【多言語読書】オルダス・ハクスリー、カミュ『ペスト』、カフカ『変身』など、日・英・仏・独で楽しむ文学作品!
2019年に私が読んだ本リストです。
この年、日本語で一番印象に残っているのは「背教者ユリアヌス」です。
一人のローマ皇帝の生涯を描いた作品で、年末に読み耽ったのを覚えています。なぜか、年末は壮大な長編作品に触れたくなることが多いです。
宗派の対立、家族同士の確執、宦官(かんがん)たちによる陰謀、戦争と外交などなど、「優れた大河小説とはこういう小説のこと!」というような作品です。
英語では、オルダス・ハクスリー(Aldous Huxley)が印象に残っていて、「Brave New World」も「Island」もどちらも素晴らしかったです!
「Brave New World」は、ジョージ・オーウェルの「1984」が描くのとはまた違った形の、いわゆるディストピアものですが、素晴らしかったという自分の感覚だけ覚えていて、なぜか内容を大部分忘れてしまっているので、また読み返したいですね。
「Island」の方は逆に、内容も今でも結構覚えていて、ある島での楽園のような理想的な社会のあり方が描かれ、家族形態、個人の精神安定のために支給されるあるもの、メンタリティなどなど、示唆に富む内容でした。
いつでもホームステイできる別の家庭があるというのは大事なのかもしれませんね。
フランス語では、カミュの「La Peste」を覚えており、これを読んだ時はまだコロナの前でしたが、ペストの流行と、そういう状況で人々がどう生きていくのかが描かれた本作は、人間の archetype のようなものを浮き彫りにしているような気がしました。
こういうことが起きた時に、こういうタイプとああいうタイプ、こういう対応の仕方とああいう対応の仕方がある、というような。
ドイツ語では、カフカの「変身」の原書「Die Verwandlung」が印象に残っています。
世間一般では、「不条理」と言われていますが、何となく私は違う印象を受けました。
なんと言いますか、「与える人とか与えない人とかいう言説を聞きますが、人間模様というのは、そういうものではないのではないか」と、この作品を読むと感じます。(決してああいう考えを、否定しているわけではないのですが)
◆ 初読
02月04日 Snow ― Orhan Pamuk
02月11日 Brave New World ― Aldous Huxley
02月16日 Naked Lunch ― William S. Burroughs
03月02日 テロルの決算 ― 沢木耕太郎
03月08日 Jailbird ― Kurt Vonnegut
04月14日 Down and Out in Paris and London ― George Orwell
04月18日 偉大な記憶力の物語 ― ルリヤ
04月22日 読むトポロジー ― 瀬山士郎
05月13日 夜市 ― 恒川光太郎
05月17日 La Peste ― Albert Camus
05月22日 イタリアからの手紙 ― 塩野七生
05月28日 The Master and Margarita ― Mikhail Bulgakov
06月06日 Darkness at Noon ― Arthur Koestler
06月14日 快楽主義の哲学 ― 澁澤龍彦
06月21日 Les Fleurs du mal ― Charles Baudelaire
06月24日 Dangling Man ― Saul Bellow
06月29日 Towards Zero ― Agatha Christie
07月10日 A Brief History of Time ― Stephen Hawking
07月14日 On Liberty ― John Stuart Mill
07月27日 Rimbaud Poésies ― Arthur Rimbaud
08月07日 Heinrich von Ofterdingen ― Novalis
08月23日 Island ― Aldous Huxley
11月09日 美しい星 ― 三島由紀夫
11月21日 Song of Solomon ― Toni Morrison
12月23日 背教者ユリアヌス(一) ― 辻邦生
12月26日 背教者ユリアヌス(二) ― 辻邦生
12月29日 背教者ユリアヌス(三) ― 辻邦生
12月31日 背教者ユリアヌス(四) ― 辻邦生
◇ 再読
01月29日 春の雪 ― 三島由紀夫
04月09日 桜の森の満開の下 ― 坂口安吾
