【今日の1問】バンドの活動休止と語彙の宝庫「facere:作る」【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
After a long _____, the band announced that they would release a new album and go on a tour this summer.
(1)ramification (2)analgesic (3)tarpaulin (4)hiatus
◇ 単語の意味と解説
After a long hiatus, the band announced that they would release a new album and go on a tour this summer.
(1)ramification [ræ̀məfikéiʃən]
【名】(枝分かれした)結果、影響、予期せぬ事態(通常複数形)
語源は、ラテン語の(ramus:枝 + facere:作る)
「枝分かれすること」→「予期せぬ複雑な結果や影響」を指します。
ちなみにフランス語の「rameau:枝」と同語源で、フランス語を知っているとイメージが湧きやすいと思います。
「serious ramifications:重大な結果・影響」
「the political ramifications of the decision:その決定がもたらす政治的影響」
この「facere:作る」から派生した単語は多く、覚えておくと一気に語彙が増えます!
「efficacious:効果がある、有効な」(e-:外へ + facere:作る)望んだ結果を「外へ作り出せる」
「facile:安易な」
「factitious:人工的な、不自然な、作り事の」
「faction:派閥、党派」
「beneficent:慈悲深い、慈善を行う」(bene:良い + facere:する)
「edifice:大建築物、(思想などの)体系」(aedes:住居 + facere:作る)
「nullify:(法律などを)無効にする」(null:ゼロに + -fy:する)
「rectify:改正する、直す」(rect:正しい・まっすぐな + -fy:する)
「ratify:批准する、承認する」(ratum:確定した・承認された + -fy:する)
さらに「fashion:ファッション」も同語源で、 動詞で使うと、「(手などで)〜を形作る」という意味になります。
(2)analgesic [æ̀nældʒíːzik]
【名】鎮痛剤
語源は、ギリシャ語の(an-:否定 + algos:痛み)
「take an analgesic:鎮痛剤を飲む」
(3)tarpaulin [tɑːrpɔ́ːlin]
【名】防水シート、タールを塗った帆布
語源は、(tar:タール + palling:覆うもの)という説があります。
水色の物が有名ですね。(英語でも「blue tarp」とよく呼ばれるようです)あの砂場やグラウンドなどにたまに敷いてあるやつです。
「cover something with a tarpaulin:〜を防水シートで覆う」
(4)hiatus [haiéitəs]
【名】中断、活動休止、隙間
語源は、ラテン語の(hiare:口を開ける、あくびをする)
「大きく口を開ける」→「ぽっかり空いた穴」というイメージです。
「after a long hiatus:長い休止期間を経て」
「go on a temporary hiatus:一時的な活動休止に入る」
この例文のように、バンドの休止期間などの文脈でよく見ます。
◎ なぜ正解?
長い〜のあと、そのバンドはニューアルバムをリリースすることと夏にツアーをやることを発表した、という文脈から「hiatus:活動休止」が適切です。
¶ 編集記
今回は、最初から「After a long hiatus, the band announced that they would release a new album and go on a tour this summer.」と書いており、AIに添削してもらい、一発OKをもらいました。
ちなみに、英語版のWikipediaでバンドのページを読んでいると、この「hiatus」という単語はしょっちゅう出てきます!
◇ 正解
(4)
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※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
※ 本コンテンツについて
本コンテンツは一個人である著者独自の制作物であり、各種検定試験から公式に承認を受けたものではありません。特定の試験の合格を保証するものでもありませんが、学習の補助教材として本気で内容を磨き上げています。
※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
