง ห้วยไร่(ゴン・フアイライ) (2025/12/15)
Bangkok City - KT Kratae(กระแต) (2025/12/19)
ランキング【2025 Thai Roots Pop Best 10】
それでは、合計点数の高かった上位10曲を、カウントダウン形式で10位から順に発表します。
【No.10】Bangkok City - KT Kratae(กระแต):34ポイント
公開されてからまだ10日しか経っていないにも関わらず、動画再生率が48万回/日と好調なのと、オリジナリティーでトップの得点を稼いだ事で、上位10曲に食い込んだクラテーのこの新曲。
海外の人に向けたようなテーマの曲であるからか、歌詞が全編英語というのもユニークですし、楽曲のクオリティーも高いのが、この曲の大きなポイントでしょう。
タイの伝統楽器ラナートやキンの音を取り入れながらも、ベースはインドのフィルムミュージックというのも面白いです。ちなみに、作詞・作曲に名を連ねているSwetha Makalikal Suresh (SUVI)はインドのアーティストであり、ソングライターでもあるようです。
まだリリースして間もないので、これからどういう展開をしていくのか分かりませんが、今後のクラテーの活動に期待を持たせてくれる曲であると言えます。
【No.9】น้ำตา(涙) - ไหมไทย หัวใจศิลป์(マイタイ・フアヂャイシン):36ポイント
前曲「ให้บุญนำพา(功徳の導きがありますように)」が公開から1年で1憶再生を超えるなど、齢57にしてまだまだ音楽界の前線で戦い続けているマイタイ。タイでの人気の高さも未だ揺るぎありません。
今回のこの曲も前作の延長線上でありながら、さらに深みを増した歌と曲が、言葉の壁を超えて心に響いてくるものがあります。
まだリリースされてから20日程度なので、動画再生総数それほど多くはありませんが、再生率が14.8万回/日とかなり健闘しています。
そして、何と言っても長いキャリアに裏打ちされた唯一無二の存在感とオリジナリティ。この辺の得点が高くなったので、公開日数は少ないですが、総合で高い得点になりました。
【No.5 (1)】บังเอิญมันได้อะ(偶然なだけよ) - แอน อรดี(エーン・オラディー):37ポイント
いきなり5位に飛んでいますが、4曲が同じ得点になりましたので、この順位になっています。
コンサートではガーントーンの「グラープ」と同じくらい耳にした記憶が強いこの曲。エーン・オラディーのソロ歌手としては初めてのビッグヒットになりました。
詞・曲:ボーイ・ケーマラート(บอย เขมราฐ)、編曲:サワット・サーラカーム(สวัสดิ์ สารคาม)という、インリーの大ヒット曲「ขอใจเธอแลกเบอร์โทร(電話番号と引きかえにあなたの心がほしい)」と同じ組み合わせの作家陣による曲。なので、まんまあの曲の延長線上の仕上がりですが、メロディーはキーがマイナーという事もあって、こちらの方が耳当たりが良い感じがします。
ただ、エーンの歌手としてのポテンシャルが僕はいまいち感じられないのが正直な気持ち(現地での人気は物凄いんですけどね)。声は線が細いですし、声量もあまりありませんし・・・。その点で、期待値にはあまり高い点数を付ける事が出来ませんでした。
【No.5 (2)】โลกทั้งใบ(僕にとってのすべて) - เล็ก รัชเมศฐ์(レック・ラッチャメート):37ポイント
レック・ラッチャメートはGenie Records所属の、ハイトーン・ボイスが印象的なアーティストです。タイでは長い間、高い人気を得ている人のようですが、僕はこの曲で初めて知りました。
この「ローク・タン・バイ」という曲は、同じレーベルのヂョーイー・プーワシットの名曲「ドゥアン・ドゥアン(ดวงเดือน)」に通ずるものがある、美しいメロディーとノスタルジックな歌詞が胸を打つ曲。ヂョーイーの方が夜ならば、こちらは昼という感じでしょうか。
