【日・英で楽しむ読書】『風車祭』は最高の夏本!『狂骨の夢』が一番好き!アガサ・クリスティ『ホロー荘の殺人』は文学的!
2021年に私が読んだ本リストです。
この年はなんと言っても、池上永一さんの「風車祭(カジマヤー)」が最高でした!
私は、夏に夏の本を読んでその年の夏の思い出にするのが大好きなのですが、この作品は、今まで読んだ中でも、最高の夏の本の一つです!
沖縄が舞台のヒューマンドラマ×ファンタジーといった作風で、とにかくギーギーが可愛い!
沖縄には行ったことすらない私ですが、沖縄の美しい自然が目の前に広がってくるような、不思議な世界に入り込める、また、97歳になるフジさんのパワフルさと奔放さに開放感を覚える、「だからよー」と自分でも口に出そうになるような、本当に素敵な物語でした。
あと、京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズでは私は「狂骨の夢」が一番好きかもしれないというくらい、最高に面白かったです!
特に文庫版はレンガのように分厚いと有名ですが、全作そうなのですが、今作は特に面白すぎて一気に読んでしまいました。
英語では、有名で名前はずっと知っていたけどこの年まで読んだことがなかった、「Rebecca」が印象に残っています。あのゴシックサスペンスのような作中の空気感に惹き込まれます!
あと、 アガサ・クリスティの「The Hollow」も素晴らしかったです!
秋の話とは知らず、春に読んでしまったのですが笑、クリスティにしては珍しく風景描写が多かったというか季節を感じられるイメージで、クリスティ作品の中では、エンタメミステリーというよりかは純文学のような読後感がありました。
この年はフランス語もドイツ語も読めずじまいでしたが、上記の通り、「風車祭」が本当に素晴らしく、これ一作だけでもこの年の読書は素晴らしかったと言えます!
◆ 初読
01月02日 Mother Night ― Kurt Vonnegut
01月10日 ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) ― 塩野七生
01月22日 Nothing Lasts Forever ― Sidney Sheldon
01月31日 狂骨の夢 ― 京極夏彦
02月09日 The Secret of Chimneys ― Agatha Christie
02月20日 鉄鼠の檻 ― 京極夏彦
03月21日 Rebecca ― Daphne du Maurier
03月25日 絡新婦の理 ― 京極夏彦
03月27日 ローマ人の物語〈9〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(中) ― 塩野七生
04月05日 The Hollow ― Agatha Christie
04月19日 古事記 ― 中村啓信(翻訳)
05月08日 オリガ・モリソヴナの反語法 ― 米原万里
05月09日 ローマ人の物語〈10〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(下) ― 塩野七生
05月19日 Taken at the Flood ― Agatha Christie
05月21日 死神の精度 ― 伊坂幸太郎
05月30日 The Moving Finger ― Agatha Christie
06月17日 ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル ルビコン以後(上) ― 塩野七生
06月28日 ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル ルビコン以後(中) ― 塩野七生
07月03日 ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル ルビコン以後(下) ― 塩野七生
07月09日 意識と本質 精神的東洋を索めて ― 井筒俊彦
07月18日 The Guns of August ― Barbara W. Tuchman
08月04日 One Hundred Years of Solitude ― Gabriel García Márquez
08月09日 Do Androids Dream of Electric Sheep? ― Philip K. Dick
08月15日 風車祭 上 ― 池上永一
08月20日 風車祭 下 ― 池上永一
09月14日 悪魔が来りて笛を吹く ― 横溝正史
09月24日 幽霊列車 ― 赤川次郎
09月27日 海と毒薬 ― 遠藤周作
10月01日 A Murder is Announced ― Agatha Christie
10月03日 R62号の発明・鉛の卵 ― 安部公房
10月07日 錦繍 ― 宮本輝
11月10日 今昔物語 ― 福永武彦
12月03日 家族八景 ― 筒井康隆
12月31日 ネバーランド ― 恩田陸
12月31日 Alice's Adventures in Wonderland ― Lewis Carroll
◇ 再読
03月05日 Animal Farm(Wordsworth版、Charles Dickens, Inside the Whale, The Frontiers of Art and Propaganda、以外のエッセイ、03月30日読了) ― George Orwell
04月13日 Sleeping Murder ― Agatha Christie
06月13日 The Great Gatsby ― F. Scott Fitzgerald
07月21日 フライ,ダディ,フライ ― 金城一紀
09月16日 Treasure Island ― Robert Louis Stevenson
09月22日 The ABC. Murders ― Agatha Christie
10月13日 それから ― 夏目漱石
10月21日 人間失格 ― 太宰治
◆ 最後に
以上、2021年に読んだ本リストでした。
毎年のことですが、詳しく書かなかっただけで、他にも素晴らしい作品がたくさんありました。
恩田陸さんの「ネバーランド」も素晴らしかったです!
冬休みに寮に残った4人の男の子たちの話ですが、私は年末には年末が舞台の小説が読みたくなるので、そして探すと意外と多くは見つからないので、この作品を年末のタイミングで読めたことが嬉しかったですね。
小説の素晴らしいところはたくさんありますが、
「色々な人の人生に触れることで、どんな人にも今までのその人の営みがあるということが、時に臨場感を伴って分かってくること」
があります!
米原万里さんの「オリガ・モリソヴナの反語法」もまさにそんな作品で、詳しくは読んでのお楽しみですが、読み終わって深い満足感がありました。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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