「松明(たいまつ)」は「ねじれた糸」【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
【今日の1問】next monthに「the」がつかない理由と一部重複する解説も含まれています。
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
Q1. Caution to drivers: The mountain road is extremely _____ and becomes hazardous when the surface is slippery.
(1)tortuous (2)intercostal (3)derisory (4)brash
Q2. The brothers frequently get into quarrels about trivial things; in fact, they just had a _____ over a toy.
(1)tine (2)spat (3)widget (4)loom
Q3. He is kind of a genius at making excuses; every time he gets into trouble, he can effortlessly _____ a plausible explanation for it.
(1)blanch (2)tabulate (3)concoct (4)gird
Q4. The creditor can initiate _____ proceedings if a borrower fails to meet their mortgage payments.
(1)foreclosure (2)linchpin (3)resurgence (4)stub
Q5. Depression has become a pervasive modern _____, with a growing number of individuals struggling with mental health issues.
(1)malady (2)buccaneer (3)lucre (4)mezzanine
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※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
※ 本コンテンツについて
本コンテンツは一個人である著者独自の制作物であり、各種検定試験から公式に承認を受けたものではありません。特定の試験の合格を保証するものでもありませんが、学習の補助教材として本気で内容を磨き上げています。
※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
◇ 単語の意味と解説
Q1. Caution to drivers: The mountain road is extremely tortuous and becomes hazardous when the surface is slippery.
(1)tortuous [tɔ́ːrtʃuəs]
【形】(道などが)曲がりくねった、(話などが)長く複雑で分かりにくい
語源は、ラテン語の(torquere:ねじる、歪める)
「a tortuous route:曲がりくねったルート」
「tortuous negotiations:複雑で長引く交渉」
このラテン語の「torquere:ねじる、歪める」は語彙の宝庫で、意外なものもいっぱいあります!
例えば、「torch:たいまつ」も、もともと「ねじれた布」から来ています。
ギターの「ディストーション:distortion」も、音がねじれたように聞こえることからです。
他にも以下のようなものがあります。
「retort:言い返す、しっぺ返しをする」(re-:後ろへ + tort)
相手の言葉を「ねじり返す」イメージです。
「tort:不法行為」ラテン語の(tortum:曲がったもの)
法律上の「曲がったもの = 不正」を指します。
「extort:ゆすり取る」(ex-:外へ + tort)
外へ無理やり「ねじり出す」イメージです。
(2)intercostal [ìntərkɑ́stl]
【形】肋骨(ろっこつ)間の、あばらの
語源は、ラテン語の(inter-:~の間 + costa:肋骨、脇腹)
「intercostal muscles:肋間筋」
「intercostal spaces」肋間隙」
フランス語の「côte:あばら肉」「côtelette:カツレツ」も同語源です。
(3)derisory [dɪráɪsəri]
【形】話にならないほどわずかな、ばからしいほど少額の
語源は、ラテン語の(de-:下へ + ridere:笑う)
「笑ってしまうくらい、話にならないほど少額な」というイメージです。
「a derisory offer:話にならない(ほど低額な)オファー」
「a derisory sum of money:ばかばかしいほど微々たる金」
(4)brash [brǽʃ]
【形】ずうずうしい、生意気な、けばけばしい、派手な
語源は、詳しくは不明ですが、19世紀の北米英語(気性の荒さ、無鉄砲さ)という説があります。
「a brash young executive:生意気で自信過剰な若き経営者」
「brash colors:派手でけばけばしい色」
◎ なぜ正解?
山道は非常に〜で、表面が滑りやすくなっている時は危険で、という文脈から「tortuous:曲がりくねった」が正解です。
¶ 編集記
最初は「Warning to the driver!; the road is very tortuous and can be very slippery in a bad weather.」と書いていたのですが、致命的なミスが!「weather」は不可算名詞なので「a」は不要です。
最近ずっとフランス語の辞書を毎日10ページずつ読んでいるのですが、フランス語では、名詞の前に形容詞がつくと冠詞をつけるという慣習があり、これは、それに釣られてしまった例です苦笑
フランス語の知識がプラスに働くこともあれば、こうして間違えることもあるのは、やはり私が、英語もフランス語もドイツ語も、そして母国語の日本語も、全部が中途半端だからですね苦笑
ただ名詞の前に形容詞がつくと冠詞を付けたくなってしまうのです笑
抽象名詞や不可算名詞でも、形容詞がつくと、「ある一つの状態に限定される」のだから、限定詞である不定冠詞をつけるのが自然のような気がしてしまうのですが、これは少なくとも英語では間違いになります。
他にも、警告っぽくなるよう、AIの提案してくれたブラッシュアップ案を参考に、上記の例文に修正しました。
Q2. The brothers frequently get into quarrels about trivial things; in fact, they just had a spat over a toy.