アーティストの間でも人気の高い曲のようで、ガーントーンとのデュエット動画もYouTubeで見ることが出来ます(โลกทั้งใบ : เล็ก รัชเมศฐ์ x ก้านตอง ทุ่งเงิน [ Live Session ])。じわじわと人気が出てきた人のようですし、ポテンシャルも高そうですから、息の長いアーティストになるんじゃないでしょうか。
SNSで見たYouTube再生数ランキングからは外されていたこの曲ですが、5000万再生は充分ランキングに入れてよい数字です。今回、運良くこのランキング作成で出会う事が出来て、僕にとって大きな見つけものにもなりましたし、お気に入りの1曲にもなりました。
【No.5 (3)】Move On แบบใด(どうしたら心は離れられるのだろう)- โจอี้ ภูวศิษฐ์(ヂョーイー・プーワシット):37ポイント
ヂョーイーは本当にユニークなアーティストです。引き出しは多いですし、歌手・演奏家としての実力も高いので、毎回新鮮な驚きを与えてくれます。
この曲もテーマが面白いですし、オリジナリティ度も高いユニークな曲になっています。MVもまさかのオチで、見ごたえあります。そして、目先の斬新さだけを狙うのではなく、その中にしっかりイサーンのルーツを入れているという、Thai Roots Popを代表するアーティストと言っても過言ではないでしょう。
再生回数は2000万弱なので、タイ音楽の中では普通ですが(一般的にはかなり高い数字ですが)、全体的なクオリティーが高いので、トータルが高得点になりました。
【No.5 (4)】แก้บน(ゲー・ボン) - ก้านตอง ทุ่งเงิน(ガーントーン・トゥングン):37ポイント
「グラープ」の大ヒットで、キャリア17年目にしてブレークしたガーントーン(ピム・ピヤダー名義の時代からだと21年目)。そのヒットの余波でしょうか、この新曲もリリース3ヶ月弱で8,000万再生超えと絶好調です。
「グラープ」はF.Heroの個人制作でしたが、こちらはガーントーンの所属会社であるGrammy Goldの制作。そういう事もあって、あまり冒険してない手堅い作りになっています。
ただ、最近のGrammy Goldは以前の保守的な曲ばかりを作っている頃とはだいぶ変わってきていて、この曲もルークトゥン・イサーンとは言え、洗練された要素もあって、「グラープ」への参加が良い影響を与えてくれたのではないでしょうか。可愛いMVも好印象ですね。
ひとつ気になるのは、ガーントーンのタレント性ですね。タイでは1つヒット曲が出ても、コンサートで観客も楽しませるタレント性もないと、人気が長続きしません。そういう点でガーントーンがこの先、今の人気を維持できるのかと考えると、それはちょっと難しそうな気がしますね。なので、期待値はあまり高い点数は付ける事ができませんでした。
ちなみに、「ゲー・ボン」とは神様へ願い事をして、その願いがかなった時にお礼参りをすること、だそうです。
【No.3 (1)】บ่โสดบ่อนุญาตให้จีบ(フリーじゃないから誘ってこないで)- ปลาย กนกพร(プラーイ・カノックポン):39ポイント
No.3は偶然にも同じ歌手が関わっている曲が2曲ランクインしました。
新人を育てるのがヘタクソだったGrammy Goldから、ようやく期待の若手が出てきたか?!と思ったのが、このプラーイ・カノックポンの登場でした。
この曲は彼女のデビュー曲ながら、4000万再生のスマッシュヒットになり、コンサートでも多くの歌手がカヴァーしていました。冒険の少ない、Grammy Goldらしい手堅い作りではありますが、プラーイの良さが上手く引き出す事が出来ている佳曲になりました。ただ、プラーイの歌はハスキーなのは良いのですが、もう少し太さがあればもっと良くなった気がしますね。
とはいえ、世間のプラーイの評判も上々のようで、曲のヒットもあってか、メジャーデビュー弱冠1年目ながら、コンサートも多いですし、他のアーティストからコラボレーションの声がかかったりと、この先の期待値も高い歌手である事は間違いありません。
