【今日の1問】今日のアジェンダは?【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
A:What’s on the _____?
B:Today, we have two meetings, one in the morning and the other in the evening.
(1)quarry (2)wicker (3)rectitude (4)docket
◇ 単語の意味と解説
A:What’s on the docket?
B:Today, we have two meetings, one in the morning and the other in the evening.
(1)quarry [kwɔ́ːri]
【名】採石場、(追跡されている)獲物・追求の対象
「採石場」は、ラテン語の(quadrare:四角く切る)が語源、
「獲物」のほうは、ラテン語の(cor:心臓、内臓)が語源で、
「同形異義語:homograph」です。
もともとは「獲物から取り出された内臓(猟犬へのご褒美)」を指したそうです。
「a limestone quarry:石灰岩の採石場」
「the hunter's quarry:ハンターの獲物」
(2)wicker [wíkər]
【名】(柳などの)編み細工用の枝、枝編み細工
語源は、中英語の(wiker:柳の枝)
日本の旅館に置いてありそうなやつです。
「a wicker chair:柳編みの椅子」
「a wicker basket:柳編みのカゴ」
「wicker furniture:枝編み細工の家具」
などのように、よく小説に出てきます。
(3)rectitude [réktətjùːd]
【名】(行動・判断などの)誠実さ、清廉、高い道徳心を持った真面目さ
語源は、ラテン語の(rectus:まっすぐな)
「rectangle:長方形」「correct:正しい」「rectify:〜を改正する」と同語源です。
「moral rectitude:道徳的清廉」
「a man of unimpeachable rectitude:非の打ちどころのない清廉さを持つ人物」
ゲルマン語由来の「right」も、インド・ヨーロッパ語族のレベルまで遡れば「rectus」と同じルーツです。
(4)docket [dɑ́kət]
【名】(法律)訴訟事件一覧表、訴訟予定表、協議事項(アジェンダ)、(商用)添票、荷物の明細票
語源は、詳しくは不明ですが、中英語で(doggette:要約)という説があります。(「dock」の縮小形説もあり)
「ToDoリスト」のお堅いバージョン(組織や公的機関の)というイメージでしょうか?
「What's on the docket?:今日のアジェンダ・案件・予定は?」
「a crowded court docket:超過密な裁判日程一覧」
◎ なぜ正解?
「今日は、午前と午後にひとつずつ会議がある」という返答から、予定や議題を尋ねる慣用句 「on the docket」が適切です。
¶ 編集記
最初は「Today, we have two meetings; each in the morning and the evening.」と書いていて、AIに添削してもらったところ、カンマがセミコロンになっているのはタイポですが、後半の「each in the morning and the evening.」は、意味は通じますが、より自然なのは「one in the morning and the other in the evening」ですのとのことで、そこを修正しました。
日本語では「docket」はあまり聞かないかもしれません。「agenda(アジェンダ)」は定着してきているようですが、ネットでいろいろな方の意見を見るところ、日本語でもこの言葉は賛否両論のようです。
ただ英語では、「What’s on the agenda?」で通じますし、ネイティブも頻繁に使用するそうです。
「docket」は上記の表現以外では、「裁判所の公式日程」のような非常に硬い、法律の分野で使われる言葉です。
「agenda(アジェンダ)」は、ラテン語の「なされるべきこと」が語源で、単なる「schedule」に比べると、「(組織としての)意図」や「目的」という少し硬い響きもあり、「hidden agenda:隠された目的」という表現もあります。
小説などを読む上で知っておきたいですが、どちらも法的または公的な硬いニュアンスがあり、場合によっては気取って聞こえたりもしますので、自分で使うなら「What’s the schedule?」が一番無難です。
◇ 正解
(4)
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※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
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本コンテンツは一個人である著者独自の制作物であり、各種検定試験から公式に承認を受けたものではありません。特定の試験の合格を保証するものでもありませんが、学習の補助教材として本気で内容を磨き上げています。
※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
