「共感って大事だよね」とブラム・ストーカーが言っています【救われる(かもしれない)名言】
「共感」に対して、否定的な意見、よく目にします。
解決にならないとか、
気休めに過ぎないとか、
何になるの?とか。
私は、「ドラキュラ」という言葉は子供の頃から知っていましたが、もとになった小説を読んだことがなく、昨年の今頃、この「Dracula」という小説を読んでいて、ハッとした文章がありました。
上記のように、共感を求めて否定されて落ち込んでしまった方、成果や効率や正論ばかり求められて疲れてしまっている方、いらっしゃるかもしれませんが、以下の言葉は、もしかしたら救われるのではないでしょうか?
though sympathy can’t alter facts, it can help to make them more bearable.
共感は事実を変えられはしないが、それを耐えやすいものにしてくれる
(和訳は、私が訳したものを、Google Geminiに添削してもらい、修正したものです)
事実を変えないからと言って無駄ではないということを、見事に言語化していると思ったのは私だけでしょうか?
小説の中の登場人物の日記の一部で、ブラム・ストーカー本人の言葉とするのは、ましてや、「共感って大事だよね」とブラム・ストーカーが言っています、などとするのは曲解でしょうか?笑
◇ 書籍情報
Title:Dracula
Author:Bram Stoker
ISBN:9781853260865
Edition:Wordsworth Classics (p.79, lines 8-9)
私が読んだのはこの、Wordsworth Classics版で、79ページの8〜9行目に書いてあります。
文頭が小文字で始まっているのは、本当は、ドラキュラ伯爵の家に行ったきりのジョナサンを心配したミナが、ルーシーに励まされた8月12日のことを日記に綴っている文章の一部だからです。
Well, she succeeded somewhat, for, though sympathy can’t alter facts, it can help to make them more bearable.
というのが元の文章です。
ただ、心理学的には、感情の揺れを固定化することで自分を守ろうとする人は、ネガティブな感情を感じるのがとても苦手で、共感力がないというより、共感すると自分まで悲しくなってしまうから共感したくない、というのがよくある心理なんだと(もちろんそれだけではないでしょうが)、なにかで読んだような記憶ががあります。
いずれにせよ、「事実を耐えやすくするため」というのは、それだけで十分な動機ではないでしょうか?
「何になるの?」と聞かれ、今まで言い返せずに傷ついていた方がいらっしゃったら、これからは、「事実が耐えやすくなる」と答えても良いかもしれませんね。
それに、耐えるしかないことなら、耐えやすくするのが最善の策と言えるかもしれません。
また、これからはAIが、今まで人間が「仕事」「成果」「効率」「正しさ」と呼んできたことの多くの役割を担うようになったら、残るのは「共感」なのかも?しれません!
記事のヘッダーは「みんなのフォトギャラリー」からお借りしています。制作者様へ、素敵な画像ありがとうございます!