【No.3 (2)】สาธุ(サートゥ)- Asia7 feat. ปลาย กนกพร(プラーイ・カノックポン):39ポイント
Asia7のメジャーでのセカンドアルバム(インディーから数えると3枚目)「DEEPMIND」を聴いた時、一番印象に残ったのがこの「サートゥ」でした。
このバンドらしい美しい旋律とオーイの透き通った歌声に、プラーイのハスキーなヴォーカルが良いアクセントとなり、アルバムの中でもひときわ際立った仕上がりになっていました。
その後、MVが作られ、YouTubeにアップされたところ、公開1ヶ月弱で1,000万回超えのスマッシュヒットになりました(動画再生率は30万回/日)。この分だと、Asia7にとって最大のヒット曲になるのではないでしょうか。
嬉しいのは、コラボしているプラーイもこの曲を気に入ってくれている事です。自分のステージでも歌っていますし、Asia7のコンサートにも駆けつけてくれるなど、これこそコラボレーションの最高の形と言えるのではないでしょうか。
プラーイも参加した、2025年11月26日にバンコクのLido Litehouseで行われたAsia7のライブでの演奏も素晴らしいので、ぜひご覧になってください。
ASIA7 Feat. ปลาย กนกพร - สาธุ | Live at Lido Litehouse
【No.2】ดวงใจ(最愛の人)- ปราง ปรางทิพย์(プラーン・プランティップ):41ポイント
プラーンの事を知ったのは、7~8年前だったでしょうか。北部チェンライの出身で、テレビのオーディション番組「The Voice」に出演した事があり、歌が抜群に上手く、伝統的な歌唱法も出来て、抜群にインパクトがある人でした。
それから気にして彼女の事をフォローしていたのですが、大きなヒットになかなか恵まれませんでしたが、ようやくここに来て1憶再生を超えるヒットが生まれて、長い事彼女を追いかけてきた身としてもホッとしています。
そういった事を抜きにしても、この曲はプラーンにとっても本当に良い曲に巡り合えたのではないでしょうか。作詞・作曲を担当しているNOT’TOYという人はヒップホップのアーティストのようなので、AメロBメロはラップのフローに近い、言葉を細かく刻むメロディーになっていますが、その分メロディアスなサビとのコントラストが活きてきて、さらに中盤のプラーンが得意な伝統的歌唱法がアクセントとして入ってきて、テンションが落ちないまま最後まで聴き続けられる、見事な構成になっています。何よりも、サビのメロディーの良さがこの曲の最大のアドバンテージと言えるでしょう。
日本人にとっては、見た目で引いてしまう人もいるかもしれませんが、歌手としての実力は申し分ないと思います。プラーンがこの人気を維持できるかは、この先も良い曲に巡り合えるかどうかでしょうが、ポテンシャルは高いと思いますね。
【No.1】กุหลาบ(Rose)- F.Hero feat. ก้านตอง ทุ่งเงิน(ガーントーン・トゥングン) & Saran:43ポイント
動画再生回数2憶8,000万回超えでぶっちぎりのトップ。コンサートでもカヴァーされまくった事もあって、総合でも申し分なしのトップとなりました。
ゴルフ(F.Hero)はなんでガーントーンを選んだのか?など、疑問は残るものの、これがガーントーンにとってもキャリア最大のヒット曲になったという事で、長年のルークトゥンファンにとっても嬉しいプレゼントになりました。
それにしても、2025年のゴルフのルークトゥン・モーラムへの貢献度は絶大でした。この曲の他にもエントリー曲の中にもあるエーン・オラディーとのコラボ曲もそうですし、ラムヤイ・ハイトーンカムのSummer Sonic Bangkokでのステージも、彼の協力がなければ実現できませんでした。
昔からゴルフはルークトゥンやモーラムに強い関心を持っていた事は知っていましたが(2016年にバンコクでRasmee Isan Soulのライブを観に行った時、彼の姿を見かけた事がある)、これからも何か面白い事をしてくれそうな気がしますね。そういう意味も含めて、期待値には高い点数を付けました。