(1)tine [tɑ́ɪn]
【名】(フォーク、くし、鹿の角などの)尖った歯、枝分かれした先
語源は、古英語の(tind:尖ったもの、歯)
フォークや櫛などの歯の一本一本のことで、ネイティブでも知らない人もいるかもしれない、ちょっと問題の選択肢にするにはマニアックすぎたかな?と思った単語です。
「the tines of a fork:フォークの歯」
ちなみに「prong」も「フォーク」に関してはほぼ同義ですが、「tine」はより「枝分かれ感」にフォーカスが当たっており、「prong」のほうは「突き出た部分」と言うニュアンスです。
(2)spat [spǽt]
【名】(ささいな)口論、ちょっとした喧嘩
語源は、詳しくは不明で、オノマトペ(擬音語)説があります。
主にアメリカ口語で使われます。
「a lovers' spat:恋人同士のちょっとした痴話喧嘩」
「a minor spat:ささいな口論」
(3)widget [wídʒɪt]
【名】(名称不明の)小型装置、部品、GUI(天気予報やボタンなど)
語源は、英語の(gadget:ガジェット、小さなメカ、小道具)の変形という説があります。
もともとは経済学の教科書などで「ある架空の製品」を指す代名詞だったそうです。
「desktop widgets:デスクトップのウィジェット」
(4)loom [lúːm]
【名】機織り機(はたおりき)
語源は、古英語の(gelōma:道具、器具)
「hand loom:手織り機」
「power loom:力織機 」
動詞句の「loom large:不安などが大きくのしかかる」は頻出です!
◎ なぜ正解?
しょっちゅう喧嘩している兄弟、ついさっきもおもちゃを巡って「spat:些細な口論」をしたが正解です。
¶ 編集記
最初は「The brothers frequently get into a quarrel about trivial things. The other day, they had a spat over a toy.」と書いていましたが、後半は、AIが提案してくれたブラッシュアップ案の方が、「しょっちゅう些細なことで喧嘩する。ついさっきも〜」というつながりがいいので、そのAIの案を採用しました。
Q3. He is kind of a genius at making excuses; every time he gets into trouble, he can effortlessly concoct a plausible explanation for it.
(1)blanch [blǽntʃ]
【他】(熱湯に通して)白くする、漂白する
語源は、古フランス語の(blanc:白い)
「blanch vegetables:野菜を湯通しする」
以下の自動詞用法「(恐怖で顔が)真っ青になる」も頻出です。
「blanch with fear:恐怖で青ざめる」
「blanch at the news:ニュースを聞いて顔が引きつる」
(2)tabulate [tǽbjulèit]
【他】(データを)表にする、一覧表にまとめる
語源は、ラテン語の(tabula:板、テーブル)
「tabulate the results:結果を表にまとめる」
「tabulate data:データを集計して一覧にする」
(3)concoct [kənkɑ́kt]
【他】(材料を混ぜて)~を作り上げる、(話などを)でっち上げる
語源は、ラテン語の(con-:共に + coquere:料理する)
「cook」と同語源です。
「concoct a story:話をでっち上げる」
「concoction」と名詞にすると色々な材料を混ぜて作った薬というような意味になり、
「unction」はカトリックの儀式としての「塗油」という意味と「軟膏」のような意味とがあります。
ただ軟膏は「ointment」が一般的です。
ちなみに、「unction」はラテン語の(unguere:油を塗る)が語源で、「unctuous :口がうまい」という形容詞も重要単語です!
(4)gird [ɡə́ːrd]
【他】(帯などで)~を締める、取り囲む、準備を整える
語源は、古英語の(gyrdan:ベルトを締める)
「gird oneself for:〜に備えて身構える」
聖書由来の慣用句「gird up one's loins:ふんどしを締め直す、覚悟を決める」
◎ なぜ正解?
言い訳の天才で、もっともらしい言い訳を〜できてしまう、という文脈から、「〜」に入るのは「concoct:〜をでっち上げる」が正解です。
¶ 編集記
問題文にある「言い訳」、世間一般ではネガティブなニュアンスがあるかと思いますが、「いかに華麗な言い訳をするか」というのは、人生でとても重要な気がするのは私だけでしょうか?笑
先生に「どうしてそんなに0点ばかりとるんだ」と言われて、「先生がくれるから」と言い放ったのび太のように笑
出典:『ドラえもん』藤子・F・不二雄(小学館)
【※ 追記 2026年6月13日】
後日、問題文「He is kind of a genius for making excuses; every time he gets into some trouble, he can effortlessly concoct a plausible explanation for it.」を再チェックしたところ、「genius」は「for」も間違いではないようですが、「at」の方が圧倒的に自然で、また「get into trouble」は定番のコロケーションで間に「some」を挟むと不自然とのことでした。
これらを修正したのが問題文です。
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