【花粉症必見】市販薬の選び方
花粉症の市販薬は、見た目や名前が似ているものが多く、価格の差も大きいため、選ぶときに迷いやすい。
実際には、チェックするポイントを少し変えるだけで、必要以上に悩まずに済むことがある。
この記事では、薬剤師の視点から市販薬を比べるときに役立つ“ちょっとしたヒント”をまとめてみました。
1. 市販薬は「成分」と「mg量」を見ると、違いがつかみやすい
花粉症の市販薬は、パッケージや名前が違っていても、中に入っている成分が同じということがよくある。成分の量(mg)まで同じなら、基本的な効き方は大きく変わらない。
たとえば、
エピナスチン
E社の「A」:48錠で約3300円
C社の「E」:40錠で約2200円
フェキソフェナジン
F社の「F」:28錠で約2000円前後
D社の「L」:28錠で約1500円前後
どちらも同じ成分を使った市販薬で、成分とmg量の方向性は共通している。それでも価格に差が出るのは、ブランドや広告、パッケージデザインなどによるもの。薬そのものの働きが変わっているわけではない。
今後購入を検討するときは、
成分とmg量を見てから選ぶと判断しやすくなる。
2. 花粉症の市販薬は、眠気が出にくい“第二世代”が中心
花粉症の飲み薬として一般的なのは、
眠気が出にくい第二世代抗ヒスタミン薬。
1日1回で使えるものが多く、仕事や学校のある日でも取り入れやすい。
市販薬に使われる代表的な成分と、特徴・眠気の出やすさをまとめると次のようになる。
第二世代抗ヒスタミン薬の主な成分と特徴
● フェキソフェナジン
特徴:眠気が出にくく、日中も使いやすい
服用回数:1日2回
眠気の発現頻度:約0.1〜3%未満(かなり出にくい)
● エピナスチン
特徴:鼻だけでなく目のかゆみにも使われる。フェキソフェナジンよりも少し強い。
服用回数:1日1回
眠気の発現頻度:約1.4〜8.9%(やや出にくい)
● ロラタジン
特徴:鼻・目の症状をバランスよく抑える。フェキソフェナジンよりも少し強い。
服用回数:1日1回
眠気の発現頻度:約2.3〜13.3%(出にくい〜やや出やすい)
● レボセチリジン
特徴:強めの症状にも使われることがある。ロラタジンを改良し、効果を強くし副作用を起こしにくくした薬。
服用回数:1日1回
眠気の発現頻度:約0.1~5%未満(やや出やすい)
成分ごとに特徴や眠気の出やすさが違うため、パッケージの名前より“成分名”を見るほうが、自分に合う薬を選びやすい。
3. 第一世代の抗ヒスタミン薬には注意が必要
花粉症の薬には、眠気が出にくい第二世代だけでなく、「第一世代」と呼ばれる古いタイプの抗ヒスタミン薬もある。 こちらは効果が早く出る一方で、強い眠気や集中力の低下が起こりやすいのが特徴。
市販薬にも第一世代が使われているものがあり、代表的な成分としては次のようなものがある。
クロルフェニラミン(例:鼻炎カプセル、総合風邪薬に多い)
ジフェンヒドラミン(例:眠くなるタイプの鼻炎薬、睡眠改善薬)
クレマスチン(一部の鼻炎薬)
メキタジン(古くからある鼻炎薬に含まれることがある)
これらの成分は、
強い眠気
反応速度の低下
口の渇き、だるさ などが出やすいため、運転・仕事・勉強がある日は避けたほうが安心。
とくに「鼻炎カプセル」「総合風邪薬」「眠くなるタイプ」と書かれた商品には第一世代が入っていることが多い
選ぶときは “成分名” と “眠気の注意書き” をチェックすると失敗しにくい。
おわりに
花粉症の市販薬は、入っている成分とその量が同じなら、基本的な効き目はほとんど変わらない。 だから、パッケージの雰囲気よりも、成分表示を見て選ぶほうが、自分に合ったものを見つけやすい。
他に飲んでる薬がある方、持病がある方は服用できない可能性がある。
購入する前に注意書きを確認するか、薬剤師・登録販売者に確認してもらいましょう。
また、服用するときは必ず用法用量を守って正しく服用してくださいね。
【番外編】薬剤師パパ 市販薬オススメ1選
どうしても治まらない時に頼りになる市販薬があります。
それは・・・。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