【部門別トップ】
◆動画再生率No1
ดอกกระเจียวบาน(チューリップの花が咲くころ)- ก้อง ห้วยไร่(ゴン・フアイライ)
トップ10からは外れましたが、動画再生数が2週間で約2,700万回。1日平均だと約200万再生という驚異の数字で、エントリーした30曲の中ではトップでした。
ただ、曲としてはゴンの手の内で勝負している感じが否めなくて、新鮮味に欠けるので、僕としては高い点数は付けられませんでした(トータル32ポイント)。そこがトップ10から外れてしまった要因です。
それでも、ゴンのタイでの人気は絶大なようです。それが動画再生数に現れているのでしょうね。
◆オリジナリティNo.1
(1)ดอกเตอร์แดนซ์ซิ่ง(Doctor Dancing)- เบิร์ด ธงไชย(バード・トンチャイ) x โจอี้ ภูวศิษฐ์(ヂョーイー・プーワシット)
僕の好みだけでベスト10を選んでいたら、この曲をトップにしたいくらい好きな曲です。ただ、動画再生数が思ったほど伸びず、モーラムのステージでもそんなにカヴァーされていないという事で、思ったほど総合点が伸びませんでした。もうバードの時代じゃないのかな?
MVでモーラムコンサートの舞台裏が描かれていますが、もちろん演出はされているものの、リアルもほぼあんな感じです。そんな意味もあって、この曲がリリースされた時は、本当に興奮しました。
(2)Bangkok City - KT Kratae(กระแต)
No.10のレビュー参照
◆楽曲のクオリティNo.1
ดวงใจ(最愛の人) - ปราง ปรางทิพย์(プラーン・プランティップ)
No.2のレビュー参照
◆カヴァー率No.1
กุหลาบ(Rose)- F.Hero feat. ก้านตอง ทุ่งเงิน(ガーントーン・トゥングン) & Saran
曲に関しては、No.1のレビューに書いた通りですが、コンサートではオリジナル・ヴァージョンではなく、3chaのRemix Versionがよくカヴァーされていました。
F.HERO Ft. ก้านตอง ทุ่งเงิน x SARAN - กุหลาบ [OFFICIAL THAI REMIX By ป๋าเพชร]
◆期待値No.1
บ่โสดบ่อนุญาตให้จีบ(フリーじゃないから誘ってこないで) - ปลาย กนกพร(プラーイ・カノックポン)
No.3(1)のレビュー参照
【総評】
今回初めて点数をつけて順位を決めた事で、今まで自分の好みだけで選んでいた時とは違い、自分のセンスでは選ばなかったであろう曲もBest10に入ってきて、自画自賛になってしまいますが、面白いランキングになったのではないかな、と思います。
とは言え、エントリー曲を選んでいる時点で僕の好みが反映されてしまっているので、完璧に公平になっているとは言えませんが。将来的には複数人による合議制でランキングを決めていけば、より精度の高いものになると思いますので、このやり方は来年以降も続けて行ければと思います。
それと、出来たランキングを見て気になるのは、全体的にスローな曲が多く、アップテンポの曲が少なくなっているという事です。これは、あくまでも自分の推測ですが、タイの景気の悪さなども影響しているのではないかな、という感じがします。
あと、コンサートでは絶大な人気を誇っているラムヤイ関連の曲が1曲もランキングに入ってこなかったという事です。2025年のラムヤイは、レコーディングも結構こなしていましたが(カラバオとのコラボは、エントリーした曲以外に4曲あり)、再生数が伸びていない事や、クオリティーとしていまいちな事もあり、総合点は伸びませんでした。その点からも、公平にランキングを作った事が分かってもらえるのではないかな、と思います(自分の好みだけで選んでいたら、ねじ込んでいましたけどね)。
このランキングを作ってみて、自分にとっても見つけものの曲があったので、ご覧いただいた方にも新しい出会いのきっかけになれば嬉しいです。
