【今日の1問】はしゃぎまくった愉快な遠足編?【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
The school trip was like an exciting, if not _____, adventure; even the quietest children were in high spirits.
(1)forlorn (2)supercilious (3)rollicking (4)licentious
◇ 単語の意味と解説
The school trip was like an exciting, if not rollicking, adventure; even the quietest children were in high spirits.
(1)forlorn [fərlɔ́ːrn]
【形】(場所が)荒れ果てた、(人が)孤独で寂しい、絶望的な
語源は、古期英語の(for-:完全に + loren:失われた)
「完全に見捨てられた」というイメージです。
「a forlorn hope:絶望的な望み」
「a forlorn look:孤独で寂しげな表情」
ドイツ語の「verloren:失われた、迷子になった」も同語源です。
(2)supercilious [sùːpərsíliəs]
【形】(態度が)傲慢な、他人を見下した
語源は、ラテン語の(super:上に + cilium:まぶた)
「眉を上げて(相手を値踏みするように)見下す」というイメージです。
「a supercilious smile:人を小馬鹿にしたような笑み」
「a supercilious attitude:高慢な態度」
フランス語の「sourcil:眉」も同語源です。
(3)rollicking [rɑ́likìŋ]
【形】陽気ではしゃぎ回る、浮かれ騒ぐ
語源は、不明ですが、(roll:転がる + frolic:はしゃぐ)という説があります
「a rollicking adventure:愉快な大冒険」
「a rollicking comedy:大爆笑のコメディ」
(4)licentious [laisénʃəs]
【形】放蕩な、淫らな、不道徳な
語源は、ラテン語の(licentia:自由、放任)
本来のルールを無視して、性的・道徳的に好き勝手に振る舞う様子を指します。
「license:許可、自由」と同語源です。
「license」も時に「好き勝手」という意味にもなりますが、
「licentious」は基本的に悪い意味で使われ、それも「肉欲に溺れた、ふしだらな」という重いニュアンスがあります。
「a licentious lifestyle:自堕落な生活」
「licentious behavior:不道徳なふるまい」
フランス語の「licencieux:淫らな、不道徳な」も同語源です。
◎ なぜ正解?
「exciting, if not 〜, adventure」ということは、「exciting」をさらに大袈裟に言った言葉を選ぶことになりますので、「rollicking:浮かれ騒ぐ」が正解です。
¶ 編集記
今回は、最初から「The school excursion was such a rollicking trip; even the most silent children were in a cheerful mood.」と書いていて、AIに添削してもらったところ、一発OKをもらいました。
ちなみに、フランス語で「licencier」は「〜を解雇する」という意味になり(「自由を与える」→「解雇する」)、語源が同じなのに違う意味になっているのが面白いですね。
また、英語には「poetic license:詩的許容(リズムのために文法を崩す権利)」という言葉もあり、これは「公認の逸脱」なのでポジティブに捉えられます。
【※ 追記 2026年6月17日】
後日、問題文「The school excursion was such a rollicking trip; even the most silent children were in a cheerful mood.」を再チェックしたところ、「rollicking」は古風な言葉なので、この文脈では浮いてしまっており、「was like an exciting, if not rollicking, adventure;」として、「rollicking、とまではいかないけど」とすることで文章に整合性を取りました。
また「silent」 は「(その瞬間に)音を出していない、一言も発していない」という一時的な状態を表すので、性質をあらわすのであれば「quiet」が正解でした。
これらを修正した、「The school trip was like an exciting, if not rollicking, adventure; even the quietest children were in high spirits.」を再度、ブラウザで5つのタブで開いたGeminiにチェックしてもらったところ、5つ中5つがこれなら自然と答えたので、これを問題文としました。
◇ 正解
(3)
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※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
※ 本コンテンツについて
本コンテンツは一個人である著者独自の制作物であり、各種検定試験から公式に承認を受けたものではありません。特定の試験の合格を保証するものでもありませんが、学習の補助教材として本気で内容を磨き上げています。
※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
