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AI時代、『〇〇が使えます』は強みではなくなる

「ChatGPTが使えます。」

「Photoshopが使えます。」

数年前なら、それは強みでした。

でも今、その自己紹介は"AIでもできます"と言っているのと変わらなくなりつつあります。

『Photoshopが使えます』は、もう強みではない

Photoshopを使いこなせる人は限られていました。レイヤー、マスク、ブラシ——習得に時間がかかる技術そのものが、市場価値になっていた時代です。

しかし今は、生成AIに「背景を夕焼けにして」「不要な電柱を消して」と入力するだけで、多くの編集作業が数秒で終わります。Photoshopの操作方法を知らなくても、それらしい画像がつくれてしまう。

この変化を見て、「Adobeも大変だろうな」と思う人は少なくありません。実際、そう見えます。

Adobeはなぜ『Photoshop会社』を卒業したのか

Adobeが選んだのは、機能で戦い続けることではありませんでした。彼らは「Photoshopを売る会社」であることを、自ら手放しつつあります。

生成AI「Firefly」を発表したとき、Adobeが強調したのは「AIで画像がつくれます」という話ではなく、「安心して商用利用できるAIです」という点でした。つまり彼らが売っているのは、単発の機能ではなく、創造性を支える基盤そのものです。

この転換の背景には、一つの明快な読みがあります。機能は、いずれ誰でも持てるようになる。 だから機能ではなく、その先にある「判断」を支える存在になろう、という発想です。

AI時代、専門家に残る仕事は『判断』だけになる

AIがすべての操作を代行できるようになったとき、何が残るのか。

AIがすべての操作を代行できるようになったとき、何が残るのか。

どんな写真を使うべきか
どんな色・構図がブランドに合うか
どのメッセージを伝えるべきか

AIは選択肢を大量に、高速に提示できます。しかし「何を選ぶべきか」を決める仕事は、今のところ人間に残っています。

これは、Photoshopを使う人だけの話ではありません。ライターにとっての「ChatGPTが使えます」、建築士にとっての「BIMが操作できます」、動画編集者にとっての「Premiere Proが得意です」——どれも、それだけでは差別化にならなくなりつつあります。

「何を作るか」ではなく「何を選ぶか」が、これからの専門性になる。 これが、Adobeの戦略転換から見えてくる構造です。

今日、10分でできること

自分の仕事を一度書き出して、それぞれに印をつけてみてください。

  • AIが得意な仕事

  • 自分だからできる判断

おそらく、○の仕事に多くの時間を使っている人がほとんどのはずです。もしそうなら、その仕事をAIに任せる準備を始め、空いた時間を顧客対話・企画・ブランド設計に振り向けてみる。それだけで、専門性の重心は少しずつ変わっていきます。

この話をもう少し構造立てて整理したものを、Substackの連載「AIはクリエイターを失業させない」に書いています。

▶ Substack本編:Adobeは「Photoshop会社」を卒業した

より実務寄りに、SEO視点や事例データを交えて解説した記事はこちら。

▶ phity.net:Adobeはなぜ「Photoshopを売る会社」をやめたのか

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