04月21日 雨月物語 ― 上田秋成
04月23日 Der Steppenwolf ― Hermann Hesse
05月30日 草枕 ― 夏目漱石
06月17日 虞美人草 ― 夏目漱石
06月18日 Die Verwandlung ― Franz Kafka
07月04日 Macbeth ― William Shakespeare
07月25日 吾輩は猫である ― 夏目漱石
08月20日 南の島のティオ ― 池澤夏樹
09月27日 Crime and Punishment ― Fyodor Dostoyevsky
10月30日 硝子戸の中 ― 夏目漱石
11月06日 A Study in Scarlet ― Arthur Conan Doyle
11月06日 Siddhartha ― Hermann Hesse
11月28日 Slapstick, or Lonesome No More! ― Kurt Vonnegut
12月10日 The Sirens of Titan ― Kurt Vonnegut
12月16日 Cat's Cradle ― Kurt Vonnegut
◆ 漫画
04月11日 名探偵コナン 93 ― 青山剛昌
04月11日 名探偵コナン 94 ― 青山剛昌
04月12日 名探偵コナン 95 ― 青山剛昌
04月15日 こちら葛飾区亀有公園前派出所 189 ― 秋本治
05月11日 名探偵コナン 96 ― 青山剛昌
09月14日 こちら葛飾区亀有公園前派出所 190 ― 秋本治
12月16日 こちら葛飾区亀有公園前派出所 191 ― 秋本治
12月17日 こちら葛飾区亀有公園前派出所 192 ― 秋本治
12月17日 こちら葛飾区亀有公園前派出所 193 ― 秋本治
12月18日 名探偵コナン 97 ― 青山剛昌
◇ 再読
06月12日 DRAGON BALL カラー版 魔人ブウ編 1 ― 鳥山明
06月22日 DRAGON BALL カラー版 魔人ブウ編 2 ― 鳥山明
06月24日 DRAGON BALL カラー版 魔人ブウ編 3 ― 鳥山明
06月25日 DRAGON BALL カラー版 魔人ブウ編 4 ― 鳥山明
07月01日 DRAGON BALL カラー版 魔人ブウ編 5 ― 鳥山明
07月02日 DRAGON BALL カラー版 魔人ブウ編 6 ― 鳥山明
07月03日 DRAGON BALL カラー版 魔人ブウ編 7 ― 鳥山明
07月13日 DRAGON BALL カラー版 人造人間・セル編 1 ― 鳥山明
07月17日 DRAGON BALL カラー版 人造人間・セル編 2 ― 鳥山明
08月01日 DRAGON BALL カラー版 人造人間・セル編 3 ― 鳥山明
08月03日 DRAGON BALL カラー版 人造人間・セル編 4 ― 鳥山明
08月03日 DRAGON BALL カラー版 人造人間・セル編 5 ― 鳥山明
08月04日 DRAGON BALL カラー版 人造人間・セル編 6 ― 鳥山明
08月04日 DRAGON BALL カラー版 人造人間・セル編 7 ― 鳥山明
08月04日 DRAGON BALL カラー版 人造人間・セル編 8 ― 鳥山明
10月23日 DRAGON BALL カラー版 フリーザ編 1 ― 鳥山明
10月25日 DRAGON BALL カラー版 フリーザ編 2 ― 鳥山明
10月26日 DRAGON BALL カラー版 フリーザ編 3 ― 鳥山明
10月27日 DRAGON BALL カラー版 フリーザ編 4 ― 鳥山明
10月28日 DRAGON BALL カラー版 フリーザ編 5 ― 鳥山明
10月28日 DRAGON BALL カラー版 フリーザ編 6 ― 鳥山明
10月28日 DRAGON BALL カラー版 フリーザ編 7 ― 鳥山明
◆ 最後に
以上、2019年に読んだ本リストでした。
このリストを見返してみて、このころは年末によくヴォネガットを読んでいたことを思い出しました。
特に「The Sirens of Titan(タイタンの妖女)」は、最後の雪のシーンが非常に美しく、冬の夜から早朝に、人通りのない道を歩いて帰った時のことを思い出します!(この頃は、よく夜中から早朝に散歩していたのです)
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
記事のヘッダーは「みんなのフォトギャラリー」からお借りしています。制作者様へ、素敵な画像ありがとうございます!
